わが忠勇なるジオン軍兵士たちよ
このシーンでやたら有名なのが「あえて言おう!カスであると」というフレーズですが…。
どうもこのフレーズ、言葉だけが独り歩きしてしまってて、もともとの意味を知らずに「ガンダムネタ」として使ってる人が多いようです。
場面としてはソーラレイ発射後、ア・バオア・クーでの最終決戦に向けてのタイミングであるわけですが、ソーラレイで大半の連邦軍をやっつけちゃったんで、多少連邦軍が残っていたところで「それはすでに形骸である。あえて言おう!カスであると」というギレンの説明が入ります。
要するに、もう連邦の戦力なんか見下しちゃってて「形骸」扱いしちゃってて、それを「カス」と、あえて多少下品だけれど明快な言葉で言いなおしたというわけなんですね。なのに、「見下す・侮るのはよくないけれども、あえて見下してちゃうぞ」という意味に勘違いしてる人、少なくないんですよね…
ところでこの演説の場面、配備された艦隊も一部映るのですが、その中で…
大半はザクやムサイなんですが、中央やや上に輸送艦パゾク、右下に重巡チベの艦橋、左端に輸送艦パプアなどが映ってます。その中で私が赤丸をつけた部分は…
ララァもシャリアブルもいないこの時、ジオンにニュータイプパイロットはいないはずですが…最終決戦なんであるものは全部出撃させちゃおうということで33話の時のように一般の人に操縦させた、ってところでしょうか。
なおキシリアがシャアのことを指して「少しでもニュータイプと思えるものをぶつける以外、ガンダムは倒せません」と言っていることから、物語には出てこなかっただけで他にニュータイプパイロットがいた、と考えるわけにはいかないと思うのですがどうでしょうか。
なんですかコレ。
無理をすればドダイYSに見えないこともないですが、あれは宇宙では使えなさそうですしだいたい塗装も違いますし…なんでしょうねコレ???
劇場版のこのシーンは完全新作になり、よく見ると小さくビグロが映っているっていう話は有名ではありますが、テレビ版の方で妙な発見をしてしまったというお話でした。