先週 5月24日定例受診日以来、再発の確率が高くなった為に 
土日を挟んで 昨日5月27日 急遽 検査をしました。

今頃、データーの紙と 医師の言葉と 昨日の検査を 突き合わせています。
すると、内容が少し 異なってしまいました。

「骨にいくのは当然、自然の流れであって」の医師の言葉が印象に残りました。

データーの紙を見ながら 説明を受けたのですが
「骨の転移」よりも 気になることが・・・

データーは いくつもの英数字が並んでいて 思い違いがあったようです。

腫瘍マーカーの値は (CA15-3)の値の方が (ICTP、骨)よりも高い。

昨日の検査も 内蔵系・ 肺を中心のもので 
途中から 「あれっ」と思っていたのですが。


3日後の金曜日5月31日に 結果と同時に
「一様、新薬の準備はしておきます」と医師。

全身にあると考えるべき・・との自分自身の 結論に至りました。


結果を聞くまで 答えは出ませんが
ある意味、いい意味、 開き直りました。


それで、腫瘍マーカーを 再度考えてみました。

そもそも、腫瘍マーカーとは・・?


ガンには多くの種類があります。
そのがんの 特徴的な物質を産生するものがあります。
(例へば乳がんの場合ーーエストロゲンの産生ですね)

そのような物質のうち 主に血液中で 測定可能なものが
「腫瘍マーカー」として 臨床検査の場で 使われている。

がんの手術後、再発・転移などを 早めに見つけ出す為の
指標(目安)となっているものです。

また、治療の効果を 確認出来ることが 期待されています。
(腫瘍マーカーも 次々と開発され 信ぴょう性が高くなってきています。
私の最初の頃は、腫瘍マーカーは 今ほど重要視されていなかったですね)


知り合いで、腫瘍マーカーが作動しない方がいて
骨の痛みを訴えていたにも関わらず、マーカーの上昇もなく、しばらく様子見
RI(骨シンチ)で大量のがんが 見つかったにも関わらず 上昇しなくて
治療を始めた頃には 手遅れで亡くなった方がいます。 


乳がんの場合の 腫瘍マーカーの上昇率


◆(CA15-3)基準値=(0,0~26,9)
 肝臓・すい臓・腎臓・胆のう・脾臓・・等の内臓系
 卵巣がん・ 肺がん・・)等の各種可能性


◆(CA125)基準値=閉経前が(40以下)。 閉経後 その他が(25以下)
 卵巣がん・子宮がん・乳がん・すい臓がん・肺がん・大腸がん
 (子宮内膜症・子宮筋腫・肝硬変・腹膜炎・急性膵炎・・等各種の可能性 


◆(CEA)基準値=(0,0~4,9)
 消化器系(胃癌・大腸がん・肝臓がん・すい臓がん・乳がん・・)等各種
 喫煙・加齢などでも上昇します。


◆(P53抗体)比較手的新しいマーカー
 食道がん・大腸がん・乳がん・頭頸部がん・子宮がん・・等各種
  


◆ NCC-ST-439)基準値=(7,0以下)
 乳がん・すい臓がん・胆道がん・大腸がん・胃癌・・等各種


◆(ICTP)基準値=(5,5未満)
 主に骨・乳がん・前立腺がん等各種


◆(BCA225)基準値=(160以下)
 乳がん特異性の高い腫瘍マーカー・再発乳癌の治療効果に有効
 再発乳癌には (CA15-3)と同等以上 


上記したものは 今私が測定しているものです。


◆ HER2ー乳がん腫瘍マーカー (基準値=6,5以下)
 HER2は 乳がん(乳癌)症例の 15~25%で
 HER2遺伝子の増幅と HER2蛋白の 過剰発現が認められるタイプです。

 ↑のある 乳がん(乳癌)患者は 予後不良であると考えられています。
 (乳がん全体の 20%程度が このタイプだと考えられています。
 乳がん再発後の 再発マーカーとして 感度が高いと言われています。 
 
  

今、こうして改めて 書いて思うことは 腫瘍マーカーって けっこう怖い。
でも、なんか・・自分の状況がわかるような・・・


腫瘍マーカーは 個々によって違いが出てきます。
特に 再発・転移によって 測定する腫瘍マーカーが異なります。 

(私も、最初の頃より 変わりました~まぁ~再々発してるからね。)


例へばーーー

肺に飛ぶと、(CYFRA) (SCC) (CEA) (CA125) (NSE)

肝臓に飛ぶと、(AFP)  (PIVKA-Ⅱ)


再発・転移・転化・・等で 腫瘍マーカーも変わって来ます。

変わらないように願いたいものです。