皆さん、おはようございます。



近年の 乳がん治療は 「全身病」と 考えられ

全身に作用する 「薬物療法」を 併用して行われています。




その前に・・・


以前、ホルモン療法で記した追加

いずれも 自身の 体験によるものなのですが・・



ホルモン療法で 一番怖いのは


血栓が出来ること


うつ病・ もの忘れ・・等は 記しましたが


付け加えて


「髪の毛を染める」 「マッサージ」 には お気を付け下さいね。



実際、血栓が出来ましたし。(以前掲載)



「髪の毛を染める」・・・

抗がん剤投与による 副作用で 脱毛をし、 

ショートぐらいに 生えた頃(ホルモン療法に切り替わった頃) 


白髪が 目立つようになり 勝手に 染めちゃって

頭部に 大きめの斑点が ちょこちょこ出来て

痛いの~って・・痒いの~って。

病院に慌てて行ったのは 言うまでもありません。



「マッサージ」・・・

肩こりではなく 全身のこわばりを 解消したいと思っていたところ

娘が マッサージ器を 買って来た。

その後で・・「ふ~ん、やってもいいのかな?」と ふと思った。


何気に 病院に 電話をすると

「今は マッサージは 止めてください・・検査のあとで考えましょう」と。


これは ホルモン療法を行ってるからではなく

乳がんの場合・・・微小の 骨がんがあると 

振動で 骨折や 一時的に 血流が 思わぬ方向に動くので

「がん細胞」が あるならば 拡散される可能性もゼロではない

もって~適切ではない・・ということ。


今は、検査後なので 「弱」で 時々しています。



医師に 相談をしてからに しましょうね。

   エライ目に あいますよ~~




本題に 戻って・・なんだけっ?(これは ただのド忘れ~)



◆ 乳がん治療の流れ・・・


 

  ① 術前薬物療法

      私の 初発のがんの時には 無かったですね。

        

      手術前に 抗がん剤を投与することで

      がん細胞を 小さくし 手術をしやすくする。

      乳房の一部を切除するだけで済むから

      患者の負担を 軽減出来ますし 温存の可能性も上がります。


      主に用いられる 抗がん剤は・・・

      (アントラサイクリン系抗がん剤)

      (タキサン系抗がん剤)  


   

(ホルモン療法(その1・2)==4月17日・18日に記載)



    ② 術後補助療


手術後、目に見えないがんが全身に散らばっている可能性を

      考慮し、再発を予防する目的で 行われる。

      手術後、1ヶ月~2ヶ月以内から 開始。

       

      ホルモン療法(内分泌療法)と 化学療法があり

      リンパ節転移の有無・ 閉経状況・ ホルモン状態の有無・

      年齢・ がんの大きさ・ 悪性度などを 考慮し 決定。



 

    * 術後 内分泌療法(ホルモン療法) 


        女性ホルモンである エストロゲン・ プロゲステロンの

        受容体を持つ 患者は・・・

        女性ホルモンの働きを抑えることで

        がん細胞の 増殖を 抑えることが出来る。


        治療には・・・

        抗エストロゲン剤・ LH-RHアゴニスト製剤・

        アロマターゼ阻害剤などが 使用。



    * 術後 化学療法

         

         腋の下、リンパ節に 転移などがある患者さんや

         ホルモン療法では 効果を期待出来ない

         エストロゲン受容体陰性の患者さんに 薬物療法を行う。

         単剤だけではなく、 数種類の薬物を 併用したり

         ホルモン療法と 併用して 行う場合もあります。      

         



    ③ 進行・再発がんと 診断された時の 薬物療法

         個人個人 「がんの顔」が違うので

         それに似合った 薬物の選択・組み合わせ等で行う



現在の 治療は 上の3つが 基本となっています。


最近よく耳にするのは 「免疫療法」が 加わってるようですね。

保険適応外で 注射をするそうですが・・・

興味がないので 学んでいません。 

 



治療方針は ガイドラインがあって それに基づいて決められている。


その ガイドラインってやつは(やつ・・って言ってはいけないかも)だけど。


米国の NCCN のガイドラインであって

エビデンスに 基づく 標準的治療法を 一般臨床医に

浸透させることを目的に 作成されており

乳がん治療において もっとも広く 使用されている。

診断・ 初期治療・ 緩和ケアまで 幅広い領域まで カバーしており


「患者さん用」に 分かりやすい表現に変えた物も あるそうです。


* 興味のある方は ガイドラインを ご購入されては いかがかな?

   (NCCN ガイドライン)



もっとも 患者としては・・・


直接、ふれあい 信頼関係を保ち 診察を行うのは

担当医であって・・・それを 補助する 看護師・ 薬剤師さん等と

仲良くする方が ややこしいガイドラインを 勉強しなくてもすむ。


でも、たまに 医者からぬお医者さんも いますからね。


一期前までは、薬剤師さんが 色々な事を 教えてくれたもんです。

私の最初の頃は、 担当の薬剤師さんが いたのですが・・・

現在は、 院外処方になってしまって 薬剤師さんと

親しくなるのは 難しい環境ですね。

薬局の 数の多さにも 驚かされます。


「医は 仁術では 無くなって・・ 完璧、算術になりにけり。」 



ひとりごと

ガイドラインも 米国からなのよねぇ~~TPPが 医療に参入して来たら???