皆さん、おはようございます^^



           NHK かんさい熱視線より

             

        「がん治療が変わる~

            知られざる”がん幹細胞”の脅威~」



さて、(その1)では 


がん細胞には 2種類ある・・・

「がん幹細胞」(親分) と 「がん細胞」(子分)


本当に 倒す相手は 「がん幹細胞」だと 判明した。


「がん幹細胞」(親分)を 倒さない限り 再発・転移は防げない。





しかし 治療には 大きな壁がありました。


    (大阪大学   森 正樹教授は こう話す。)



抗がん剤を 投与すると 「がん細胞」は 次々と 死滅していく



しかし 「がん幹細胞」は 生き残ってしまう

抗がん剤が ほとんど 効かないのだ!!



何故・・抗がん剤が 効かないのか!

その理由は 「がん幹細胞」の 分裂のスピードにあった。



「がん細胞」は ある期間 猛烈なスピードで 分裂を繰り返す

(転移の状態)



細胞は 分裂する時に

遺伝子の 2重ラセンが 解ける


 頑張らない・・乳がん体験記。                      








この時 抗がん剤は、 不安定になった 遺伝子を攻撃し

死滅させる。


放射線治療も、 同じく 分裂する時 細胞が 不安定になり

その不安定になった 遺伝子を 狙い撃ちしている。



が、 しかし・・・



「がん幹細胞」は 分裂のスピードが 非常に遅く

なかなか 不安定にならない。


抗がん剤が 狙う隙がなく  効果が上がらない。

今までの 治療法では 高い効果を上げることは出来ない。



頑張らない・・乳がん体験記。








頑張らない・・乳がん体験記。
抗がん剤投与


赤色==がん幹細胞

水色==がん細胞




頑張らない・・乳がん体験記。

抗がん剤投与の結果







頑張らない・・乳がん体験記。
水色の「がん細胞」は

消えている

赤色の「がん幹細胞」は

生き残っている






◆ そこで 2つの 研究成果 


    1つ目== (九州大学  中山 敬一教授)

 

「がん幹細胞」の 性質を 大きく変えることで

抗がん剤が 効くように 出来ないか。。。?



抗がん剤の多くは 細胞が分裂する時に 働きます。

しかし・・・「がん幹細胞」は 分裂のスピードが 遅い為

効果が 上がりません。



そこで・・・




頑張らない・・乳がん体験記。



                      頑張らない・・乳がん体験記。
 がん幹細胞の 分裂のスピードを

 がん細胞並に 早める事が出来れば


 抗がん剤が 効くのではないか?






頑張らない・・乳がん体験記。

がん幹細胞を

抗がん剤が効く がん細胞の形に

変えられないか?





頑張らない・・乳がん体験記。
がんの親分である「がん幹細胞」を

攻撃して

子分の 「がん細胞」を

一旦、増やす




 頑張らない・・乳がん体験記。


すると 


抗がん剤で

やっつけることが出来る






中山教授は 分裂のスピードを抑えるタンパク質が

あることを 知っていた。


「がん細胞」を調べると このタンパク質が 活発に働いていた。

この働きをなくせば 分裂のスピードが上がる

そして 抗がん剤が効くようになるのではないか!


マウスの実験では、 遺伝子を操作し タンパク質を作れなくして

結果、 マウスの白血病で 

これまで 100%に近い 再発率を 5分の1まで 

大きく 減らすことが 出来たのである。


この方法は・・・


「がん幹細胞」を殺す方法なので 再発・転移も 防げると考えられる。

しかし 一旦は 「がん細胞」を 増やしてしまうので


今後、 この方法を 応用し

「人に使える 薬の開発」を 目指している。

まだ、時間がかかる見通し・・。






    2つ目==慶応大学  佐谷 秀行教授


国立がん研究センター東病院にて。




頑張らない・・乳がん体験記。

「がん幹細胞」が持っている アキレス腱を攻撃する 新しい方法


                               


頑張らない・・乳がん体験記。 頑張らない・・乳がん体験記。














「がん幹細胞」に対して 効果があると 期待される薬


これは ”骨や筋肉の炎症”を 抑える 既存の治療薬です。



考えた きっかけは・・・


抗がん剤を 効かなくする ある能力を

「がん幹細胞」が 持っていることを 発見した。



「がん幹細胞」は ゆっくりと分裂し 抗がん剤を かわすだけではなく

表面に 特殊なポンプを持ち

自らを守ってくれる アミノ酸を吸い込むことで

抗がん剤の攻撃を 跳ね返していた。


このポンプに 蓋をしてしまえば

抗がん剤が 効くように なるのではないか!


炎症を 抑える薬に 含まれる物質が

蓋(ふた)の役割を果たすことが分かった。



頑張らない・・乳がん体験記。
「がん幹細胞」








頑張らない・・乳がん体験記。
「がん幹細胞」には

 蓋があり







頑張らない・・乳がん体験記。
自らを守ってくれる

アミノ酸を吸い込み


抗がん剤を

跳ね返す

 



頑張らない・・乳がん体験記。
写真の右上(字と重なってる所)に 蓋








頑張らない・・乳がん体験記。
蓋をすると


自らを守ってくれている

アミノ酸が 入って来ない






頑張らない・・乳がん体験記。
親分である

「がん幹細胞」が 死滅する







動物実験で この薬を 抗がん剤と 一緒に投与した

すると 「がん幹細胞」は 投与から 4週間後 殆どが 消えていた。


この薬は 既に 医療現場で 使われ 副作用も分かっている。



この3月に 最初の患者さんに 薬を投与した

この夏にも 最初の結果が 明らかになる予定。




さいごに・・・


慶応義塾大学  医学部 教授 (白血病・幹細胞が 専門)


   須田 年生 教授・・は こう~まとめる



トロントの ジョン・ディクス Dr (1997年)に

白血病で 幹細胞を 見つけ

その後 すぐに、 乳がんでも 「がん幹細胞」があることが判った。



「がん幹細胞」の 存在・発見は

がん治療に対して 新しい 強い インパクトを与え


その仕組みが解ることで


本当の 「根治」の可能性が出てくる

根本的な 治療になる 可能性は 十分ある・・とした。


色々な 放射線とか・抗がん剤の攻撃に対して 強いというのが特徴

それ以外にも 子分の細胞と違って

親分の細胞である 「がん幹細胞」は ストレスに強い性質も持ってる。


ただ、これによって


がんの 本来の 攻撃目標が はっきりしてきた・・と言える。




それぞれの方法===


 中山さんの研究==細胞分裂の研究をされて来た人なので

              その研究成果を 「がん幹細胞」に応用している

               ↓

              がん幹細胞が あまり 分裂しない

               ↓

              これを 分裂させてやって 抗がん剤を投与

              すれば 効くのではないか・・という発想

               ↓

              (成果を示していますので)

              ↓

             がん細胞を 一旦 増やしますので

              それが どれぐらいの リスクがあるのかを

              十分な 検証は まだ 必要でしょう。

 

 

     

 佐谷さんの研究==「がん幹細胞」は ストレスに強い

                ↓

              ストレスに強い理由を 明らかにさせて

              それを ブロッグするような

              薬を 応用している

                ↓

              既存の薬 (抗炎症薬)ですから

              ほぼ 安全性は 確認されている

                ↓

              がん患者に 使った時に どうなのか

                ↓

              安全認識は 必要です

                ↓

              薬自体の安全性は 担保されているので

              効果さえあれば

                ↓

              2,3年単位で 実用化されていく可能性はあり。





患者にとっての メリット。。。



  今までの がん治療というものは

  毒性の強い 抗がん剤を投与して 出来るだけ「がん細胞」を

  殺していく・・って 方法だった。


  

  乳がんや 前立腺がん・・などでは

  治ったと思っても・・忘れかけてた 10年後とかに

  骨に再発するケースが 多々あるんです。

    

  それは、 「がん幹細胞」が かなりの 長期間 眠っていて

  突然、時限爆弾のように 爆発をするんですね。



  

ターゲットを 絞ることによって


しかも それほどの 副作用もない お薬を 導入することによって

治療効果を 上げることが出来る。



今までの 既存の薬を 大量に使わなくても


もしかしたら 良くなるかも 知れないし

効果も上がるかも 知れない。



これから 「がん医療」も 期待が 高まります。 


 


 





(余談)

昨日から 変なのですが

エディタの中と確認画面とが違い過ぎます。

黒色で書かれてる字も 赤色に・・また逆も。

文字の大きさも 何度設定しても 戻らない時も・・ 

時間かかって しょうがない。


誰か~教えて・・・

黒色でかいたのに 赤になってるぅぅ



お付き合い ありがとうございました。