皆さん、こんばんは^^



がん治療と緩和ケアの誤解(その1)の続き・・・



◆ 緩和ケアを 受けるには


   緩和ケアは がん治療中かどうか・入院・ 外来・ 在宅療養等の

   如何に問わず いずれの状況でも 受けることが出来ます。

   (病院施設によっては 多少の差があります)


   緩和ケアを 受けるには・・・

   

   緩和ケアへの 入院する方法と

   緩和ケアチームによる 外来診療・ 在宅療養が あります。


   「がん診療連携拠点病院」の 指定を受けている医療機関は

   緩和ケアに 対応出来る 機能を持っている。



   痛さは 我慢しなくても いいんです!!


   診察時に 担当医や 看護師に 話してみましょう。



   全国の 「がん診療連携拠点病院」には 緩和ケアチームがある。

   「がん診療連携拠点病院」以外の 医療機関でも

   緩和ケアチームが 活動をしている所もある。


  

   緩和ケアチームは 体と心の辛さ等の治療、他にも

   患者の 社会生活・ 家族を含めた サポートを 行うために

   様々な 職種の専門家が 関与している。



   がん治療と 並行して受ける 緩和ケア!!

   様は、 メンタルケアですね!

   

   担当医から 勧められる場合もありますが

   患者や その家族から 希望することも 出来る。


   辛い症状が 続いてる場合 我慢しないで 受けましょう!



 様々な 職種の 専門家


    医師== 痛みなど、体の症状を 緩和してくれる 担当医師

          精神症状の 治療を 担当する 医師


    


    看護師== 患者・その家族のケア全般の アドバイス

           転院・ 退院後の 療養の調整




    薬剤師== 患者・その家族に 薬物療法の アドバイス・ 指導

           医療者に対して 専門的な アドバイスを行う



    ソーシャルワーカー == 療養に関わる 助成制度・

            経済的問題・ 仕事や家族などの 社会生活・

            療養先に 関する アドバイスを 行う



    心理士== 気持ちの問題などの カウンセリング

            心理検査・ 家族のケアも 担当



    栄養士== 飲食に関わる 問題に対応

            食事の内容や 食材、調理法について アドバイス



    リハビリテーション== 患者の自立を助ける

            日常生活の維持の アドバイス・ 治療      



    宗教家== 生きることの意味などを アドバイス



    ボランティア== 個人個人の 必要性に 応じて 

   




◆ 緩和ケアチームの費


    

  厚生労働省の認可を受けた緩和ケアチームによる診療を受ける場合

   

   入院・通院にかかる医療費などに加えて


   「緩和ケア診療加算」として 定額の費用がかかる


   「緩和ケア診療加算」の費用==

    1日あたり ¥2.500円×健康保険の 自己負担率

    

    例へば、 3割負担の場合

    1日あたり ¥2.500×0.3=¥750円が 医療費に加算される


    1ヶ月の 医療費が 一定額以上ならば 高額医療費制で 

    払い戻される・・・ソーシャルワーカーに相談を。




   

◆ 緩和ケア病棟 入院(ホスピス)の費用


  厚労省から 「緩和ケア病棟」として 承認を受けた施設


  医療費は 定額制の費用がかかる


  「緩和ケア病棟入院料」の費用は==

    1日あたり ¥37.800円×健康保険の自己負担率


  例へば、3割負担の場合

     1日あたり ¥37,800円×0.3=11.340円となる


  1ヶ月の 医療費が 一定額以上ならば 高額医療制度で 

  払い戻される・・・


  医療の他にかかる費用==食事代・ 個室の差額ベット代などなど

  (施設によっては 差額ベット代は 異なる場合がある)

  

  よく、調べて 見学して・・の方が 良いでしょう。 

  まずは、 担当医・ 看護師・ ソーシャルワーカーに 相談を。  



  * 緩和ケア病棟の 入院は 高額ですね。

     元々、 「がん治療」は 高額ですからね。 (個人的感想)

    (ちなみに私は 見学もし 準備しています。)





◆ 自宅での 緩和ケア(在宅ケア)


   自宅でも 入院中と同じように 行うことが出来る


   費用も 緩和ケア病棟と同等ぐらい + ホームヘルパー代等、別途


   利点は リラックス出来ることぐらいかな。。。


   自宅での 緩和ケアでは、 在宅療養についての

   専門的な 知識を持った 訪問診療医や 訪問看護師

   薬剤師・ ホームヘルパーが 協力して サポートする。


   在宅を 選択したからといって 本来の病院との繋がりはあります。





◆ 緩和ケア病棟(ホスピス)とは・・・


    緩和ケア病棟は ホスピスとも呼ばれています。

    

    緩和ケア病棟に 入院出来る 患者さんは・・・


    { がんの進行に伴う 体や精神的な 症状があり


    がんを治す治療が 困難となった


    (抗がん剤治療・ ホルモン療法・ 放射線治療・ 手術)


    等が 困難となった方。}


   { あるいは、 これらの治療を 希望しない(無治療)の方を


    主な 対象としています。}


     (施設によって異なる場合があります)






◆ がんの痛みと 緩和ケア


   がんに伴う 痛みの殆どは

   鎮痛剤や 医療用麻薬を 適切に 組み合わす事で

   治すことが 出来ます。


   患者さんの 効果を 聞きながら

   生活への 影響がなくなるまで 調整します


   早いうちに 相談をすれば QOLを 保ちながら

   日常生活が 出来るまで 調整します。



   医療用麻薬は(モルヒネ等)は 

   「中毒」 「命が縮む」 「最期の手段」といった 誤解がありますが

   世界における 長年の研究から 「がんの痛みの治療」には

   医療用麻薬による 鎮痛治療が 最も 効果的であり

   誤解されているような 副作用は 認められていません。

   

   がんの 痛みの治療法は 「WHO方式がん疫通治療法」と

   呼ばれています。



* 他にも 痛みを 和らげる方法があります。


   痛み止めの薬を使う==アスピリン・ アセトアミノフェン等

                  注射・ 座薬・ 貼り薬・・・など。



   神経ブロックを 押さえ込む==痛みの原因になってる神経を

                       注射で 麻痺させる・・


   痛む箇所に 放射線を照射する==骨がんなど有効


   筋肉の こわばりをほぐす治療==マッサージ・ 鍼・ 灸 等。


   心の不安を 軽減する==緩和ケア・ 精神科(精神腫瘍科)

                   心療内科・ 心理士・ ほか。

                   好安定剤・ 抗うつ薬などを使う


   薬以外の 方法を 組み合わせる==痛い部分を 温めたり

                          楽しい会話・ 心地よい場所

                          好きな音楽を聴く  

 

 


痛みを 抑える為には 下記のことを 適切に 伝えましょう。






◆ 痛みは 我慢しないで 自分で 伝えましょう。

 

    痛みは 長い間 我慢すると 夜眠れなかったり

    食欲がなくなったり・ 体の動きが 制限され

    気分が落ち込み、 生活に 大きな影響を 与えます。


    がんの痛みは 軽いうちに 治療を始めれば

    短期間に 十分な 鎮痛効果があります。



本当の痛みの状態は 患者本人にしか 分かりません。

医療者(担当医)に 具体的に 伝えることが とても大切です。



「いつから」==時期


どこが」==場所


「どのようなときに」==1箇所か? 広範囲なのか?


「どんなふうに」==ズキズキなのか?キリキリなのか?


「どのぐらい」==感じ方


痛みが 影響している 日常」



* 痛みを・・・ 細かく メモをとっておく

  できもの等は 携帯カメラ等でも 撮影しておく

 

  薬の効果も 「途中で効かなくなる」とか。。。

  「痛みで 眠れなかったが ○○の治療で 眠れた・・等の

  薬の効果も メモしておくと 治療に 大いに 役立ちます。


* (私は いつも そうしています・・・だから 生きてるのか 定かではないが。

   医師にも 努力を 尽くしてほしいが・・・患者も 努力しないとね)






はいっ、 長々と お付き合い ありがとうございました。