今朝の散歩中に、「麒麟菊」と「百合薊」の和名で呼ばれる「リアトリス」(Liatris)の花を見掛けました。

 

リアトリス 撮影:2023年6月26日 東京都多摩東部

 

「リアトリス」(Liatris)の語源は、ギリシャ語の「iatros」(医者)だそうですが、北米大陸の先住民族が薬草として使用していたことから来ているとか。

 

「リアトリス」(Liatris)の日本名は、子供時代に「麒麟菊」(キリンギク)と教わった覚えがあるのですが、「百合薊」(ユリアザミ)とも呼ばれているようですね。

 

リアトリス 撮影:2023年6月26日 東京都多摩東部

 

「麒麟菊」(キリンギク)の由来は、垂直に伸びる茎と頂部の頭状花の姿形が動物の「麒麟」(キリン)から来ていることは容易に想像できるのですが、「百合薊」(ユリアザミ)

と呼ばれる由縁は何なのでしょうか?

 

私見としては、「百合薊」=「麒麟菊」の頭状花の姿形が「薊」(アザミ)の姿に似ていることから来ているのだろうと思っているのですが・・・(下写真)

 

薊(アザミ)撮影:千葉県芝山

 

しかしながら「百合薊」の「百合」の由縁が分らなくて調べると、予想外の説明がありました。


麒麟の首のように細長い茎頂に付いている頭状花が風によって"揺れる"姿が「ゆり」➡「百合」 転訛したというのが有力とする説だったのですが・・・チョット眉に唾したくなってしまいました・・・

 

リアトリス 撮影:2023年6月26日 東京都多摩東部

 

花序は上から下へと咲き進むようですね。

 

葉には根生葉と細長い茎葉があり、へら状披針形の茎葉は、花序の付く上部の茎に近付くにつれて短かく小さくなっていました。

 

 

リアトリス 撮影:2023年6月26日 東京都多摩東部

 

Liatrisの植物分類名

科:クキ科

属:リアトリス属

種:Pycnostachya

学名:Liatris spicata

和名:キリンギク 麒麟菊

別名:ユリアザミ 百合薊

英名:Gayfeather

別名:Blazing Star

中国名:蛇鞭菊

原産地:北