知り合いのお店で。
オフィス街と歓楽街とが交わる場所にお店があるので。火曜日から金曜日まではオフィス街向け営業をし土日は歓楽街向けに営業をして、月曜日をお休みしています。この度の三連休の月曜日は、お店を開けたほうが、いいのかという質問がありました。
売上は、単価×客数ですが。今回は単価を除いた「お客さま数」だけの判断をしてみましょう(単価を掛ければ売上は計算できます)。
まず。土曜日~火曜日までの通常のお客さま数を集計してみます。そして。この3日間(月曜日はゼロ)の平均のお客さま数を算出します。
たとえば。
土曜日のお客さま数は10人
日曜日のお客さま数も10人
火曜日のお客さま数は5人と設定します。
そして、月曜日に7人ものお客さまが来てくれたら。
たくさん来てくれてありがとう!と喜んで大丈夫でしょうか。
もし。土曜日も日曜日も通常のお客さま数(10人と10人)と同じであれば。月曜日のお客さま数7人は、火曜日のお客さま数5人を上回っているので、万々歳ですが。
土曜日7人。日曜日7人。月曜日7人であれば、実質増えたお客さま数は、1人です。あとは土日から流れた6人のお客さまです。
お客さまが新規で1人増えたと喜んで大丈夫でしょうか。逆に、5人のお客さまの来店機会がなくなったと嘆くのが正しいのでしょうか。
お客さま数の考え方の基本は。土曜日~月曜日まで三連休で増えたお客さま数と通常の火曜日のお客さま数との比較です。
私は、5人のお客さまの来店機会を喪失したと嘆くのが正しいのかと思います。この場合は、三連休の月曜日の営業をしない方がいいかと思います。もちろん、その後の水曜日から金曜日に確実に来店されて、その週のお客さま数が増えていれば問題はないでしょうが。。。
このように。お客さま数が、どのように変わるのか。増減を見定めてから、三連休の月曜日の営業を考えるのが、正しい判断の方法かと思います。そのためには。通常の営業日におけるお客さま数を把握することが大切です。
今回は、土日と火曜日とのお客さま数の比較でしたが。日曜日と火曜日とのお客さま数の比較でもいいかと思います。
オフィス街=社用族。歓楽街=家族連れ。の回答も同じです。
平田税理士事務所は、
決算書は読むものではなく、活用するものであるという考え方に基づき、
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