今回は増毛町の紹介です。
まず増毛(ましけ)というネーミングにびっくりするのですが町名の由来は「マシュキニ」「マシュケ」(カモメの多いところ)というアイヌ語からきています。
増毛町
IMG_0825 posted by (C)hiramatwo
名前からも判る様に日本海に面しており、ボタンエビの漁獲高は日本一、甘えびやたこの水揚げも多く魚が美味しい場所として有名であるだけでなく、フルーツ(りんご)も美味しい事で有名です。
2011-04-29 15.33.12 posted by (C)hiramatwo
そして何よりも凄いのが日本はおろか世界の中でもトップクラスとして認められている三國清三シェフの生まれ故郷であり、そのルーツを探る意味でも大変興味深い町です。
三國清三
三國シェフは、日本に於いてフランス料理を広めた帝国ホテル旧料理長村上信夫に才能を見いだされて「20世紀3大料理人」の一人『フレディ・ジラルデ』の下で腕を磨き魚料理の責任者まで登りつめます。
『フレディ・ジラルデ』は三國シェフの才能を高く評価しサティフィカ(血統書)を日本人で初めて与えました。
フランスの名だたる三ツ星レストランで修業した後、東京四谷で"オテル・ドゥ・ミクニ"を開店します。
その後の活躍はご存知の通りですね。
フレディ・ジラルデ
畑仕事より漁のお手伝いを好んだそうですが、おやつ代わりに食べていた“ホヤ”で食感を養っていたようですね。
ホヤ
“ホヤ”というと何だか生臭い感じがしてあまり食べた事はないのですけれども、三國シェフの味覚の原点が増毛にある事は間違いなさそうです。
増毛に来た一つの理由として、日本でもほとんど唯一と言ってもいいかも知れないシードル専門のワイナリー、増毛フルーツワイナリーさんで増毛シードルを買う為です。
2011-04-29 12.07.39 posted by (C)hiramatwo
MASHIKE FRIUT WINERY
2011-04-30 19.24.30 posted by (C)hiramatwo
増毛産のりんごを100%使用して皮ごと磨り潰しゆっくり発酵させてシードルを造ります。
途中で炭酸ガスを吹き込む製法が一般的ですが、りんご独自が発する炭酸のみの天然発酵にこだわっていて、香料・着色料はおろか砂糖さえも一切何も入れない最高のシードルを造る事にこだわっています。
当然、数はたくさん造れないので本当に貴重です。
りんごの香りが鮮烈で、美味しくて、混じりっ気のない本物を味わっているなという満足感が非常に高い。
実は誕生日祝いに買ってもらいました(^O^)
美瑛の“メルル”さんでも取り扱っているので、さすが“メルル”さん良く解っていると感心しましたが北海道を代表するシードルだと思います。
MERLE de Biei
次に向かったのは増毛で美味しいパン屋と評判の“スカンピン”さんです。
スカンピン
2011-04-29 15.14.17 posted by (C)hiramatwo
“スカンピン”のご夫妻は札幌から移住されて来たようですが、奥さまは札幌でドイツパンを造っていたとのことで、かなり本格的なパン造りをされてきたのだと思います。
2011-04-29 19.18.11 posted by (C)hiramatwo
ちくわパン
増毛はお年寄りの方が多いのでドイツパンの様な固いパンをそのまま提供するのではなく、改良して柔らかいパンにして販売しているようですね。
お客様本位でパン造りをされている姿勢に頭が下がります。
ここで食べた“ちくわパン”が本当に美味しい。この“ちくわパン”を食べる為に増毛に行ってもいいぐらいですね。
お昼ごはんは“ジャンボ生ちらし丼”で有名な“寿司のまつくら”さんに行きました。
2011-04-29 12.56.52 posted by (C)hiramatwo
増毛に行くと言うと、「釣りにでもいくのかい」というほど魚が美味しい場所なのですが、甘えびの丼を売りにしている寿司屋さんが何店かあります。
その中で特に有名なのが“寿司のまつくら”さんです。
寿司のまつくら
“ジャンボ生ちらし”は流石に食べきれないと思い、普通に生ちらし(特上と中)を頼みました。
2011-04-29 12.37.40 posted by (C)hiramatwo
2011-04-29 12.38.48 posted by (C)hiramatwo
魚の鮮度は文句ありません。
北海道には生ちらし丼(勝手丼)を食べさせてくれるお店は結構ありますが、その中でも最高レベルの鮮度だと思います。特に増毛はボタンエビとか甘えびなど海老で有名な場所なので海老好きな人なら増毛は最高にお薦めの場所です。
ただ、個人的にはもう一工夫欲しいなというのが正直な感想。
北海道の寿司は蝦夷前と言って良く言えばサービス精神旺盛なのですが、悪く言えば繊細さに欠ける嫌いがあります。
いろいろなお刺身を一気にたくさん食べると口の中が磯臭くなり、後半は正直飽きてきてしまう。
旭川に来る前は北陸の金沢に住んでいて本当に繊細な味付けの刺身を食べていたので、そんな印象を持ってしまうのですね。
金沢の知人に北海道の寿司はどうか訊ねた事がありますが、正直イマイチと答える人が大半だったので多分同じような印象を持つ方は少なくないかなと思います。
江戸前の様に細工(下処理)等があると違うのかもしれないのですが、見た感じは効果的な細工をしている様に見えないし、全体のバランスを十分に考えて造られているようには感じません。
また、さすがに値段がちょっと高い。ジャンボちらしは3,465円なので旭川なら普通に居酒屋で一通り頼んで飲んでお釣りが来るような価格です。
まず地元の人はほとんど注文しないだろうなと思いました。
後半につづく...
DREAMS COME TRUE
(注)今回のブログは一部YouTubeが入っています。
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まず増毛(ましけ)というネーミングにびっくりするのですが町名の由来は「マシュキニ」「マシュケ」(カモメの多いところ)というアイヌ語からきています。
増毛町
IMG_0825 posted by (C)hiramatwo
名前からも判る様に日本海に面しており、ボタンエビの漁獲高は日本一、甘えびやたこの水揚げも多く魚が美味しい場所として有名であるだけでなく、フルーツ(りんご)も美味しい事で有名です。
2011-04-29 15.33.12 posted by (C)hiramatwo
そして何よりも凄いのが日本はおろか世界の中でもトップクラスとして認められている三國清三シェフの生まれ故郷であり、そのルーツを探る意味でも大変興味深い町です。
三國清三
三國シェフは、日本に於いてフランス料理を広めた帝国ホテル旧料理長村上信夫に才能を見いだされて「20世紀3大料理人」の一人『フレディ・ジラルデ』の下で腕を磨き魚料理の責任者まで登りつめます。
『フレディ・ジラルデ』は三國シェフの才能を高く評価しサティフィカ(血統書)を日本人で初めて与えました。
フランスの名だたる三ツ星レストランで修業した後、東京四谷で"オテル・ドゥ・ミクニ"を開店します。
その後の活躍はご存知の通りですね。
フレディ・ジラルデ
畑仕事より漁のお手伝いを好んだそうですが、おやつ代わりに食べていた“ホヤ”で食感を養っていたようですね。
ホヤ
“ホヤ”というと何だか生臭い感じがしてあまり食べた事はないのですけれども、三國シェフの味覚の原点が増毛にある事は間違いなさそうです。
増毛に来た一つの理由として、日本でもほとんど唯一と言ってもいいかも知れないシードル専門のワイナリー、増毛フルーツワイナリーさんで増毛シードルを買う為です。
2011-04-29 12.07.39 posted by (C)hiramatwo
MASHIKE FRIUT WINERY
2011-04-30 19.24.30 posted by (C)hiramatwo
増毛産のりんごを100%使用して皮ごと磨り潰しゆっくり発酵させてシードルを造ります。
途中で炭酸ガスを吹き込む製法が一般的ですが、りんご独自が発する炭酸のみの天然発酵にこだわっていて、香料・着色料はおろか砂糖さえも一切何も入れない最高のシードルを造る事にこだわっています。
当然、数はたくさん造れないので本当に貴重です。
りんごの香りが鮮烈で、美味しくて、混じりっ気のない本物を味わっているなという満足感が非常に高い。
実は誕生日祝いに買ってもらいました(^O^)
美瑛の“メルル”さんでも取り扱っているので、さすが“メルル”さん良く解っていると感心しましたが北海道を代表するシードルだと思います。
MERLE de Biei
増毛フルーツワイナリー (その他 / 増毛駅)
昼総合点★★★★☆ 4.5
次に向かったのは増毛で美味しいパン屋と評判の“スカンピン”さんです。
スカンピン
2011-04-29 15.14.17 posted by (C)hiramatwo
“スカンピン”のご夫妻は札幌から移住されて来たようですが、奥さまは札幌でドイツパンを造っていたとのことで、かなり本格的なパン造りをされてきたのだと思います。
2011-04-29 19.18.11 posted by (C)hiramatwo
ちくわパン
増毛はお年寄りの方が多いのでドイツパンの様な固いパンをそのまま提供するのではなく、改良して柔らかいパンにして販売しているようですね。
お客様本位でパン造りをされている姿勢に頭が下がります。
ここで食べた“ちくわパン”が本当に美味しい。この“ちくわパン”を食べる為に増毛に行ってもいいぐらいですね。
お昼ごはんは“ジャンボ生ちらし丼”で有名な“寿司のまつくら”さんに行きました。
2011-04-29 12.56.52 posted by (C)hiramatwo
増毛に行くと言うと、「釣りにでもいくのかい」というほど魚が美味しい場所なのですが、甘えびの丼を売りにしている寿司屋さんが何店かあります。
その中で特に有名なのが“寿司のまつくら”さんです。
寿司のまつくら
“ジャンボ生ちらし”は流石に食べきれないと思い、普通に生ちらし(特上と中)を頼みました。
2011-04-29 12.37.40 posted by (C)hiramatwo
2011-04-29 12.38.48 posted by (C)hiramatwo
魚の鮮度は文句ありません。
北海道には生ちらし丼(勝手丼)を食べさせてくれるお店は結構ありますが、その中でも最高レベルの鮮度だと思います。特に増毛はボタンエビとか甘えびなど海老で有名な場所なので海老好きな人なら増毛は最高にお薦めの場所です。
ただ、個人的にはもう一工夫欲しいなというのが正直な感想。
北海道の寿司は蝦夷前と言って良く言えばサービス精神旺盛なのですが、悪く言えば繊細さに欠ける嫌いがあります。
いろいろなお刺身を一気にたくさん食べると口の中が磯臭くなり、後半は正直飽きてきてしまう。
旭川に来る前は北陸の金沢に住んでいて本当に繊細な味付けの刺身を食べていたので、そんな印象を持ってしまうのですね。
金沢の知人に北海道の寿司はどうか訊ねた事がありますが、正直イマイチと答える人が大半だったので多分同じような印象を持つ方は少なくないかなと思います。
江戸前の様に細工(下処理)等があると違うのかもしれないのですが、見た感じは効果的な細工をしている様に見えないし、全体のバランスを十分に考えて造られているようには感じません。
また、さすがに値段がちょっと高い。ジャンボちらしは3,465円なので旭川なら普通に居酒屋で一通り頼んで飲んでお釣りが来るような価格です。
まず地元の人はほとんど注文しないだろうなと思いました。
後半につづく...
DREAMS COME TRUE
(注)今回のブログは一部YouTubeが入っています。
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