• 16 Jan
    • 昭和な奴~その5

      「向こう三軒両隣」こんな言葉も今や昔。 隣の住人の名前も知らず、エレベーターで顔を合わせても挨拶すらしない。三軒先には誰が住んでいるのかさへわからない。地域活動はご遠慮しますなんて、殺伐とした風景も珍しくはなくなった。 でも、昭和30年代、戦後からわずか10数年。当時は家族みんな地域みんなが助け合っていく事で、ようやく人並みの生活を営むことが出来た。 「床屋がカラーテレビを買ったぞ」と聞けば、町中みんなが押しかけてわいわいがやがやと皆でプロレス観戦。自分の知らない家族の秘密もなぜかご近所さんは知っている。そんな時代だった。 縦や横の関係も緩くご近所皆家族。子どもたちはみな兄弟。いつでも入って来れるよう裏戸は夜でも開けっ放し店が忙しくて夜も遅く(うちは魚屋で両親共働きだった)隣りのうちで晩ご飯なんてしょっちゅう。 小学1年生の頃でも普通に近所の6年生について行って遊びまわっていた。それまで半径500mの世界しか知らなかったチビッ子が、とにかく上級生の背中を追いかけてペダルを漕ぎ、隣り町、その隣町と色んな所へ飛び回り、行動範囲は飛躍的に広がった。 遊びのバリエーションも広がり、ついていけないと「継子(ままこ)」と呼ばれ、みそっかす扱い。(この言葉も差別的なひどい言葉だけど、当時は普通に皆使っていた)それが嫌で6年生に認められるよう遊びも必死で頑張った。 何をやるにも1年生では善悪の判断はつかず、上級生は神の様なもの。言われるがままに近所の畑の菜の花のあたまを切って回って家に帰ると、すでにその情報が親に筒抜け怒られているときも何故そのことが分かったのかそっちの方が不思議だった。 いいことも悪いことも地域で教わった。町が子供を育ててくれた。 夏には我が町の青年団が主催する夏祭りのお神輿を担いで町中を練り歩き、それを近所の人達みんなが神輿に水をかけつつ応援する。 終わった後振舞われる汁粉(博多ではこれをぜんざいと呼んだ)の味を今でも覚えている。  

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  • 10 Jan
    • NEW・怪女現る!?

      我が地元には怪女が多い なぜか怪しい女性との遭遇率が多い私。家では妙なフェロモンでも発しているのではないか疑惑も浮上しているが、事実無根。ここは、私の名誉のためにもきっぱりと否定しておく。 そんなフェロモンはねぇ 以前にも何回かお伝えしてきた「怪女シリーズ」。しばらくご無沙汰でしたが、久々に現れました・・・といっても、年末の話。新年早々こんな話題はそぐわないかと松の内の間は控えておりました。 寒い年末の慌ただしいさなか。人々はお正月の準備に忙しく、行き交う人も忙しない雰囲気。皆コートの襟を立て、両手に荷物を抱えて家路を急ぐその遊歩道のど真ん中に、年の頃50手前のその美しいご婦人は佇んでいた。駅の方を心配そうに眺めながら。そばを行き交う人はなぜかその人を避けるように左右に分かれてそこだけエアポケットのよう。 人待ち・・・ 遠目で見るとそんな感じに見えたそのご婦人。 だんだん近づくにつれてそのおかしな雰囲気が伝わってきた。 肩まである髪の毛は少し白髪が混じり櫛も入れていない様子、目は遠くを見つめたままピクリとも動かない。紺色のリクルートスーツを身にまとい、素足にビニールのサンダル。(寒い中)片手にはコンビニのビニール袋を持ち、その中にはキャラメルの箱の様なものが3つ4つ。さらに近づくとなにやらブツブツと小声で呟いている。 あ~おい目をした おにんぎょは~ ・・・・ 童謡歌ってるよ、このひと~ それから四日続けてそのご婦人は立ち続けていた。あまりにも気になり四日目の通りすがりに思わずその人を振り返った私。 なんとその瞬間今まで駅の方を見つめて微動だにしなかったその人が首だけこっちを向いて目が・・目が・・合ってしまった 私にはそれがエクソシストのリンダ・ブレアとダブり、恐怖におののきながら足早に帰ったのでありました 新年明けるとその姿を目にすることもなくなり、ホッとする一方残念な気持ちも・・・ なんだったのでしょうかねぇ・・   

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  • 08 Jan
    • 未来への壁

      いよいよ今年からトランプ政権が始動する。 どの国もその動向に戦々恐々としている昨今、人々はテロに怯え、移民を排除し、国と国の間に、人と人の間に、壁を作ろうと画策する。同じ国内でもしかり。金融経済中心の世の中では、株価に振り回され、製造業は衰退の一途をたどり、格差を加速する。本来リベラリズムを追及していた筈がいつの間にか歪んだポピュリズムを生んでしまう。ネットに流れる玉石混淆の情報を鵜呑みにして、偏った思想で他人を排除し、自分だけを可愛がる。 内向きのオタク社会 このままでは第三次世界大戦も絵空事ではなくなる。 閉塞した今の状況だからこそ積極的に開いていく必要がある。 俳優の世界はコミュニケーションが全て。どんなに苦しくても人と対峙しなければ何も生まれない。 苦しい今の時代だからこそ世界の為政者には混迷している国とこそ上手くコミュニケーションをとっていく工夫が欲しい。トランプの言うように壁を作ればある程度危険は防げる。それでも、ある程度、だ。移民を排除すれば犯罪率は下がるだろう。それでも、ある程度、までだ。根本的な解決には程遠い。 自国の利益だけではもう、とうに立ち行かない時代に来ているのだ。 年始にあたってたまにはない頭を絞って世界のことを考えた。経済学部出身のくせに経済のことは何も知らず、その世界から一番遠い世界に身を置く私にも、危機感がひしひしと感じられるからだ。 ようやくこの世に生を受けたわが初孫のためにも、そして世界中の小さな命のためにも、その未来のために壁を作るのはもうやめよう。  

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  • 01 Jan
    • 独善的快楽的書評ー2016まとめ

      皆さま、明けましておめでとうございます 去年はどんな年だったですかそして、今年はどんな年にしたいですか 私、初詣で引いた今年のおみくじは‘中吉’でした。 さびしさに 何とはなくて 来て見れば うれし桜の 花ざかりかな 良くもなく、悪くもなく、吉や大吉は出来過ぎで、実は中吉くらいが一番安心する(笑) 霜月、師走とこのコーナーをすっ飛ばして旅行の事ばかりしたためていたため、年頭のこの場を借りて去年の総括を改めて行いたいそういう次第です。 11月、12月に読んだ本は    黒笑小説 歪笑小説 ともに 東野圭吾 火花 又吉直樹 (再読) 去年の冬、君と別れ 中村文則 暗幕のゲルニカ 原田マハ の 五冊。 ~笑の4シリーズに出てくるある小説家の話。歪笑~に至っては短編全部がこの小説家(編集者?)の話で構成されている。流石に身近な題材だけに連作のようで楽しんで読めた。火花は読み返しても、先輩のヒリヒリするような生きざまが切なくて悲しい。面白いわっ去年の冬~ はなかなか手の込んだ構成の推理小説・・だが、可もなく不可もなし。ゲルニカはスペインに行くときに読んだだけあってのめり込んだピカソファンには必見 2016あえてベスト3をあげるなら 1位 ふくわらい 西加奈子 2位 有頂天家族 森見登美彦 3位 村上海賊の娘 和田竜 でも他にも、宮下奈都に出会えた幸せ。森見登美彦と同化できた幸せ。本でたくさんの幸せと出会うことができた 

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  • 27 Dec
    • 家族の時代?!

      先週から今週にかけて三本の芝居を見た。その全ての題材が        「家族」 をテーマにしたもの。 どれもそれなりによく出来ていたし、家族モノは我々の世代には特に琴線に触れる事が多く、何度も共感して泣かされた。 でも…でも… ちょっと待てよ余りに多過ぎやしないかい 巷にあふれるハートウォームなストーリー。確かに普遍的なテーマであるけれど、若い奴らがこぞって右に倣えしているようで何とも薄気味悪い。 こんなスタンダードは年よりだけで十分。せっかく演劇という世界に身を投じたのなら、オンリーワンを目指してとんがる事も必要だ。自分が輝く方法をわきまえてオーソドックスに振る舞うのと、この方法しか知らずに振る舞うのとでは天と地ほどの差があるのだ。  たまにはとんがった破天荒な芝居を見てみたい。見ていてドキドキする様な。こう思うのは、贅沢なのかなぁ  

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  • 19 Dec
    • 春の如し

      今日は如月小春の17回忌。 2000年、真冬の寒い時に舞い込んだ突然の知らせ。12月の初め、演劇の講義で来ていた立教大学内で、クモ膜下出血で倒れた彼女。 池袋にある病院に通い目を閉じたままの彼女に向かって何度も声をかけ続けたが、彼女が再び目を覚ますことはなかった。 18日夜、危篤の報を聞き、とるものもとりあえず如月の家に駆け付けた我々は、その寒さだけではなく冷え切ってしまった家で彼女との最後の別れをした。 そして今年も、例年通りNOISEに関わりがあったメンバーが集まり三鷹の寺に墓参りに行った。 墓石には彼女の代表作のひとつ「家、世の果ての・・・」の台詞が刻まれている。 都市 ソレハ ユルギナキ全体絶対的ナ 広ガリヲ モチ把握ヲ 許サズ イキヅキツカレ ケオトシ(以下略) 80年代野田秀樹や渡辺えりらと共に演劇界をリードしてきた如月。舞台上に無機質なコンクリートブロックを敷きつめたり、30台ものテレビモニターをランダムに飾ったり、シンセやパーカッション、映像と生身の俳優を舞台上で戦わせ、破壊的な近未来を創造したり、彼女のやる事は常にセンセーショナルだった。 時代も私も17年たった今でも彼女に追いついてはいないが、今は「如春」と書かれた墓石の下に穏やかにねむる彼女に今年のささやかな演劇活動を恥ずかしながら報告する。 フリージアの花を墓前に飾り、空を見上げると彼女の名前通りの昨日は‘小春’日和だった。   

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  • 16 Dec
    • ガリ爺旅行記 IN スペイン その9

        さて、ゲルニカの興奮冷めやらぬまま午後はマドリッドの70㎞南、トレドへ足を延ばす。(バルセロナの鉄道の駅)(城塞都市トレド) 周りを城壁に囲まれた古代ローマ時代の面影残る城塞都市。その街並みを縫うように迷路のような小道が縦横に走る。エル・グレコがこよなく愛した都市でもある。(カテドラルの門)(その門を模して作ったパン屋さんのパン)(トレドには小道がいっぱい)(家具を作る職人さんに出会った) サント・トメ教会には、彼の生涯最高傑作と呼ばれる「オルガス伯爵の埋葬」が飾られていた。(イスラムの教会にはこの六芒星のマークがどこにでもある) 夕方前にバルセロナ市内に戻り、我々はスペインでの最後の夜を楽しむ朝方チェックしたゴヤ駅からソル駅へ行き、マヨール広場を横切ってバルセロナで果たせなかった夢をマドリッドで叶える為、サン・ミゲル市場へ直行(マヨール広場はどこかベネチアのサン・マルコ広場に似た雰囲気) ありました、ありました地元の食材をふんだんに使ったおつまみとビール、ワイン、サングリア世界中から人が集まるこの賑やかなイートインコーナーはやはりスリの格好の職場でもあるらしいそれでも陽気なお店の人に誘われてついつい深酒(サン・ミゲル市場)(中はホントに多国籍) 酔ったついでにお隣のサン・ミゲル通りの居酒屋で超美味なマッシュルームの鉄板焼きを食して、ホントお腹いっぱい幸せいっぱい素敵な最後の夜を過ごしました(この方、ひたすらマッシュルームを焼いていますすごいですおいしかったです) 如何でしたかスペインの旅機会があれば裏話も是非ご紹介したいと思います。 おしまい     

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  • 12 Dec
    • ガリ爺旅行記 IN スペイン その8

       7日目。 人口300万のスペイン最大の都市、首都マドリッド。とても一日では把握できない懐の深さを持つ。(マドリッドの美しい街並み)(公園に立つドン・キホーテとサンチョパンサ) 残り少ない時間を縫うように、朝食後、夕方利用するメトロを確認するため朝の散歩へ。地図を頼りに歩くも今一つはっきりしない。仕方なく傍を歩くマドリッドの人達に道を尋ねると皆親切に教えてくれる。スペイン語で・・・ 最後に出会ったおばあちゃん、「あなた、英語わかる」と言って「YES」と答えると「時間があるなら私が連れてってあげる」と、親切にもゴヤ駅の入り口まで案内してくれた。 おばあちゃんありがとう さて、午前中はプラド美術館と今回最大の目玉レイナ・ソフィア芸術センターの「ゲルニカ」鑑賞へと、いざっ (プラド美術館とその門に立つゴヤの銅像)  現地のガイドさんの上手な説明のおかげであまり興味がなかったプラドの中世の絵画が輝いて見えた。中でもベラスケスの「ラス・メニーナス」はバルセロナで見たピカソの連作とも呼応し、ひときわ輝きを放っていた天才が天才に触発されて、作品に取り組む様子が絵を見るだけでイメージできてしまう。他にも、ゴヤやエル・グレコなど素晴らしい作品の数々で本当に素晴らしい~(プラド美術館の作品群。真ん中がベラスケスの「ラス・メニーナス」。写真が許可されてないので絵葉書で失礼) (レイナ・ソフィア芸術センター)  だがこれにも増して素晴らしかったのがソフィア芸術センターの「ゲルニカ」だ(上はダリとミロ。下が「ゲルニカ」。これも絵葉書で失礼)  1937年、当時のフランコ政権がナチスドイツと結託して共和国側を弾圧。ゲルニカという地方都市への空爆で多くの尊い生命が失われた。それに対しピカソは芸術という武器で戦いを挑む。縦3.5m、横7.8mの巨大なキャンバスに描いたピカソの魂の作品。その平和への祈りを込めたメッセージは時代を超えて今も反戦のシンボルとして輝く。この日のために「ゲルニカ」の背景を調べ、機内では原田マハの「暗幕のゲルニカ」を読み気分を高め、満を持してこの作品の前に立つ 絵画を目にして涙が出たのは後にも先にも経験がない。当時の愛人、写真家ドラ・マールが撮った制作過程の写真が作品に花を添える。まさに至福の瞬間だった 他にも、ミロやダリの他では見られぬ若かりし頃の作品が数多く展示され、ファンには垂涎ものの美術館ぜひまた来たいと思わせるその位素晴らしい作品との出会いだった(ミロの若かりし頃の作品。これは本物)(同じくダリの若かりし頃の、ホ・ン・モ・ノ)(ピカソ19歳でこの大人の色香を表現スペイン画壇が「19歳のガキがこんな絵描ける訳ない」と入選させなかった為、ピカソは失望してフランスへと去っていったとさ)  (後半へ続く)     

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  • 11 Dec
    • ガリ爺旅行記 IN スペイン その7

      6日目。 渓谷の街ロンダに別れを告げて、アンダルシアの大地をひた走る。6月ごろなら満開のヒマワリがこの大地を埋め尽くす。 この日はカテドラル(大聖堂)を中心に広がるイスラムの街、セビーリャ、コルドバを訪ねた。(オレンジの木が美しいセビリアの街) セビーリャでは94mあるカテドラル内のヒラルダの塔から360度のパノラマを堪能どこかフィレンツェを思わせる美しい街並みが印象的だ。(ヒラルダの塔)(セビリアの街並み) コルドバのメスキータ(モスク)では黒と白の大理石でできた850本の円柱が私を迎える。(こちらはメスキータ中央に建てられたキリスト教の礼拝堂。せめぎ合ってる) アルハンブラ宮殿をはじめイスラム建築の特徴は、幾何学模様や植物、アラビア文字を用いた美しい装飾と、馬蹄型や多弁型のアーチ。それに天国をイメージした左右対称の庭園づくりだ。そこにキリスト教という異宗教の文化攻め入って、同じ聖堂内に異なる文化が混在する。(聖書のエピソードを再現した黄金の主祭壇)(コロンブスの墓。足元を見ると・・・)(イスラム王朝を征服した証に、イスラム象徴の柘榴に剣が)(セビーリャのスペイン広場)(イスラムの街はどこも美しい)(イスラミックなデザインが並ぶ土産屋) イスラム文化をおなか一杯堪能して、コルドバの駅からスペインの新幹線AVEでいよいよ最終地首都マドリッドへ   

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  • 07 Dec
    • ガリ爺旅行記 IN スペイン その6

      昨夜のフラメンコの余韻が冷めやらぬまま5日目の目的地、ミハスへ。 途中地中海沿いに走るバスからジブラルタル海峡越しにアフリカ大陸モロッコの姿が見える。そのくらい今回の旅は天気に恵まれ、見る風景も鮮やかだ(世界各国から多くの人が移り住むスペインの保養地。プール付きの家ばっかり)  さて、その地中海を見渡すミハス山麓の中腹にあるこの村、絵に描いたように美しい白壁が続く。(ネコちゃんは日本と大差ない・・) 個性的なの工芸品などもたくさんあり、我ら夫婦はアーモンド売りのおじさんから買った蜂蜜がけのアーモンドを齧りながら買い物三昧昼にはお洒落なレストランでギターの生演奏を聴きながらビールとステーキだって、スペインのレストランではビールの方が水より安い 「ウノ・セルベッサ、ポルファボーレ」(ビール一杯下さい) これが最初に覚えたスペイン語 食欲と買い物欲を満たした後はこの旅の隠れ目玉ロンダのパラドールへ ‘パラドール’とは、かつて宮殿や城・修道院だった歴史的建造物を改造した国営のホテルの事。スペイン国内には現在94か所ほどあるらしい。その中でもロンダは特別だグアダレビン川の浸食で造られた深い渓谷。その断崖絶壁にかかるヌエボ橋のほとりにあるパラドール。ホテルの部屋から見える景色からしてすでに絶景ポイント(ここが我々が泊まったパラドール)(こんな所に建っている写真中央がホテル)(ホテルの裏庭から撮った写真ぐえ~足が竦む) 食事は美味いし、旧市街地は雰囲気あるし、今回泊まった中では最高に良かった(お洒落なお店が並ぶ新市街地)(雰囲気の全く違う旧市街地。ヌエボ橋を境に、新と旧の街が分かれる。) 大満足の一夜でした~(おまけにこの夜はスーパームーン)  

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  • 05 Dec
    • ガリ爺旅行記 IN スペイン その5

      バレンシアの夜は酷かった この日泊まったホテルは満室何故かというと年に一度の大規模なモーターショウが開かれる為、国中から人が集まっていた。そのテンションの高いことエレベーターで会っても見知らぬ私に「お前もモーターショウ見に来たのかい」とご機嫌顔で話しかけてくるそのテンションのまま、浮かれて夜中まで騒ぐおかげでこっちはすっかり寝不足 さて、気を取り直して4日目。雪を被ったシェラネバダ山脈を横目に見ながら、目指すはアンダルシア地方の中心、イスラム王朝終焉の地グラナダだ元々はイスラム教徒の居住区だった所。ザクロが割れたような形の街並みだったことからザクロという意味の「グラナダ」と名付けられたという。(ザクロを象った石畳) 目玉はなんといってもアルハンブラ宮殿 外見は地味中身は超豪華13世紀後半から170年かけて完成したイスラム芸術の粋を尽くす。天井は寄木造り、上壁は漆喰の精緻な細工が幾重にも施され、下壁はタイル張り。贅を極めた意匠が目を楽しませてくれる。(箱根の寄木細工はここからの技術輸入らしい・・・し・知らなかった)(糸杉を刈り込んで作った庭園内のトンネル)(「アルハンブラの思い出」が聞こえてきそう・・な美しい夕景) グラナダは「ラスベガス」。どういう意味かというと、夏暑く、冬寒い、京都の様な‘盆地’ということ。夜になると急に寒くなる。山の中腹には至る所に洞窟のような住居跡。ジプシーが渡り住むねぐらだとか。そのねぐらである洞窟を改造した何だか妖しい店で、夜はフラメンコを堪能(ねぐらを改造したせいか天井がやたらと低い)   フラメンコはパッションと情念の世界。4人のバイラオーラ(女性の踊り手)と1人のバイラオール(男性の踊り手)、カンタオール(歌手)とギタリスタでジプシーの濃密な世界を表現。爪先、かかと、足の裏全体を使ってエッジの効いた激しいリズムを打ち鳴らし、カスタネットや手拍子で合いの手を入れ、カンタオールの渋い声が厚みを増す。 ホテルに帰った頃は0時を回っていたが、その余韻は寝るまで続いた。(夜になると一気に怪しい雰囲気を醸し出すアルバイシン地区。でも、美しい)   

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  • 03 Dec
    • ガリ爺旅行記 IN スペイン その4

      本来は「独善的快楽的書評」の出番なのですが、旅行記が途中なので12月分に書評はまとめて掲載します。  さて、明けて3日目。バルセロナを出発した我々はゴツゴツとした岩肌で覆われた山々が峰を連ねる中を通って山中の洞窟で聖母マリア像が発見されたという伝説を持つ、巡礼の聖地・モンセラット修道院を訪ねる。 標高1200mの高地には圧倒するほどの巨岩が待ちうけ、その岩々に守られるように大聖堂が建つ。(ジブリの巨神兵と見紛うばかりの存在感)(モンセラット修道院) 中に入るとその霊験あらたかな黒マリア像が鎮座し、巡礼者はその手に持つ御霊を触りお祈りを捧げる。相当効き目ありということなので、私もちゃっかり十字を切ってお願いしてきた。(マ、マリア様って黒人ガラスケースで保護されたマリア様の手の先だけが顔を出し、その玉の表面を皆撫でていくのだ。) 奇岩に圧倒された後は下界におり、延々と続くオリーブ畑の中をローマ帝国のスペイン征服の拠点タラゴナへ。(乾燥した台地にも力強く育つオリーブ畑) ローマ帝国時代は現在の人口の10倍の人が暮らすイベリア半島最大の都市として栄えた。(旧市街地にあるレストラン(右)でランチ)(地中海に臨む円形闘技場) 円形闘技場をはじめその時代の貴重な遺跡が街中のいたるところに顔を出し、その遺跡の上に現在の街が存在し、歴史の中に人々の営みがあるというなんともロマンチックな風情 タラゴナへの水道橋の壮大さも目の当たりにし、この帝国がいかに力を持っていたのかしばし紀元前3世紀に思いをはせた(当時はタラゴナの市街地まで続いていた水道橋) 地中海の景色も和やかで、坂が多く決して暮らしやすい環境にある訳ではないのに、地域の人々はその歴史を大事にし、今の暮らしを楽しんでいる様子が感じられた。 ますますスペインにのめり込みつつオレンジの街バレンシアへ   

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  • 29 Nov
    • ガリ爺旅行記 IN スペイン その3

      バルセロナはとにかく建物や人を見て歩くだけでも楽しい グエル公園を見た後はかのサマセットモームが「世界で一番美しい通り」と宣ったランブラス通りを散策所々に古い劇場などもあり俳優心をくすぐるここでの目玉はなんといってもボケリア(サン・ジョセップ)市場ここは活気あふれるバルセロナ市民の大事な台所だ肉・魚・野菜・香辛料全てがここで揃う。そそられるのはなんといっても中央に設えたイートインコーナー見れば皆真っ昼間からビール片手にイベリコ豚の生ハムなんざ食っているではあ~リませんか(吊り下げてあるイベリコ豚は残念ながら国内持ち込み禁止残念)(出た~ 超でかいモツと羊の頭 キモイ)(数が多くてもはや何を選べばよいのやら・・・)(通るのも大変なくらい賑わう) でも、この日はまだまだ行く所がある・・・ビールはやむなく断念グッと我慢の子であったにしても、この市場ビックリするのは働く人の半数以上がなんと女性気風のいい女性の声が市場内に響き渡る  ランブラス通りを海岸まで行くとコロンブスの像がまっすぐアメリカ大陸を指している。(この辺りにたくさんいるパフォーマー。なかなか上手に銅像を気取っているが・・)(なかには、ジッと立っているのに疲れてスマホをいじっているパフォーマーの姿も) コロンブスを見届けてから、次の目的地、ピカソ美術館へ とにかく作品数の多さに感激 ここには、幼少時にタバコケースやタンバリンなどにいたずら書きしたものから、青の時代、バラ色の時代、フランスにわたってからモネ、ムンク、セザンヌ、ロートレックなどの影響を受けながら独自のキュビズムという技法を獲得していくその過程が手に取るようにわかる。ピカソ好きの私には2時間あっても足りないくらい垂涎ものの美術館だった 夕食の時間に間に合わせるために夕暮れのバルセロナをホテルへと急いで帰る。 暮れなずむ街並みも絵になるバルセロナは素敵な街でした。    

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  • 27 Nov
    • ガリ爺旅行記 IN スペイン その2

      明けて二日目。私の頭の中では起きてからもクィーンの「バ~ルセロ~ナ~」が頭の中を廻っている まずは朝イチでサグラダファミリアへGO19世紀の初頭からガウディが生涯をかけて取り組んだ傑作なんと世界遺産に指定されているのは4つのファザード(正面という意味)のうち彼が手掛けた‘生誕のファザード’のみ。今のところ見られるのはあと‘受難のファザード’だけで残りは2026年完成予定らしい。(受難のファザードはカタルーニャの現代彫刻家ジョセフ・M・スビラックス作。なんとキリストの腰に布がないチ●チ●まる見えだ~) サグラダファミリアは聖堂内もすごい 教会内は森がテーマ。柱一本一本が木の幹、葉を象った模様で天井が敷きつめられ、ステンドグラスの窓からは自然光が降り注ぎ幻想的な空気が周りを包む。聖堂内のエレベーターで上に上って堪能した後はらせん階段を降りていく。コレがこっ・コワい手すりがないんですものひたすら壁づたいに降りてきた。(死ぬ気で撮った一枚) バルセロナの街中にはガウディ以外にも19世紀末に起こったモデルニスモ(近代主義)の時に建てられた数々の素晴らしい建築物がそこかしこにある。(これはガウディ建築。カサ・バトリョ夜景) その中を通ってグエル公園へ バルセロナの街を見下ろすガウディの夢の庭園住宅・・・だったはずだが、宅地として売れたのは一件だけ今は市民公園として観光地の目玉のひとつとなっている。(椰子の木がモチーフの柱廊)(波形が美しい、タイルで覆われた公園)(観光客が群がってなかなか写真が取れないガウディのトカゲ。大したことないゎ・・でも、シンボルとしてお土産の図案にもなってる) 後半に続く    

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  • 25 Nov
    • ガリ爺旅行記 IN スペイン その1

      イタリア以来の旅行記 インスタかと見紛うくらい撮った写真バンバン入れながら綴って行くぜ~  11月10日(木)明け方浮世の一切合切を打っちゃって我々夫婦はスーツケースを引き摺って成田空港へと空港バスに飛び乗った。成田からスイス航空にてチューリッヒまで12時間のフライト。それからさらに乗り継いで2時間弱。計14時間という長さ チューリッヒに着いた時は雨。気温は6℃。何やら先行き不安な立ち上がり・・(モノトーンに赤い柱がお洒落なチューリッヒ空港) ところが、日頃の行いが良いせいか、その後は全てピーカンの日本晴れいやスペイン晴れ とにかく、8時間の時差を克服すべく機内では、2本の洋画、一本の邦画計3本の映画を見、エコノミークラス症候群予防のために、美味しいスイスビールを飲んでは屈伸運動を繰り返し、合間にはピカソの大作を見るにあたり最大限に気分を盛り上げるため原田マハの「暗幕のゲルニカ」を熟読し、おかげでバルセロナのホテルに着いた頃には乗り物酔いと酒酔いと睡眠不足が重なってフラフラのままベッドへ倒れ込んだ それもこれも次の日のガウディ建築を堪能する為 あさ7時には時差ボケなんぞどこ吹く風で爽快な目覚め美味なる朝食をたらふく平らげ、いざバルセロナ観光へ  

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  • 20 Nov
    • ガリ爺旅行記 IN スペイン プロローグ

      iHola!(オラ)(スペイン語で「こんにちは!」の意)スペインから帰ってまいりました 今回は名目上{結婚30周年記念旅行~夫婦の絆再確認の旅}と私が勝手に銘打って盛り上がっていたが実情は毎月細々と貯めていた旅行積立が貯まったからというだけの事 でも、名目は何であろうとスペインはやはり素晴らしい太陽の国だった正式な国名はスペイン王国。約50万㎢の岩と砂の大地に約5千万人が暮らしている。カソリックが主教の施しの国。 スペインと言えばガウディとパエリアとフラメンコぐらいしか知らなかった私が、すっかりスペイン通もどきになって帰ってきた。本当に素晴らしい国だった 前回も妻と二人の珍道中だったが、今回もなかなかに興味深い旅だった事は確かその最大の目的は ピカソの「ゲルニカ」を生で見る だったが、その様子も含めて旅の色々な感想なども素敵な(自分では・・・)写真と共にお伝えできればと思います。言わずと知れた世界遺産のサグラダファミリアロンダの夕暮れ時の街並みマドリッドのホテル近くの公園と明け方のスーパームーン

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  • 02 Nov
    • 独善的快楽的書評ー神無月

      11月に入って、めっきり寒くなってきました。もう、カレンダーも残すところあと2枚。年末の足音がひたひたと近づいてくるのが聞こえてきます。また一つ歳をとってしまうのかと憂鬱になりますが、個人的にはこの季節は空気が凛としていてとても好きです明日は11月3日。30年目の結婚記念日統計的に見てもこの日はほとんど雨が降らない。30年前に結婚した時も空は晴れ渡っていました  10月に読んだ本は  村上海賊の娘 (二・三・四) 和田竜 天切り松闇語り・ライムライト 浅田次郎 恋しくて 村上春樹 編 聖なる怠け者の冒険 森見登美彦の五冊。 今回は特別に好きな本だらけでどれも秀作揃い「村上~」は昔やった芝居の題材にもなったし、四国の海賊の話ということで、四国公演に向けて読み始めたがあっという間にこの世界に惹き込まれ、一気に読んでしまった。主人公村上景(きょう)の魅力がグイグイと読み手を惹きつける七五三兵衛(しめのひょうえ)筆頭に周りのキャラもよく描かれていて登場人物のイメージがし易く読みながらビジュアルが次々と浮かんでくる。戦闘シーンは圧巻 「ライムライト」は天切り松シリーズの第五巻。浅田次郎の中でも飛び切り好きなシリーズだ役者魂が触発されて、ついつい台詞を音読してしまう(笑)それくらい粋なセリフの詰まった素敵な小説だ是非とも一巻から読むことをお勧めする 「恋しくて」は古今東西の作家の短編ラブストーリーを村上春樹が訳した物を編集。大人も若者もゲイも出てくるが彼の言葉の魔術にかかるといきいきと蘇る。グレート・ギャツビーも翻訳ものとは思えぬ素晴らしい出来栄えだったが、今回も翻訳本としては相当面白い 「聖なる~」は、のっけから「僕は人間である前に怠け者です」というワンフレーズが私の心を捉えて離さないこれって自分の事じゃんと思うともう森見登美彦が愛おしくってたまらなくなってくるなんだか私の分身みたいな自堕落な連中がたくさん出てきて彼の作品は他人事とは思えない   

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  • 30 Oct
    • 流れを読む力の差

      日ハム優勝おめでとうございます広島ファンの皆さま残念でした 日ハムに負けた時点で、ソフトバンクファンの私の今シーズンは終わりを告げたが、野球ファンとしての興味で、つぶさに経過を観察していた。(個人的には広島寄り) 今シリーズの勝敗を分けたものは、監督の経験値の差ではなかったか 流れを読む力 生きてる相手と戦っている限り、自分も変わり続けなければならない。芝居でも同じことで、変わり続ける相手役との関係性を楽しむ力量が求められるが、固い頭では良いセッションは期待できない。私も若い頃、本番中に芝居を変えてきた相手役に対して怒ったことがあるが、自分の俳優としての懐の浅さが招いた結果だと今なら自分を分析できるし反省もしている。  今回の日本シリーズでは明らかにその差が表れた。 2連敗した後に、試行錯誤をしながら選手を起用していた栗山監督に対して、4戦目で逆転負けを喫した後も頑なにシーズン通りの投手起用を繰り返した緒方監督の采配が後手を踏む結果につながった。短期決戦では流れを自分の方に引き込む力、相手に流れを渡さない力が、何よりも大切だと痛感した。 個人的には栗山監督にこそMVPをあげたい 

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  • 23 Oct
    • ブログ熱が冷めた!?

      何にも活動してない訳じゃないんです。  それなりに仕事もプライベートも充実した日々を送っているつもりなのだが、なぜだか最近ブログを更新する気にならない。 始めた頃は書くのが愉しくてしょうがなかった。自分の事、家族の事、芝居の事、本の事色んなことにその想いを込めて、自分という人間を表現するひとつの手段としてとても有効だと思っていた。 ところが昨今、個人情報保護法などの成立により、事務所からも色々な規制、仕事情報も思うように披露することが出来ず、俳優仲間の写真をのっけるのも気を遣う始末。ネット社会の功罪も世間に知られることとなり、そう簡単には家族の話題も提供できない。 なにを書くにも気を遣う。 窮屈な文章では人を愉しませる事は出来ないし、第一自分が書いていてつまらない。 だから、できるだけ素直に正直におおらかにこれからも書いていきたいと思っている。 そしてそれが皆さんとの共通の愉しみであれば、それだけで幸せを感じる事ができるのです。 もっともっと自分と向き合って人にも社会にも興味を持って色んなことを楽しんで書けるように私はなりたい。   

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  • 11 Oct
    • さらば!我が夏

      平穏な日々はそう長く続かない。 衣替えと一緒に、いらない服の整理をした。冬物の服を手前の引き出しの中に入れ、夏に来た服を紙袋に入れてクローゼットの奥にしまう。着なくなった用済みの服も何着か紙袋に詰め込んでその隣に置く。 撮影で長野に行く前にかみさんが、「服、整理したの」と聞くから、「クローゼットの奥に着なくなったものまとめて置いといたよ。」と、その時は何の気なしに答えたが、それが全ての間違いだった 長野から帰り、クローゼットの中を覗くと、来年も着るはずだった夏服の束がすっかり消えて、いらなくなった服を入れた紙袋だけが残っていた。 ●✖÷◆× 後の祭りである・・・・ 我妻は超のつく断捨離ウーマン今夏、せっせと買いあさったお気に入りの夏服は収集車に運ばれて、あとにはいらない薄汚れた服の入った紙袋だけが残されていた・・・・・ さらば!我が夏    

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プロフィール

おじや

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1958年8月13日 17時頃
血液型:
O型
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