市民の総意は“「アスペルガー症候群」;NO,「野性児」=YES”といったところなのでしょう。 | jcommania1122のブログ

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昨年2月8日の福岡地裁における現住建物等放火事件裁判員裁判の様子は下記。

入廷時には、弁護が始まっていて、“被告は反社会的人格ではなく、前科も無く、能力を超えた仕事を与えられたため、ストレスが溜まったのに気付かず、衝動制御障害から放火に至ったもので、社会適応可能である。”云々で賠償も親が済ませているということですが、能力が少ない人物が介護福祉の資格をとって、管理の仕事をまかされたのは周囲が精神障害に疎かったため云々の弁護に私は耳を疑いました。

精神科医の「衝動障害」「人格障害」という言葉の紹介もありましたが、“刑務所での治療はムリだが、仕事もムリなのでは”と思う反面、介護管理の仕事の難易度が上がっているにそれが能力の低い人に求められているというのだから呆れる他ありませんでした。

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7月31日に昨年7月、自宅を訪ねてきた姉(当時46歳)を包丁で刺殺したとして殺人罪に問われた大阪市平野区の無職大東一広被告(42)の裁判員裁判の判決が30日、大阪地裁であったことが、報じられました。

 河原俊也裁判長は、大東被告が広汎性発達障害の一つである「アスペルガー症候群」だと認定。“社会内にこの障害に対応できる受け皿が用意されていない現状では、再犯の恐れが強く心配される”として求刑(懲役16年)を上回る懲役20年を言い渡しました。

 判決で河原裁判長は“約30年間、自宅に引きこもっていた被告の自立を促した姉に恨みを募らせた”などと動機を認定。障害の犯行への影響を認めたが、“量刑で大きく考慮することは相当でない”として量刑面の弁護側の主張を退けました。

 アスペルガー症候群とは、生まれつきの脳機能障害が原因とされ、対人関係の構築や感情のコントロールが苦手とされ、周囲から理解されにくい面があるというものです。

アスペルガー症候群や自閉症、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)などの発達障害については、05年4月施行の発達障害者支援法に基づき自治体などが支援に取り組んでいますが、今回のように、引きこもりなどで社会との接点がない場合など、支援が行き届かないケースがあるとみられます。

発達障害の一種とされるADHDは、あくまで医学用語で、注意欠如かもしれないが、エネルギーにあふれる、たとえばエジソンのような人なのかもしれないといった具合にとらえるということで、個別指導の重視ということになるでしょう。

姉による弟への自立した市民になるための個別指導はうまく行かなかったようです。

三重苦のヘレン・ケラーを指導するサリヴァン先生のようになるのは至難の技ということなのでしょう。

市民参加の象徴とされる「裁判員裁判」の結論は、アスペルガー症候群といえども殺人は許せないということなのでしょうが、ロンドンオリンピックの日本人「金メダル」一号は柔道の「野性児」松本薫選手でした。

市民の総意は“「アスペルガー症候群」;NO,「野性児」=YES”といったところなのでしょう。

「裁判員裁判」は、「社会秩序重視」であり、「教育を受ける権利」が蔑にされることが証明されました。