世界の国王・王族たちの集合写真: ここに写っている人たちには、敬意など微塵も湧いてきません。 | わたしの意見

世界の国王・王族たちの集合写真: ここに写っている人たちには、敬意など微塵も湧いてきません。

世界の国王・王族たちの集合写真(左端に天皇明仁氏)  撮影 2012. 5.18
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ネルソン・マンデラ氏(南アフリカ共和国元大統領)が亡くなりました(12月5日)。

同氏に対してであれば、私は大いに敬意を表します。 心から尊敬し、亡くなったことを深く悼みます。

しかしこの写真の人たちにはどうでしょうか。 敬意など微塵も湧きません。

この国王・王族たちのどこが「尊敬に値する」のでしょうか。


『アパルトヘイト体制を平和的に終結させて新しい民主的な南アフリカの礎を築いた。』、ネルソン・マンデラ元大統領氏のノーベル平和賞の受賞理由です。マンデラ氏は、白人政権からの弾圧・投獄に不屈の闘志で戦いました。 しかも平和的に。 これは多くの人から見て「尊敬に値する」偉業と言えるでしょう。


一方この写真の国王・王族たち、建前上は「尊敬に値する」とされています。

しかし、例えばその中のひとり天皇明仁(あきひと)氏は、何か「尊敬に値する」偉業を成したでしょうか英雄的な功績があるでしょうか。 彼は、たかが千数百年前日本を統治した豪族の子孫というだけの存在。 そんなことに何の価値もありません。 むしろ悪用される懸念さえあります。

極論すれば、明仁氏は税金で天皇を演じるだけの凡庸な無駄飯食らいです 私は尊敬する気持ちは全くありません。 彼が死んでも悲しみも悼む気持ちも全く起きないでしょう。

実は国民の大半も、建前はともかく、本音ではそう思っています。

皇居での一般参賀や天皇・皇族の各地訪問で、日の丸の小旗を振る光景は、ごく一部の国民の心情を映しているだけです。 本心から皇室を敬っている人はほとんど存在しません。


他方異論として、二千年近い世界最古で万世一系の天皇の血統自体が尊いのだという尊皇思想があります。 しかし、もし天皇の血統が他よりずば抜けて優秀なら分かりますが、過去や現状を見ても、そんな事実はありません。

また単に芸能アイドル的存在と捉えて、皇室ファンになる人たちもいます。


さらに、明治維新から敗戦までの80年近くの間、江戸期には死に体だった天皇を担ぎ上げ、憲法で天皇は国を統治し神聖で侵してはならない存在と規定し、不敬罪まで設けて天皇崇拝を国民に強要しました。 これは、日本史上前例のない極めて特殊な状況でした。

維新後、欧米列強に伍するため、国家意識の育成と強力な国家統合が急務となり、明治政権は、中枢に国家神道として天皇制を新たに構築したのです。 靖国神社もその一環です。

しかし現在はその必要がないことは明らかです。 ところが今もなお悪影響を与えています。 (当然現在は、その憲法も不敬罪も廃止となっていますが。)


この写真に写っている他の国王・王族たちにも同じようなことが言えるでしょう。 (外国についてはとやかく言うべきではありませんが)


なお、きょう(12月23日)は祝日天皇誕生日(80歳)ですが、私は全く祝う気になりません(祝う理由が何もありません)。


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