前回、「主治医によって患者の痛がり方が違うのではないか」調査が行われ、痛がらせていない主治医の上位は「私」と「私が指導していた研修医」だった、という話をしました。

私の鎮痛剤の使用の仕方は「先行鎮痛」というやり方で、「痛がる前に鎮痛剤を投与して、痛みを起こしにくくする」という方法です。

私が研修医の時から「痛みが強くなってから痛み止めを出しても効かないから、痛がりだしたらすぐ痛み止めを使え。」と教えられていたのですが、これを更に進化させた考え方といえます。

(続く)