この膵臓が、臓器の中で主たる役割を果たしていることは、人類史上殆ど知られていません。しかし、中には直感的に気付いていた人もいました。

江戸蘭学者であった、杉田玄白、大槻玄沢の後継者である宇田川玄真こそ、その人です。今日本で使われている膵臓の「膵」という字を創ったのは、玄真です。

漢字は中国から渡ってきたと言われていますが、中国で使っている膵臓の「すい」の字は、「胰」です。身体を表す月偏に「夷」の字ですが、「外国の訳の分からない」とか「不明の・・・」というような意味を持ちますから、中国では良くその働きをつかめていなかったのでしょう。

これに引き替え、玄真は月偏に「萃」を組み合わせました。この 「萃」の字は、「万物が集まる」とか「すべて」という意味を持ちます。
彼は、直感的に膵臓が臓器の総司令室であることを感じていたのだと思います。素晴らしい直感力ではありませんか。

この宇田川玄真は、「和蘭内景医範提大綱」などを刊行したり、百科事典の翻訳など大きな業績を上げていますが、残念なことに人格的な原因から、神にはなっていません。

蛇足ながら、随分前にどこかで述べたことがありますが、この時代に華岡青洲の弟子たる宮河順達という方が居ました。診断の的確な事、麻酔の技術、外科手術の技に長(た)けた医者で、神になっておられます。(完)


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