拈華微笑 8 | 気功教室 日之本元極からのお知らせ

拈華微笑 8

この無形で伝達される元極独特の手法について、

被伝授者が未熟な為に折角の伝達行為を全く無にしてしまった例をご紹介しましょう。


ある時、蓮花山の張志祥先生の所に、非常に遠方の弟子が訪れました。

張先生は、遠方での元極功法普及のお話に大変お喜びになり、

更に普及活動が円滑に行われるようにと、お力を授けることとされました。

まさに、伝音しようとしたその時に、永年心底、元極功法を信じて厳しい修練を続けてきた弟子の一人が、

所用で張先生の部屋に訪れました。

そこで張先生は、その二人の弟子に、同じように力をお渡しになりました。

後から所用で来た弟子は、その時、遠方の弟子に対して非常に感謝したそうです。

「あなたのお陰で、張先生からお力を授けていただくことが出来ました。」

その後もその弟子は、、厳しい修練を日々続けて現在に至っています。

もちろんその弟子は戴いた力を実感していた訳です。

遠方の弟子は、伝音の形は認識したものの、その実質は理解出来ませんでした。

そして、その時から何年も経った今、その二人の力の差は、歴然たるものと為りました。

「張先生からお力を戴いた」事で、その力に頼り切り過ごしてきた遠方の弟子と、

戴いた力を更に高めようと、必死の修練を続けてきた弟子では、

子供と大人ほどの力量の違いが生まれています。

偶然、ラッキーにも伝音をしていただいた弟子とは、

昨年来日された「きく・てい」先生のことです。

 (完)