慈しむように ~按摩法~ | 気功教室 日之本元極からのお知らせ

慈しむように ~按摩法~

錬功室より、修練でのポイント、陥りやすい間違い、修練者からの質問に対する回答などをお伝えします。

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気功教室 日之本元極からのお知らせ-按摩法 足

日之本元極功法は大きく3つに分かれています。
精神を修する「静功」、肉体を修する「動功」、そして「静功」と「動功」の中間に位置し、精神と肉体の架け橋となる「按摩法」です。按摩法は指先や手のひらから出るエネルギーで、頭の先から足の裏までの各部を、押す、揉む、さする、こするなどして癒す功法です。

私たちはどこかに痛みがあるときに、自然に手を当てたり、さすったりしています。お腹が痛いときには、手のひらをあてたり、膝が痛むときには、さすったり、知らず知らずのうちに手のひらから出るエネルギーによって患部を癒しています。按摩法はより効果的に、そして強力にまとめ上げ、整理されたモノです。

実際に按摩法をやっていると、動作に気を取られてしまい、せかせかとやってしまいがちになります。講座の中では、心をこめて、しかし力を抜いて、感謝の気持ちをもって、なでたり、さすったりする箇所を慈しむようにやりましょう。と話します。そして私自身もそんな気持ちをもって按摩法を行うよう心掛けています。

先日、按摩する箇所を本当に慈しむように行っている方と出逢いました。その方の按摩法を見ていると、私自身も心が安らいで、身体が癒される感じがしました。その方は、身体の不調や痛みを毎日の修練によって改善されてきた方です。お話をお聞きしますと、数年ぶりに合う人には、「別人のように元気になったね」と言われるそうです。長年の苦しみ、痛みを修練によって改善されてきたからこそ、自分の身体を慈しむように心を込めて按摩ができるのだろうと思いました。

一修練者として、この方から学び、そしてまた多くの方に伝えていきたいと思います。