体調見極めの難しさに振り回されました。 | 「政治騎手」のブログ by ヒノ

体調見極めの難しさに振り回されました。

馬インフルエンザによる調整狂いの影響か、先週は馬体重が2ケタ増減という馬が多く、馬の体調見極めには本当に苦労させられました。札幌記念は、中間、熱発のあったフサイチパンドラが逃げ切り。注目馬に挙げていた12番人気のアグネスアークは、マイナス16キロながら2着に好走し、逆に2番人気サイレントプライドは、馬体重はプラス4キロと問題なかったものの、インフルエンザ検査で陽性だったことが影響したのか、見せ場なく11着惨敗という結果に。このほかにも、七夕賞を勝ったあと、体調不安のため、どこを使うか迷ったサンバレンテインや、思うような調教を積めなかったファストタテヤマ、函館からの余計な輸送を余儀なくされたサクラメガワンダーなど、一連のインフルエンザ騒動に泣かされたと思われる有力馬がかなりいたので、全馬が体調万全の状態であったなら、違った結果になっていたかも知れません。札幌記念は、1~3着まで持ってはいたのですが、この3連単の並びはなし。12番人気のアグネスを推奨馬に挙げていただけに残念でした。札幌12R石狩特別の万馬券をゲットし、かなり挽回はしたのですが。

馬体重についていえば、36キロ増のシャトルタテヤマがまりも特別、14キロ減のキタサンメッセージが札幌日経賞を快勝したように、必ずしも大幅増、大幅減だからダメというわけではないようです。難しいですね…。

今週は開催中止の週から中2週。最も影響を受ける可能性が高い週なので、これまで以上に馬体重や馬の状態に注意する必要がありそうです。競馬ファンにとって、新潟、小倉開催の終わりが夏の終わり。予想する側は「体調万全」の状態で、秋競馬を迎えたいと思います。