参考にしてはいけない針生検 | 乳がんになりました

乳がんになりました

35歳、妊活中にHER2陽性乳がんになりました
温存手術→化学療法→放射線→分子標的薬→卒業
治療中は食事療法・代替医療を平行していました。
今のところ再発なし。

クリニックの先生が、自分の出身県の大学病院の准教授だったため
担当医をお願いすることに。
(以下B先生とする)

大学病院は自分のテリトリーで好きに出来るらしく、検査も手術も
さっさとやってあげるよ!と大学病院らしからぬスピード感で
進んでいく。

最初の話では、手術前はちょっと行き来があって大変だと思うけど、
手術後は都内のクリニック紹介してあげるから、そちらに経過観察に
通ってもらえばいい、自分の担当している患者さんはみんな
そうしている、という話だった。

紹介状や撮影データが入ったロムを持ち、1時間半ほどかけて
大学病院へ。

ここでトラブル発生。

ロムに肝心のマンモのデータが入っていなかった!
(クリニック側の漏れ)

B先生、クリニックに対してお怒り気味。

「うーん。持って来させてもいいんだけど・・悪いけど、もう一回
マンモ受けてもらっていいかな」

えー!
痛いし正直やだ。
しかも撮影代は患者負担ですよね!?(-_-;)

と思いつつ、承諾するしかないよね。。。

そんなわけで大学病院ですぐにマンモを再撮影。

技師さんはやっぱり女性だったけど、体育会系で、雑!(笑)

前回より痛く感じるけど、雑なだけにすぐに終わる。


いよいよ針生検・・・。

針生検は、穴あけパンチくらいの太さの針を差し、引き金を引くと
バチンバチンと音がして、細胞が採取できるという検査。

この音が結構大きく、びっくりして動いてしまうことがあると
事前情報を見ていた超ビビりなわたしは、本気で耳栓持っていきました。
(結局出番なし)

診察室の別途に横になり、手術のときに使うシートを胸にかぶせられ
局部麻酔を打たれる。
(採血我慢できれば問題ない痛さ)

麻酔が効いたら、先生メスを持ち、サクッと切開。

さらに、切ったところを器具で広げて固定。

・・・・・この時点でまずおかしい。
本格的すぎる。

真皮を切っているのか、ハサミで肉をジョリジョリと
切っているような音まで聞こえた。

ぎゃー!聞きたくない!!

針生検は針を刺すだけなんじゃないの???


わたしの疑惑をよそに、進めていく先生。

先生「針はこういう音がするけど、驚かないでね~。肺まで届いちゃう
とかないから安心してね~」

実際バチンバチンの音を聞かせてくれたので、これについてはひと安心。

バチン×6回程度を繰り返す。

体験ブログでは、麻酔が足りずに痛みを感じた人もいたようだけど
これは全く大丈夫だった。
何も感じない。

それにしても、け、結構取るんですね・・・。


そして採取した組織にきちんと石灰化した細胞が含まれているか
確認したいから、ちょっとこの細胞レントゲン撮ってくる!と、胸を切開した
状態で去ってしまう。

ぎゃー!!!

これって途中で麻酔切れたりしないの!?
(事前に確認したけど、何時間かは大丈夫らしい)


結構な時間放置され、ちゃんと取れてたー、と先生が
戻ってきて、さらに追加で2回ほどバチンバチンされ
やっと閉じてもらう。

縫うのも初めての経験だったんだけど、針5本くらい
使っていたんじゃないだろうか?


終了後、「なんか・・・刺すだけだと思っていたんですけど
本格的に切って開くんですね」と思わず言うと、

訳のわからない胃の内視鏡の話を例えに出されたが
まったく意図が理解できなかった。

しかも今どき抜糸しなきゃいけないステンレスの糸っぽい。

なんかいろいろ・・・この時点で不安。


医者Bはやたらに「大丈夫」と「医者はどれだけ患者に
親身になれるかが大事」を繰り返す人だった。

結果、通常ほとんど痕が残らないはずの針生検で
5cm(5mmではない)もの傷を残してくれた。

言葉数が多すぎる人は、実際大した実力がない人が多く
わたしは少ない言葉で的確なことが伝えられる職人タイプこそ
信頼できると思っている。

なので、この時点で、コイツ大丈夫か・・?と疑惑が
むくむくと湧き起っていたのだった。



【メモ】
診療に関する支払金額:10,000円程度



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