」はいつもより心を込めて、家族で言いました
「今こうしていられるのって
とっても幸せな事なんだよね…」
そんな言葉に
子ども達は笑顔を返してくれました
4年前
大切な人に会えなくなるかもしれない
と言う怖い気持ちや…
お互いを想いやって
みんなで助け合っていこうと言う気持ちや…
すべての事に感謝しなきゃって
強く強く思ったはずなのに…
忘れてはないけど
感覚は薄れてるのがリアルだったりする。。。
当時
何か出来る事はないかって
みんなでオムツやミルクを集め届けた。
被災地に行った時は
みんなで集めた物をただ配るんじゃなくて
ショップみたいに綺麗に並べて
1つ1つ選らべる様に工夫したり
髪のセットとかメイクをしたら
少しは気分が変わるかも？！
と、石巻のママ達に
メイクや髪のセットをプレゼントした。
(と言っても
プロでもなんでもない私達が
自分のコテを持って行って
髪を巻いたりしてたんだけどね！)
そこで髪をセットしていた時に
1人のママが話してくれた話を思い出すと
今でも
心のざわざわが消えません。。。
そのママは…
赤ちゃんを抱きかかえながら
3歳の男の子の手を引いて津波から逃げてたそうです。
でも津波の勢いは
本当に凄まじい物ですぐにのみ込まれて
しまい…
必死に水面から出た時には
しっかり握っていたはずの手には
赤ちゃん1人しか
いなかったそうです。
「あの時…
もっとしっかり手を握っていれば
助けてあげられたかもしれないのに…」
悲しそうな顔をしているママさん
を目の前に
その時はなんて言葉を掛けていいか
わからなかった。。。
あこ自身も涙をこらえながら
ただ聞いてあげる事しか出来なかった…
それから
ずっと
思い出すたび何かが心に
引っかってた。。。
あれから４年
今更かもしれないけど
思った事があります。
あの時ママさんは
「私が助けてあげられなかった」
そう言ったけど
それは違うとかもしれないって！！
きっと…
きっとね！
3歳の息子さんは
「僕がママと赤ちゃんを守ったんだ
」
」胸をはって、笑顔で
そう言ってる気がするんです！
「ママを守る為に
僕は産まれてきたんだよ
ママを守れた僕ってすごいでしょ！
」
」子どもを持つ
同じ母親という立場から
自分の子ども達に重ねて見れば
見るほど
何回考えても
「僕がママを守ったんだよ」
」そう笑顔の男の子の顔が浮かぶの…
だからきっと
「守ってあげられなくてごめんね…」
じゃなくて
「ママを守ってくれてありがとう」
そうママに言って貰える事が
彼にとっては嬉しい事なのかも知れない
と感じました。
子ども達は…
いつもママを笑顔にする方法を
探しています
ママを喜ばせたい
ママの助けになりたい
ママの幸せが僕の幸せ
そんな子ども達の
「ママを想う心」に気づくように
なってから
「私も子ども達の心に答えなきゃ！」
と心を使って育児するようになって
私の育児は変わりました
子ども達と
いつも一緒にいれる事が当たり前に
なっていたけど
また改めて今日から
「当たり前に感謝する事」を忘れてない
様にしようと想いました
＼／
／
心育児研究家
日菜あこ
日菜あこ