ミニチュアダックスひめこ -5ページ目

ふじさん

昨日、月曜日から、お仕事復帰しました。


もともと、少しでも長く父と居られるようにと

選んだ会社だったので、何だか、父が居なくなって

しまった今、仕事に行くのがとても面倒に思えてた

んだけど・・・。


月曜日の朝、出勤途中、土手の向こうに素晴らしい

富士山が見えたの。

千葉県からよ!!


昨日も、今日も、空が澄み渡り、一日中、富士山が見えて

夕焼けもキレイでした。


キレイな空を見ると元気になるよね?


父に、頑張りなさい! と言われた気がしました。



ママがんばれ~~(≡^∇^≡)
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ありがとう。



7日、8日と父の通夜と葬儀が無事に終わりました。

1日に亡くなって1週間。


亡くなってからも父には、頑張ってもらうことになってしまったのだけど

父は、とても綺麗なままで居てくれて、私は毎日、何回も

父の顔を覗いていました。


不思議ですね。髪の毛やヒゲが亡くなってからも伸びるんです。

普通なら、怖いと思うかもしれないけれど、

父はホントに眠っているようだったので怖くはありませんでした。


若干ファザコンぎみで、大好きな父ではあったのだけど、

父に対して、「尊敬」とか言う気持ちは、あまりなかった私・・・。

(父に叱られそうだけど・・・)


父は40年以上、地元の会社に勤めていたけれど

退社してもう6年以上、経っていたし

親戚関係の人間も、ほぼ全員、現役を引退している

ので、大・小ある市の斎場は、小さい方のホールを借りました。


だけど、通夜当日は、親族も驚くくらいの方々が

沢山いらっしゃってくれたんです。

父の会社の方はもちろん、その会社で使っていた業者の

方々もいっぱい来て下さいました。


働いている父を、あまり見たことがなかったし、

学歴もない父は、当然エリートでもなかったから

大変な苦労をしていたことだけは知っていたのだけど

辞めて尚、こんなに沢山の方々に来て頂ける父は

子供の私が言うのもなんだけど、すごいな~~って

ちょっとビックリしました。


町内会の方達も沢山来ていただいて、

生前は、口下手で、口が悪く、いつも家族に怒られてた

父だけど、来てくださる方が、みんな

「良い人だったな~」とか「優しかったな~」とか

おせ~じにも、言って下さるので、父は以外に

人付き合いを大切にしてたんだな~と今更ながら

知ることになりました。


100個ストックがあった、香典返しも、通夜終了時点で

数個しか残らず、一同、ビックリ・・・でした。


こんなことなら大ホールを借りてあげれば良かった・・・。

ごめんね。お父さんって感じです・・・。


そして、私自身も、ダイビングの仲間がみんな

来てくれたり、サーフィンの友達がお香典を持って

来てくれたり・・・。

言葉に出来ないくらい嬉しくて・・・。

こんなに、嬉しいことだとは、思ってもいなくて・・・。


ありがとうとしか、言えない自分が情けないのだけど

ホントに心から有難う・・・。な気持ちです。


今日も、家に来てくださるお客様の対応やら

市役所の用事やら、支払い関係やら・・・

大変で、忙しく過ぎてしまいました。


だけど、気持ちがやっと一段落。

かなり久々に、そして、かなり珍しく、さっき母と

後ろに住む、叔母とでお酒を飲みました。

もちろん、私のは、かなり薄めのチューハイです。

美味しかったです。


私はありがたいことに、大人になるまで身内に不幸がなかったので

葬祭のマナーだの仕組みだの、全く知らなかったんだけど

さすがに、嫁にもいかず、家にいる身なので、いろんな仕事が

回ってきて・・・。否が応でもやらなくてはならなくて

ホントにいろんな勉強が出来ました。


人が死ぬということは、大変なことなんだな~~って

とっても良く分かりました。


父が最後に死をもって、私に沢山のことを教えてくれたんだと

感謝しています。


そして父はこんなに沢山の人に愛されてたんだな~~って

今更ながらに尊敬することが出来ました。


火葬前は立ってることさえ精一杯で、どうにかなっちゃいそう

だったけれど、お骨を見たら、不思議と気持ちが落ち着きました。


闘病生活が長くて、今でもまだ父が病院にいそうな気分に

なるし、会いたい気持ちに変わりはないけれど

もう、元気に頑張らなくちゃいけないな~~。


それが一番の供養だもんね。






メッセージやメールの返信がなかなか出来ないでいます。

気持ちはいっぱいあるんだけど、

返信しようとすると記憶がね、蘇ってしまって・・・。
だからもう少したったら、ゆっくり返信させてね。



dear father

ねぇ? 覚えてる?




寒くて眠れない夜、いつもお父さんの足の間に


私の小さな足を挟んでくれたよね。


お父さんの足は温かくて私はすぐに眠りに落ちたよね。




ずっと、「パパ」って呼んでいたのに、小学校へ入ったら


急に、「お父さん」って言うようになおされたんだよ。


同い年の従姉妹は、みんなお父さんのことを


「パパ」って未だに呼んでいるのに・・・。


子供ながらに「パパ」って呼べなくて寂しかったんだよ。私・・・。




運動会や部活の試合には、欠かさず応援に来てくれたね。


毎年、誰よりも早く、校庭の一番良い場所を取ってくれて。




毎年、一緒に高校野球の応援に二人で行ったね。


何気に、嬉しかったでしょ?




ユーミンの唄のように、いつかのクリスマスに


お姉ちゃんの旦那さんが、挨拶に来たとき


お父さんの態度が悪くて、家族みんなに攻められて


大喧嘩してみんなで泣いたっけね。




お姉ちゃんが結婚を期にアメリカへ行ってしまった翌日、


お父さんは真っ暗な部屋で新聞を読んでたよね。


新聞、見えてなかったでしょ?


あんなに寂しそうなお父さんを見たのは、後にも先にも


あの日だけだよ。




どんなに帰りが遅くても、どんなに遠くても


いつでも、どこでも、車をすっ飛ばして迎えにきてくれて


スーパーマンみたいだったよ。




どんなに真夜中に帰っても、家の明かりを消さないで


いてくれたね。  超~うざかった・・・。


けど・・・温かかったよ。




初めて私が失恋した時、「あいつ、ぶっころしてやる!」って


お母さんに言ったんだって? ウケたよ。


けど・・・ホントに、ぶっころして欲しかった・・・かも・・・。




私達、子供には、何も買ってくれなかったけど


孫には、毎日のように、何かを買ってあげてたね。




手術が終わって、麻酔から覚めないで居るとき


ずっと、私の名前を呼んでたね。


つらかったよ・・・。




病院で、大喧嘩したよね。


ごめんなさい。だけど元気を出して欲しかったの。




逝ってしまう前日のお昼に、もう食べれる訳がないのに


お姉ちゃんも私も必死で・・・。


そしたら、お父さん、おかゆを、飲み込んでくれたんだよね。




もう、頑張らなくていいんだよ。


頑張ったよ。お父さん。ホントに苦しかったもんね。




最後に、思い切って、「パパ」って呼べて・・・スッキリしたよ。




ねぇ お父さん。




いっぱい、お手紙もらったよ。


お父さんの大好きなチビッコ達から。




子供が大好きなお父さんなのに


肝心な娘の子供は二人しかいなくて・・・。


ごめんね。




あんなに、犬嫌いだったのに、himekoをメチャクチャ


可愛がってくれたね。




帰ってきたお父さんに、尻尾ブンブンふって


いっぱいペロペロして・・・。


それでも起きないお父さんに、「起きろ!」って


枕元で吠えたね。


だけど、その後はお父さんが逝ってしまったのが分かって


himekoったら、2日間、全く寝なかったよ。


だから、私も寝れなかったよ・・・。




ねぇ お父さん。




私が、いつになっても結婚できなかったのは


はっきり言って、お父さんのせいだよ。




お父さんより、私の為に何でもしてくれる男は


なかなか居ないよ。


お父さんへよりも、何かしてあげたい男も


なかなか居ないよ。




たいして・・・っていうか、全然・・・っていうか、


かっこ良いお父さんじゃないのにね。


おまけに、最後の最後まで、お母さんに迷惑かけて


嬉しくない宿題まで残しちゃって・・・。




だけど、やっぱりね~お父さんの私達に対する気持ちは


ホントに深くてさ~。




やっぱり結婚出来ないのはお父さんのせいだと思うよ。






ねぇ お父さん。




ありがとう。を何度言っても、足りないよ。


ごめんなさい。を何度言っても、足りないよ。




だけど、大好きだった。




親戚や、その子供達にまで、「パパ」って呼ばれて


愛されたお父さんを誇りに思うよ。






ねぇ お父さん。




お父さん、寂しがりやなのは、分かってるけど


しばらくは、我慢してね。


誰も呼ばないでよ。




いつでも、お父さんは、一緒だからさ。


安心して。






ねぇ お父さん。




どんなに冷静装ったって、めちゃくちゃ寂しいんだけど!!


どうしてくれんの?!






だけどさ~私も我慢しなきゃなんだよね。






ずるいよ!こんなに早くて!


だけど仕方ないから、バイバイしてあげるよ!






ずっと大好きだからね!


じゃーーーーねっ!!!


バイバイ!!!











eriko

別れ

11月1日午後6時55分。

残念ながら、大好きな父が逝ってしまいました。


66歳。肺がんでした。


1年8ヶ月間、父は本当によく頑張りました。

みんなが「頑張れ!頑張れ!」って言っていたけれど

私には、「頑張れ」なんて言えませんでした。

もう、いっぱい頑張ったし・・・。


寂しがりやの父は、家族、親戚み~んなに見守られて

旅立って逝きました。

なんだかとっても父らしいです。


斎場やお寺の関係で日にちが合わなかったのは

もちろんだけど、ずっと家に帰れなかった父なので

少し、お家でゆっくりさせてあげて。という親族からの

提案で葬儀が遅くなりました。


7日がお通夜で、8日が告別式です。

今日4日に納棺だけど、もう少し一緒にいれるようです。


父の顔があまりにも安らかで、穏やかで・・・

なんだか、話しだしそう。。。



もし、父と同じように苦しんでいる人が近くにいるならば

是非、支えてあげて下さい。

もし、苦しんでいる人のご家族が近くにいるのならば

是非、ご家族の力にもなってあげて下さい。


私自身、沢山の方に応援して頂いて、本当に心強かったです。

心から感謝申し上げます。








ちから

昨日から、喉からタンとかの吸引が始まった。


ほとんど表情がなくなった父だけど


この吸引は、すごく嫌がる。


見てるこっちも、つらい。


それと同時に、食べ物が喉を通らなくなってきた。


飲み込む力がないのか、飲み込む行為を忘れてるのか・・・。


私の為になら何でもしてくれたお父さんの力になれないよ。


ごめんなさい