秋なすは嫁に食わすな

 

 

諺の理由は諸説あるようですが、みかんのイチオシは、

 

秋なすはおいしいので嫁に食べさせるのはもったいない。

 

おいしいものにあふれている今、こんなことを考えるのはとても秘密秘密秘密なひとだけだろうけれど、充分な食事さえ得られなかった頃に、ぶっちゃけ「他人」であるところの「嫁」に、おいしいものなんぞ食わすことはないと考えるひとがいたとしても、不思議なことではないとみかんは思う。反面、

 

あんたの娘だって、言われてんじゃね?

 

温厚なみかんだって、これくらいの逆襲はしただろう。

 

 

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昼夜の気温差で「み」が締まるからだとか、理由を聞いたような気もするけれど、みかんは初夏から晩夏までのなすも大好き。

 

油、とくにごま油との相性がよいので、たっぷりのごま油でクタクタになるまで焼いたなす

 

が大好き。

 

たっぷりの油

 

を使ったからといって、それが即カロリーに結びつくわけではないので、普通ならばそうそう恐れることもないのだけれど、なすは別。

 

いくらでも油を吸ってしまいそう

 

で、天ぷらよりも恐い感じアセアセ

やがて歴戦の勇者みかんは、

 

油を一滴もひかないフライパンでじっくりと焼くなすのおいしさ

 

に気づく。油を吸わなくたって、クタクタ、トロトロになればなすはおいしいのだ。

 

電子レンジでチンする「蒸しなす」もよく食べるようになった。焼いたものとは違う食感が味わえるし、簡単なことが第一の理由だったりする。

 

みかん亭流 -蒸しなす-

 

なす 2個

 

1 なすを半分に切る。

 

 

2 1を水にくぐらせて、ニコイチにして、ぬれたままラップで巻き巻き。

 

 

3 600W で 3分レンチンすればできあがり。熱いので注意して取り出す。

 

 

 

 

辛味噌などでパクリといだたくのもおいしいけれど、みかんのおすすめは「ポン酢浸し」。

 

みかん亭流 -蒸しなすのゆずポン酢浸し-

 

 

蒸しなす 2本分

ゆずポン酢 適宜 (みかんは「ゆずか」推しですが、かぼすポン酢に興味津々)

赤唐辛子(鷹の爪) 1本

 

1 蒸しなすをアツアツのままボウルにとって、ゆずポン酢をひたひたになるまで注ぐ。赤唐辛子を入れる。

 

 

2 粗熱が取れたらラップをかけて冷蔵庫でおやすみなさい。

 

 

 

30分ほどで食べられますが、みかんは丸一日くらい冷蔵庫で冷やしたクタクタ度マックスのものが好きです。

 

 

夏なすは蒸して食え

 

油を吸わせたなすの料理はとてもおいしいので、知らず知らずのうちにボディがダイナマイトする可能性があることを警鐘する 21世紀のダイエット戦士、姫神みかんが残した百八つの言葉のひとつ。   Mikanpedia