昨日は当院受付の中川さんが、

ボトックスのことを書いてくれました。

中川さん２回目の注射になりますが、

だいぶ余裕もでてきたようです。

ところで、

前回の注射の後、

中川さん、おでこにシワができなくなりましたが、

上を向いた時（眉毛を上げた時）に、

昨日のブログでの中川さん曰く、

ビィーーーン！ってなったという・・・

外側の眉毛“だけ”が跳ね上がるという状態（＊）ですね。

　　　　（＊）もちろん通常の状態は問題なく、眉毛を上げた時だけ上記のような状態になりました。

この原因ですが、

中川さんのおでこの形は外側つまりおでこの左右が狭くなっているのです。

前回はこの形態的なこともありましたので、

外側にあまりボトックスを注射しませんでした。

では・・・

今回はこの点に注意して、

注射してみましょう。

まずはボトックスを打つ前の状態を確認しておきましょう。

少し上を向くとおでこにシワがよっています。

では・・・

注射してみましょう。

今回はおでこの外側（髪の毛の中にも注射しました。

普通の状態です。

おでこはツルツルですね。

目を大きく見開いても、おでこにシワがよりません。

そして、上を向いた状態です。

前回は外側の眉毛が跳ね上がっていましたが、今回はOKです。

前回との比較もしておきましょう。

左が前回、右が今回です。

写真の角度が違いますが、

外側の眉毛が跳ね上がる状態が改善していますね。

目元も優しい感じになっています。

このように、

ボトックス治療は筋肉の動きを弱める効果があります。

また、

このような現象を利用して、

眉毛の位置を下げたり、上げたりすることもできます。

さらに注射を打つ位置によって、

少し垂れた目や、すこし目尻を上げるなども出来るのです。

ボトックス治療は注射ですが、

とっても奥の深い治療なのです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　丸山成一

※before?＆afterの画像についてのご注意
写真はあくまで参考画像であり、症例により効果や満足度は異なりますのでご了承下さい。

※リスク・副作用・合併症

内出血、腫脹、上まぶたが下がる、眉毛が上がるなど。

安全性は、以前から顔面けいれんの治療薬としても使われているので問題はありません。ただ、注射治療の場合は副作用と言うより医師の技量によって問題が生じる可能性はあります。ボトックスの注入量が多すぎると、表情筋に効きすぎて無表情になってしまうことがあります。たとえ注射とはいえ、解剖学的知識と熟練した手技が必要になります。

ボトックスの効果