レーザーによる文字タトゥー治療 | ヒルズ美容ステーション

レーザーによる文字タトゥー治療

今回はタトゥー治療のお話です。

 

最近はタトゥーをファッションの一部と考え、

 

胸や背中、腕や足、指などにタトゥーを入れる方をたくさん見かけます。

 

一方で、

 

公共の施設への入場禁止や就職のため、

 

また結婚や出産後にタトゥーの除去を希望される方もたくさん来院されます。

 

まだまだ日本では、

 

海外のようにタトゥーをファッションの一部として、

 

受け入れるような土壌ではない気もします。

 

 

今回の患者様は指に“文字”タトゥーを入れてしまい、

 

いつもは絆創膏で隠しているのですが、

 

新しく職場が変わることもあり、

 

ヒルズ美容ステーション

 

この文字を消して欲しいというご依頼でした。

 

しかし、

 

切除ではなく、レーザーによる治療を希望されましたので、

 

Qスイッチレビーレーザーで行うことにしました。

 

タトゥーのレーザー治療では施術中に痛みを伴うため、

 

局所麻酔や、麻酔クリーム(エムラクリーム)を使って施術します。



 

特にエムラクリームはとても良く効きますし、

 

何より注射ではないので患者様にも好評です。

 

上の写真の症例はニキビ肌治療のアブレイティブ・フラクショナルニードルの前に、

 

エムラクリームを塗布しています。

 

約40分おいて治療するのですが、

 

肌に微細な穴をあけるアブレイティブ・フラクショナルニードル治療でも痛みはありません。

 

 

麻酔が効くの待って、レーザー治療に移行します。

 

レーザーにはたくさんの種類があって、

 

照射する対象によって使いわけないといけません。

 

患者様はよく・・・

 

“タトゥーをレーザー削るんですか?”

 

・・・とお尋ねになります。


 

実は・・・タトゥーは“削る”のではなく、

 

色素を“分解させる”ものだと認識したほうが良いかもしれません。

 

上の写真でいうと、

 

“削る”レーザーは炭酸ガスレーザーで、

 

イボや黒子の治療に使用します。

 

一方で、

 

“分解する”レーザーがQスイッチルビーレーザーで、

 

シミやアザ、そしてタトゥー治療に使用します。

 

 

それでは・・・

 

実際にそのQスイッチルビーレーザーを使用し、

 

1回治療したあとをみてみましょう!


ヒルズ美容ステーション

レーザーを照射後、

 

タトゥーの色素が分解され、

 

3ヶ月経過していますがかなり薄くなりました。

 

また遮光指導(*)をしてますので、

 

手の色も少し白くなっています。

 

(*)レーザー治療後は日焼け止めなどを塗り、遮光指導を行います。

 

まだ色素は残ってますが、

 

あと1回でかなり薄くなると思われます。

 

 

 

 

 

 

レーザーによるタトゥー治療でも、

 

今回の症例のように、

 

色や深さによって、

 

1回でかなり目立たなくなる場合もあります。

 

 

タトゥーは入れるのは簡単ですが、

 

いざ取るとなると、

 

色や深さ、大きさによって、

 

“費用”や“回数”もかかる場合がありますので、

 

注意が必要です。

 

 

                 丸山成一

 

※before & afterの画像についてのご注意

写真はあくまで参考画像であり、症例により効果や満足度は異なりますのでご了承下さい。

 

※リスク・副作用・合併症

内出血、腫脹、発赤、疼痛、感染、傷の哆開(しかい;傷が開く)、糸が出てくる(埋没縫合した糸がでてくることがある)、縫合糸膿瘍、テープ(傷の安静をはかるためのテープ固定)かぶれ、傷が長くなる、ドッグイヤー(傷跡の両端が盛り上がる)、傷の肥厚・陥凹、ケロイド形成、自分が想像していた結果(入れ墨が取れないなど)と異なるなどが考えられます。