昨日、テレビで


訃報を知りました…

三國連太郎さん死去…


芸能界からまた


素晴らしい俳優さんが逝きました…


御歳90歳


僕は、三國連太郎さんとの思い出があります。



今から20年前、


「刑事貴族3」というドラマで


新人刑事の役でレギュラー出演させて頂いてました頃、


刑事部屋のシーンは東宝撮影所にて収録してました。


撮影所の中に食堂がありまして


お昼休憩は、その食堂に行ってました


その日も、出演者で主演の水谷豊さんに、


お誘い頂いて食堂にご一緒させて頂いてた時に


食堂の奥にお付きの方々と


三國連太郎さんが座ってらっしゃいました。


そこへ水谷豊さんが

スーッと近づいて行かれて


「おはようございますぅ~」


とご挨拶され、


豊さんが「今、一緒にやってる彦摩呂ですぅ」


と僕の事を紹介して頂きました…


三國連太郎は、その場から、


スーッと立ち上がって、


「そうですか…どうも、はじめまして。」


と大きな手で包み込むように、握手をして下さいました。



僕は、ドキドキ、ガクガクで、めちゃくちゃ緊張して


「お、お、おはようございますっ!彦摩呂ですっ!よ、よ、宜しくお願いしますっ!」



とご挨拶させて頂きました。


その何とも言えない包容力と、包み込む様なオーラ!

僕の様な新人に対して立ち上がって、ご挨拶して下さいました事に

感激しました…

感動しました…

その存在感に触れて心に刻まれた事があります。

とかく、存在感とは、権力やキャリアを傘に相手に威圧感を与え、偉そうにしてる人に対して使ってる表現の様な気がしますが、


真の存在感とは、

その場に居て欲しいと思われる人…!

そこに存在して欲しいと思われる人!

それが、真の存在感だと思います。

芸能界だけではなく会社や地域や仲間同志にも言えますね…
そこに居て欲しい人
三國連太郎さん…

映画界に居て欲しい人

三國連太郎さん…

芸能界に居て欲しい人

三國連太郎さん…


居て欲しい人が、旅立たれました…

慎んで御冥福を心よりお祈り申し上げます。

佐藤浩一さんのコメント、見事でした!
三國連太郎さんの人生の閉幕にスタンデァングオーベーション、大拍手を送られてる様に聞こえました。

僕も真の存在感…
そこに居て欲しいと思われる大きな人間を目指します…