12月24日の夜 博麗神社


ねんど早苗 「こんばんは~霊夢さん。メリークリスマスですっ」 (-^□^-)


ねんど霊夢 「こんばんは、早苗。で、グリマス がどうかしたって?」 (・∀・)     

ごちょうのブログ-グリマス


ねんど早苗 「れ、霊夢さん。しょっぱなからキツいボケを・・・。グリマスじゃなくてクリスマスですから・・・。それにしても幻想郷の住人なのに、よくマクドナルドのキャラクターなんて知ってましたね」(´Д`;)


ねんど霊夢 「マクドなんとかってのはよく知らないけど、グリマスなら最近外の世界からこっちにやってきた紫色した妖怪の類でしょ。この前退治したばかりだから覚えてたのよ」


ねんど早苗 「た、退治ですか・・・」(グリマス・・・マクドナルドで見かけなくなったと思ったら幻想入りしてたのね。この分だとビッグマックポリスやハンバーグラもこっちに来てるのかしら。せめて彼らの無事を祈りましょう)


※グリマスって何ぞ?とおっしゃるお方は、下の参考サイトさまを下さいませ。

平成生まれの人には分からないネタかもしれないな~ (;^_^A


なんだろう&これだろう 「マクドナルドの消えたキャラクターについて」

http://nannkore.blog56.fc2.com/blog-entry-118.html



ねんど霊夢 「グリマス・・・もといクリスマスって、外の世界のお祭りのことだったかしら。大切な人と一緒にご馳走を食べて夜を過ごす・・・とかなんとか。去年の今頃もそんなことを言ってた気がするわね」


ねんど早苗 「その認識も、全く間違ってはいませんが・・・。本当はとーーっても偉い人が生まれた日のお祝いをしてるんですよ。

まあ、それはそれとして今年もディナーのお裾分けを持って来ました。さっきできたばかりのホカホカ鳥のもも焼きと、お野菜たっぷりポテトサラダです。遠慮なく召し上がってくださいね」


ねんど霊夢 「ううっ(感涙)!早苗ったらなんて素敵な子なの。ここんところ秋に拾ったドングリばっかり食べてて、いいかげん飽きてきたところだから、ありがたいことこの上ないわ」(ノ◇≦。)


ねんど早苗 「ド、ドングリですか・・・。あれってそもそも食べられるんでしたっけ」


ねんど霊夢 「なーに言ってんのよ。ちょっと下ごしらえに手間はかかるけど、そのまま齧ったり、お粥にしたり、粉にしてスイトンにしたり、お餅に混ぜたり、工夫次第で色々楽しめるし、何よりタダで森から拾ってくればいいから、冬を越すための一番心強い味方よね」


ねんど早苗 「・・・・・・」

(ドングリを好んで食べるなんて、リスかイベリコ豚くらいかと思ってましたけど、霊夢さん・・・)


ねんど霊夢 「ん?早苗、今私を哀れみながら見下すような視線で見つめてなかった?」


ねんど早苗 「き、気のせいです。生きる知恵にあふれた素晴らしい人だなぁって思ってただけですよイベリコ霊夢、じゃなかった博麗霊夢先輩っ。

ちょっ、せ、聖なる夜にスペルカードなんて物騒なものはしまっておきましょう」(^▽^;)


ねんど霊夢 「・・・その美味しそうな鶏肉に免じて無かったことにしてあげるわ」



ごちょうのブログ-クリスマス


ねんど早苗 「メインディッシュは去年と一緒の鳥ももですから、あんまり新鮮味がないですけど、その辺は勘弁してくださいね。

本当はせっかくのクリスマスなんでステーキとか食べたかったんですけど、幻想郷じゃあなかなか材料が手に入らなくて」


ねんど早苗 「ぷぷっ早苗だっさ(笑)あんたいい年してステーキなんてものの存在を信じてるの~」(`∀´)



ねんど早苗 「えっと霊夢さん・・・それもボケですよね・・・・・・」 (´д`)

   

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ねんど早苗 「あらっこんなところに美味しそうなケーキがあるじゃないですか。これって紫さんからのプレゼントでしょ!相変わらずお安くないですね~(ニヤニヤ)」


ねんど霊夢 「そうそう、あいつも律儀よね~。おかげで助かってるけど。

実はさっきまで、ここでケーキ食べながら雑談してたのよ。急用を思い出したとかで途中で帰っちゃったけどね。」


ねんど早苗 「え~っ、急に帰っちゃったですって。クリスマスは好きな・・・ゲフンゲフン、大切な人と一緒に過ごすとっておきの夜なんですよ。

また去年みたいに、世話焼きおばあちゃんとかひどいことを言ったんじゃないんですか」


ねんど霊夢 「まさか、去年うっかり本音を言って、紫を傷つけちゃったみたいだけど、今年はちゃーんと反省したんだからね。私にとって紫は本当に大切な存在だってことを、瞳を見つめて、手を握って、真正面から伝えたわよ」


ねんど早苗「まぁっ、霊夢さんから告白だなんて、すごい積極的。キャーーどうしよう私ドキドキしてきちゃいました。」(///∇//)

(やっぱりクリスマスは恋人達の日ですよね~。私だって神奈子様と諏訪子様に水入らずでイブの夜を過ごしてもらうために、こうやって口実をつくって出てきてるんだから。何て神様想いの巫女なのかしら)」(///∇//)(///∇//)


ごちょうのブログ-れいさな


ねんど霊夢 「最初は紫も去年のことを引きずってる感じで、テンション低かったんだけどね。じれったくなって私から紫に近づいて言ったのよ。

”紫、去年はおばあちゃんなんって言ってごめんなさい。あれは紫が私にとって優しくて頼りになる存在だってことを伝えたかっただけなの。

紫はいつも大人っぽくて綺麗で、素敵だなって思ってるわ。時々キツいことも言っちゃうかもしれないけど、本当は愛してるのよ”ってね」


ねんど早苗 「オオォ!れ、霊夢さん。愛してるだなんてそんなこと言っちゃうと紫さんすっごく喜んだんじゃないですか」


ねんど霊夢 「なんかもー、それまで萎れた菜っ葉みたいだったのが、一瞬で真夏のヒマワリみたいになって、”れ、霊夢、私の気持ちを分かってくれたのね”って、すごい力で手を握りかえしてきたわよ」



ねんど早苗 「そっそれでその次は何とっ!」(*`ω´*)フンスフンス!!

ねんど霊夢 「もう、早苗ったらこんな恥ずかしいことわざわざ言わせるんじゃないわよ。

見つめ合ったまま”そうよ私も紫と同じ気持ち。

血のつながりこそ無いけど、肉親だと思って愛してるわ。

この気持ちは一生変わるもんですか”ってありのままの本心を伝えてやったわ」 ( ̄ー+ ̄)ドヤァ



ごちょうのブログ-霊夢

 ゲェ━Σ(゚д゚lll)━━!!!!

   (byゆでたまご)


ごちょうのブログ-早苗


ねんど早苗 「れ、霊夢さん。あなた何てことを・・・」


ねんど霊夢 「いやぁ~この私がよくもまーあんな照れくさいことを言ったもんだわ。けど年に一度のクリスマスだしね。

紫も口元を震わせて”嬉しいわ・・・私達が愛で結ばれた関係・・・だってことが・・・証明されたわネ・・・”とかボソボソ言ってたけど、私以上に恥ずかしくなっちゃったみたいで、あれこれ理由を並べてそそくさと帰っちゃったわ。

聞くところによるとクリスマスにはプレゼントがつきものらしいけど、私の真心が紫への最高のプレゼントになったってとこじゃない?」


ねんど早苗(極限まで持ち上げた上で奈落に叩き落し、もがき苦しんでいる相手に容赦なく追い討ちして止めを刺す。これが博麗のマーダースキルなの。

幻想郷最強最古の妖怪のハートを二つ折りどころか、木っ端微塵に粉砕だなんて、この人にちょっとでも勝てるかもとか思った私が愚かだったわ・・・)



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