今回は昨日実施した岩手県にある盛岡セイコー工業株式会社への研修旅行をレポートします!
盛岡セイコーは、高級時計ブランド「グランドセイコー」や「クレドール」の生産拠点です。
盛岡セイコーに到着後、まずはクオーツ時計・機械式時計の生産工場を見学。
その後、盛岡セイコー内の、高級時計を扱う部門である「雫石高級時計工房」の研修室に移動して、実演と実習を行っていただきました。
今回の研修では、機械式時計の心臓部分「テンプ」に付いているヒゲゼンマイの内端調整を行いました。研修を担当して頂いた松尾氏は、雫石高級時計工房で主にクレドールを担当されている技術者。
非常に難しいヒゲゼンマイの調整を、ホワイトボードを使用して分かりやすく説明していただきました。
松尾氏には、ヒゲゼンマイの調整の実演もしていただきました。
学生たちはプロの正確な作業とスピードに、驚きを隠せない様子!
その後にクレドールに搭載されているムーブメント「キャリバー68」の組立実演もしていただきました。
キャリバー68は厚さ1.98mmの超極薄時計!
普段なかなか目にすることのない高級極薄ムーブメントの作業を見ることができ、
学生にとって、とても良い経験になりました。
松尾氏による実演を見た後、いよいよ学生たちのヒゲゼンマイ調整の実習がスタート!
学校での作業では、時計作業用のルーペを使用している学生たち。
今回の顕微鏡での作業は、なかなか大変だったようです。
研修の最後には、松尾氏との質疑応答の時間もいただきました。
短い時間の研修旅行でしたが、学生たちにとって貴重な財産になったと思います。
盛岡セイコー工業株式会社の皆さま、ありがとうございました!