情報サービス産業白書2014/日経BP社
¥5,985
Amazon.co.jp

これも最新版は禁帯出だったので、図書館で借りれたのは2012年版。

サブタイは「新たな成長に向けたビジネスモデル転換宣言」。2013年版が「変革への絶えざる挑戦」最新2014年版が「変革の実現による新たな市場創造」で、2012年版でさえ、さほど古い印象はないのに、2014年版のサブタイがこれなのを見ると、どれだけスピードのある世界なんだろう、とびびる。

一般の調べ物にはちょい向かない、ビジネス向け。

タイトルからしてそりゃそーだ(笑)


ただ、「セキュリティとリスクマネジメント」のトピックスでの、効率化とともにリスクヘッジの意味合いもあったグローバル・サプライ・チェーンが、2011年度の東日本大震災、NZ大地震によって、あらたなリスクに晒された例の紹介など、興味深い事例がそこここにある。


例えば、「これまで情報サービス産業がかかわってきたユーザ・デバイスといえば、情報システムの端末となるパソコンであった。携帯電話、スマートフォン、タブレットPC、ゲーム機といったデバイスもクラウドの端末となるが、こうしたデバイスにかかわるビジネスは、従来情報サービス産業の主戦場ではなかった。今後はこうしたデバイスに加え、家電、センサー、電気自動車までが、クラウドの“端末”になりうる。」といったトピックスが散りばめられているので、事例集めには最適である。


デバイスの変化、というと、最小化、ウェアラブルといったことしか思い浮かばない私レベルの人にはおすすめ。