10月9日土曜日、New Jersey州南部の村の、Cranberry(クランベリー)の収穫風景を見に行きました。
New Jersey州は、Wisconsin、Massachusetts州に次ぐCranberryの生産地。日本ではあまり馴染みのない果物ですが、北アメリカでは昔からNative Americanが食用にしてきました。鮮やかな深紅の実は、生食には向かず、主としてお菓子やジャム、ジュースなどに加工されます。なかでも、甘いCranberry Sauceは、アメリカの感謝祭のターキー料理には欠かせない食材です。
Cranberryの収穫方法はとってもユニーク。
収穫前に畑に水を張ります。高さ10cmほどのクランベリーの木が水没したところで、
水面に浮かんだ実を囲い込みながら集め、
最後に一気に機械で吸い取るのです。まさに一網打尽!
このBogで今日収穫したCranberryは、約65,000ポンド。1ポンド=Cranberry約300粒だそうです。だから全部で・・・
広大な湿原と化したCranberry Bog(クランベリー畑)一面に赤い実がキラキラと広がっている様は壮観です。
ここNJ州Double Trouble Villageでは、1860年代からCranberryの生産が始まりました。当初はDry Harvest(畑に水をはらず、ツルから実を手で摘み取っていく収穫方法)だったそうですが、あまりに人手と時間がかかるので、現在のようなWet Harvestに変わっていったそうです。
この赤シャツのおじさんは16歳でこの収穫作業を始め、もう何十年も働いているのだとか。これからも毎年、この美しい収穫風景を見れますように!