皆様お久しぶりです。
ツイッターから来られている方は知っている方もおられると思いますが、
自分は某大学の大学院博士課程の学生です。
そして、その大学は熊本にありました。
現在、私は自分の研究室に留学してきていたフランス人を連れて、
2日前、九州外の実家に避難してきました。
4月14日の前震の時、私はちょうどベッドに入り、絵でも書こうかなぁと思っていたところでした。
そこに、ドンッと急に大きな地震が起こり、重いはずの本棚が20cmほどずれ、小物入れに使用していたガラスシャーレが1枚割れました。
すぐに後輩や先生、友人達と連絡を取り、留学生の元へ。
朝になり、後輩や留学生には絶対に大学に行かないようにと連絡を回し、自分は研究室へ。
その時は思ったよりも被害もなく（硫酸はこぼれていましたが）、先生とこの位ならある程度の期間、学校を立ち入り禁止にし、業者のチェックをすれば大丈夫だろう。という話をしました。
そこから、4月16日の本震。今までに経験したことのない揺れに襲われ、深夜の停電。手元でスマホを充電していたので、それで回りを確認しながら、懐中電灯を手に取り、前日用意していた荷物を持って（水と食料のリュックに、服やタオルのボストンバッグ）すぐに目の前の避難所に。
近所の方々と話をしながら（初対面の人）朝が明けるのを待ちました。
朝6時ぐらいになり、部屋に帰ると、ベッド、本棚、ともに50cmほどずれておりましたが、酒瓶も割れず、食器なども前日のうちにまた地震があるかもしれないからと、シンクの中に入れていたので、無事。TVも地震止めを付けていたし、冷蔵庫も少しずれてはいたが、倒れもせず、開きもせず。被害はとても少なかったです。
後輩や友人、先生の家は倒壊したり、マンションの柱に大きなヒビが入っていたり、TVが壊れたり、ガラスが割れたり、箪笥がたおれたりしていました。でも、全員無事でした。
熊本にいる元同級生の友人たち、卒業していった後輩たちも、被害はありましたが、みんなみんな無事でした。
実家に帰ってきて、今日、飲み水が少ないという要請を受けて、水とお菓子などを黒猫で送ってきました。断水は大分解除されましたが、まだ断水状態の場所が多いのです。着くのは遅れると言われましたが、本当にそのくらいはかまいません。
私は熊本から福岡まで、とあるご好意で車に乗せてもらい、避難しています。本当に道が使えないのです。通常2時間ほどで着くのが、一番早いであろう裏道を通ってきて、4時間ほどです。大きなトラックなどはその道を使えないと思うので、もっと時間がかかります。
届くだけでありがたいのです。
でも、なるべく早く着くことを願っていたりします。
熊本の後輩、友人、先生方の情報によると、大分スーパーやコンビニが開いてきて、ガソリンも手に入りつつあり、食材は少しずつ手に入っているが、やはり飲み水です。
断水解消に伴い、トイレの問題などが解消したのは良いですが、まだ水が黄色かったり土交じりだったりする場所も多くあります。
今県外の人が、たくさん物資を送ってくれていますが、聞く分には全部に回っていないのが現状です。（もちろんちゃんと物資が行き届いており、大丈夫！という後輩もいます。遠慮ではないことを願いますが。）
できれば、親類や友人たちが直接、遅くなるかもだけど、直接必要としている人の元に必要としているものを送り、送ってもらった人は、それを近所の人と分ける。というのが、良いのかもしれません。もしくは自らトラックなどで運ぶと言う手です。
しかし、物資を送って下さっている皆様、寄付を募ってくれている皆様、少しでも早いお店開店（会社復旧）のために応援に来ている各種社会人の皆様、ボランティアの皆様、本当に、本当に、ありがとうございます。
その物資で、寄付で、応援で多くの仲間が助かっています。本当に助かっています。ありがとうございます。
少しでも早く熊本が元の元気に戻りる事を願っています。熊本は私の第二の故郷なのです。
どうか皆さんのご支援、ご協力をお願いします。少しでも、少しでも良いです。仲間は助かっています。本当に助かっています。
