【本物の英語力をマスターする旅】② ショック!アメリカに住む甥に英語が全く通じない!! | 日暮学が語録

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日暮学が時々、思い出したように更新し、いっちょまえに語るブログです。

Hello everyone!

日暮学です。

 

前回の記事では、本年度からスタートする、英語にまつわる新しい企画のご挨拶と、開講の趣旨について取り上げました。

 

とにかく、本物の英語力を身につけることを目標に、「聞ける」「話せる」ようになることに今後は重点をおいて、当ブログを進めていきたいと思います。

 

【本編ここから】------------------------------------------------------------------------

 

ここで、少しだけ僕の大昔の栄光について、手前味噌ですが語らせてください。

 

中学から高校まで、英語の成績は常にトップクラスでした

 

中学、高校と僕の英語の成績は常に5段階評価の5でした。

 

英語は国語、社会同様に得意科目の一つで、中間・期末などの定期試験や入学試験においての重要な得点科目でもありました。

 

僕が中学・高校生だったのは、80年代初頭から中盤にかけてでしたが、学校の英語の授業は「読み・書き」が中心で、現在のように英会話やヒアリングといった「聞く・話す」などのレッスンは行われていませんでした。

 

それでも日常会話に必要な、ある程度のヒアリングやスピーキングも訪日外国人相手になんとかこなせたため、得意分野を活かし、大学では英語を専門的に勉強しようと決意しました。

 

大学ではTOEIC850点をマークしました 

 

大学で僕は人文学部の英語学科に籍を置き、英語の学習と研究に打ち込みました。

 

資格取得にも真剣に取り組み、大学1年時に実用英語検定2級、2年時に同1級に合格し、3年時にはTOEIC850点をマークするなど、英語の勉強は順調に推移しました。

 

ラジオやテレビから流れる英語の歌やニュースに関しては、専門的で難しい単語以外はほぼ理解できるレベルに達していました。

 

そして、胸を張って社会の門を叩いたのです。

 

 

ゆるぎない自信が打ち砕かれた瞬間

 

社会に出た後は、不思議なくらいに英語とは縁のない生活を送っていましたが、それでも英語のトレーニングだけは欠かさず続けていました。

 

社会人として20数年が経ったある日のこと、アメリカ人と結婚したフロリダ州在住の4歳上の姉と義兄との間にできた甥が、観光で日本を訪れました。

僕はさっそく、街中を案内しようと得意の英語を駆使しました。

 

しかし、そこで予期せぬ事態に遭遇しました。

 

僕が喋るたびに甥が眉をひそめたり、小首をかしげたりして、よそよそしい態度を急に取り始めたのです。

 

 

しかも、姉が僕の英語を英語で甥に通訳している・・・。

絶対の自信はこの時もろくも崩れ去り、いつしか僕は黙りこくってしまいました。

 

 

初めて味わった異国の言葉の挫折・・・ショックのあまり、案内が途中でしたが、家に帰りたい気分でいっぱいになりました。

 

ショックの後で知った、「二つの英語」

 

思うにこの時、甥は全くと言っていいほど、僕の英語が理解できなかったのだろうと思います。反対に、普段から聞き慣れている姉の英語は全て理解できている様子でした。

 

フロリダ特有の変な言い回しやなまりと思しきものは、彼らの会話の中には一切なく、アクセントの違いも僕の知っている英語とほとんど変わりませんでした。

 

どちらかといえば、綺麗な標準語に近いもので、彼らに合わせて僕も標準語を意識して話しました。これまた手前味噌ですが、発音に関してはむしろ、僕のほうが姉よりもずっと流暢だったと思います。

 

それでも通じていなかった・・・

理由は・・・

原因はどこにある・・・?!

 

僕なりに調べた結果、これまで僕たち日本人が習ってきた英語のほとんどは、英語の源流である「イギリス英語」で、姉と甥が話していた英語は、アメリカ合衆国という巨大な国で培われた別の英語・・・もはや米語といっても過言ではない「アメリカ英語」であることが分かったのです。

 

 

---------------------------------------------------------------------------【本編ここまで】

 

【編集後記】

 

本物の英語力は一体、どうしたら身につくのでしょうか?

 

語学の場合、ほとんどの人が正しい文法に則った正規表現を重点的に学習していく一方、どうしてもスラング(俗語)は後回しにされがちです。

 

ところが、忌避されやすいスラングも、日常会話における立派な表現方法の一つだったりします。

 

例えば、海外の英語の映画を、字幕なしで観たい場合はどうしたらいいでしょうか?

また例えば、海外の英語圏のお友達と、心から打ち解けて話をするにはどうしたらいいでしょうか?

 

その答えの一つは「スラング」の中にあります。

 

次回から【編集後記】で、今すぐ使えるスラングを1~2つ、紹介していきたいと思います。

 

なお、次回タイトルは「こんなにも違う!イギリス英語とアメリカ英語」です。

上の動画を見ておけば、次回の大体のイメージは掴めるんじゃないかと思います。

 

本日はお忙しいところお越しいただき、誠にありがとうございました。

次回もまたよろしくお願い致します。