横浜の赤レンガ倉庫隣の駐車場で開催されたバス利用感謝デーに行ってきました。
行きは東横線・みなとみらい線を利用して馬車道駅で下車し、ここから赤レンガ倉庫方面へと歩きました。


休日なので周辺は混雑していてバス利用感謝デーもそれなりに人が沢山いましたが、入場制限が行われてしまうほどの混雑ではなかったです。


神奈川県内のバス事業者各社が出展していて、まずは今回の目玉となる神奈川中央交通(神奈中バス)の新塗装車(舞岡営業所「お30」号車)を撮影。
神奈中バスといえば長年にわたって黄色に近いクリーム色にオレンジと赤の帯が入った塗装で、昔は赤帯の部分が波打ったデザインだったのが真っ直ぐになるなど小変更は行なわれていますが、74年ぶりの全面的な塗装変更とのことです。


次いで箱根登山バスのエヴァンゲリオンラッピング車を撮影し車内も見学。
最近は中扉締め切り(乗降とも前扉のみ使用)を止める事業者が増えてきていますが、箱根登山バスは今もその方式のようで、中扉は車椅子の乗降時以外は締め切りにしているようです。
また、場所柄長距離客も多いためか、普通の路線バスよりもやや立派なハイバックシートを備えていたり、前方も左側が2人掛けだったりで着席定員が多めになっています。


次いで相鉄のリラックマバスを撮影。リラックマバスは立川バスにもかなり以前からあったかと思いますが、相鉄にもあるのですね。


そしてその隣は珍しい車種で、大新東のEVバスでした。
これはファブレスメーカーのEVモーターズジャパンのバスで、金沢文庫駅から近くの大規模マンションを結ぶ路線に充当しているそうで、途中停留所が大学時代に聞き覚えのあるバス停名だったのであんな所に何ができたのだろうと思ったら、総合車両製作所の裏手の山か工場跡地がいつの間にかそんな巨大マンションになっていたようです。
車内はハイバックシートが並び、なかなかハイグレードでしたね。


次いで金色の帯が特徴的な東急バスのワンロマ車と伊豆箱根鉄道の懐かしい車種のいすゞキュービックを撮影。


キュービックは2000年にモデルチェンジされて消滅したので、既に東京近郊では見かけなくなって久しいし、地方のバスでも見かけることは徐々に少なくなっていますが、伊豆箱根鉄道ではまだ現役のようです。


また、川崎鶴見臨港バスの連節バスも撮影。こちらは混んでいて車内はとても見られる状態ではなさそうで、外観のみ撮影です。川崎駅と工業地帯を結ぶ川崎BRTの車両で、路線バスでは珍しい「特快」があるそうです。


最後は京急バスの日産ディーゼル製のワンロマ車を撮影。
日産ディーゼルの車両もUDトラックスに社名変更してバスからも撤退して久しいので徐々に見かけることが少なくなっていますが、これはUD車では珍しいワンロマ車で、首都高経由の扇島線に使っていた都合でシートベルト付きという異色の車両でした。
今回のイベントは混んではいましたが、混み過ぎて身動きが取れないとか悪質マニアがいるとかそういう困った問題はなく、ゆっくりと楽しむことができましたね。

バス利用感謝デーを見終えた後は赤レンガ倉庫に移動。
赤レンガ倉庫ではマラソン大会が行われていたり、中庭でクラシックカーの展示「横浜ヒストリックカーデイ 12th」が行われていて、物凄い台数のクラシックカーが展示されていました。


アメリカ統治下の沖縄のナンバープレートを模したものがついたビューイック、5ナンバーサイズのポルシェなど面白い車が多数ありました。


帰りは運河パークから桜木町駅まで、日本初の都市型ロープウェイとして話題になった「ヨコハマエアキャビン」に乗車。


券売機で切符を買うとQRコード付きの切符が出てきて、これを改札にタッチして改札口を通過する方式です。
ロープウェイは連続運行されていて、運河パークからだと待ち客が全然いなくてすぐに乗れました。


目の前に桜木町駅が見えるので、ゆっくり走行しても5分ほどで着いてしまうのであっという間なのですが、横浜の風景も普段とはちょっと違って見えるのがいいですね。
なお、桜木町からの乗車はガラガラだった運河パークとは一転して混雑していて、係員が20分待ちと書かれたプラカードを持っていました。
片道1000円は公共交通機関だと思うと非常に高いのですが、遊園地のアトラクションのようなものだと思えば妥当な値段かもしれません。ちなみに運営会社の泉陽興業は、観覧車など遊園地遊具を手掛ける会社です。
そして大観覧車のコスモクロックとのセット券も売っているとのことですが、これはまたの機会にしたいと思います。

横浜を散策し終えた後は王子まで移動。
まずは飛鳥山公園を散策するので、駅前から山頂までのモノレール(スロープカー)「アスカルゴ」に乗車。
公共交通機関や遊園地のアトラクションのようにも見えますが、公園内のエレベーターという扱いなので無料で乗れます。ついさっき乗ったヨコハマエアキャビンが1000円だったのとは好対照(?)ですね。というか、同じ日のうちに無料のアスカルゴと1000円のヨコハマエアキャビンの両方に乗った人っていますかね?


あと、ここは路面電車とスロープカーの並走が見られる全国で唯一の場所ではという説もあるようですね。撮ったり乗っている最中も都電が行き来していました。
山頂で降りてからは公園内を散策し、飛鳥山交差点の歩道橋を渡りました。
歩道橋を降りたところには飛鳥山前郵便局があり、建物の片隅に稲荷神社があったり、渋沢栄一ゆかりの地ということでポストがそういうデザインにラッピングされていたりするのが面白いです。


また、散策中に都電が何本か行き来しましたが、古い7000形を新車並みに機器更新して内外装もリニューアルした7700形が多く走っていて、短時間で全3色を見ることができましたね。


その後は音無親水公園に行くと、「音無かわどこ舞台」というイベントが開催中でした。このイベントは11月中の土日に行なわれるもので、音無親水公園に京都の鴨川ばりの川床を設置すると話題になっていましたね。
いざ行ってみると、京都ばりに川床がずらりと設置されている訳ではなく、公園の一角にテーブル7脚分のスペースがあるのみで思ったよりも小規模でしたね。
そしてここで狐のお面作りなどのワークショップや演劇が行われたり、それ以外の時間は屋台で買ったものを座って食べられるカフェタイムになったりしていますが、有料で500円とのこと。
無料にしたら席の取り合いになるだけだと思いますが、これで500円というのもどうかと思われてしまっているのか、川床はあいにくガラガラでしたね。
音無川に川床を設置するというのは非常に面白いけど、席数とか値段とかプログラム内容などには色々と課題がありそうです。カフェタイムは屋台で買ったものを食べるだけのスペースではなく、ここを使った人限定の物などを売るとかした方が面白いかもしれません。


帰った後は夜に花火の音が聞こえ、川口花火大会だったことを思い出しました。先週は朝霞の花火大会でしたが、この時期に花火をやると季節外れと思われがちなのが立て続けに行われたということは、秋の花火も定番になりつつあるのでしょうか。
建物の陰になってしまい完全には見えないけど、うちからも見えましたね。

今回の日記、その他写真は、こちらにもアップしております。
(1)http://blog.livedoor.jp/silkroad_vx/archives/22483159.html
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