テレビ観戦!! 高山×原 井岡×ソーサ ダブル世界タイトルマッチ | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?

2015 9 27 エディオンアリーナ大阪


IBF世界ミニマム級タイトルマッチ


チャンピオン 高山勝成


×


挑戦者 原隆二


三十路の現役高校生チャンピオンの高山選手に挑むはボクシングエリートの原選手…


どっちも勝たせたいねぇ…



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1R 両者右構え テンポ良く出入りして手数で勝ったのは高山 しかし、原はカウンターのボディーで迎撃 互角に近いが手数攻勢で高山にしておくか? 高山10-9


2R 原の大きな右スイングが高山を捕らえる が、大味すぎて追撃はかわされる 原10-9


3R スピードは高山 パワーは原 が顕著になってゆく 原のカウンターの左ボディーが有効 っと、高山の左瞼がぱっくり切れた 偶然のバッティング 再開!! 原、執拗なまでに左ボディー打ち抜く 原10-9


4R 厳しいなぁ 高山 これは気になる 焦る そんな高山に原の大きな右が当たる が、高山がロープにつめて連打 ゴング間際、原、高山のカウンターを喰って一瞬止まったか!? 効いた 高山10-9


5R 高山、決めに来た 息をつかせずに攻め込む 原、動きが鈍った 高山10-9


6R 高山の瞼がさらに開いたか? 流血激しくなってきた  原の単発強打がカウンター気味に高山を捕らえるも、ゴング間際、高山の左フックがクリーンヒット 手数と積極性も勘案すると… 高山10-9



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7R 開始と同時に攻め込んだ高山の大きな右が再三当たる 原、効いてる…が一発逆転の大きな右を振るう 高山の連打が原を飲み込む 高山10-9


8R 連打連打連打っつ!!! 


   …原、動けない


   …レフェリーが原を救って試合終了


勝者!! IBF世界ミニマム級チャンピオン 高山勝成 V2達成!!! 


原選手、力尽きた… 前の一戦で現WBO世界ミニマム級チャンピオンの田中恒成選手に敗れているわけですが、しかし、悪い負け方ではなかっただけに期待もしてましたが、高山選手のチャンピオンとしてのキャリアと巧さ、そして、気迫と連打が原選手を大きく凌駕しておりましたねぇ


強かったねぇ


気合抜群の連打の嵐、お見事でしたっ!!!


原選手、立ち上がりの左ボディーカウンター連打が有効だった時までは良かったけれども、続かなかったし、そこから展開を進展させられなかったなぁ…


さて、高山選手、噂されているWBO同級チャンピオンの田中選手と「世界チャンピオン対決」ありますかねぇ…?


これ、決まったら決まったで辛いですよぉ~



WBA世界フライ級タイトルマッチ


「正規」チャンピオン 井岡一翔


×


挑戦者 ロベルト・ドミンゴ・ソーサ (アルゼンチン)



アルゼンチンのレベコを破って正規王座に就いた井岡選手の初防衛戦の相手はレベコと同じアルゼンチンのボクサーであるソーサですが、ソーサもともとはスーパーフライが主戦場だったらしいですねぇ


あの、僕のブログを読んでくださっている方々はご存知だとお思いますが、すいません、僕は井岡選手が嫌いなんですね(汗)


理由?


それは単純でございます 約束を破ったからです


WBAライトフライ級タイトルの獲得は時のチャンピオンであったローマン・ゴンザレスにスーパー王座へ移動して貰って王座決定戦に出場、勝って正規チャンピオンになったらスーパーへ移動したゴンザレスと戦うことが前提であったのですね


団体の指令も出ていたはずだし、新聞記事でもロマゴン戦は大前提でした


で、僕は当時こう感じたんです


ロマゴンとやるならば王座決定戦も認めるしかないし、潔いじゃないかっ!! と…


が、いざ、正規チャンピオンの座についた井岡選手、なんと、そのロマゴンに300万円払って勘弁して貰っちゃったんですねぇ


これ、マニアの間ではもう有名な話ですから…


で、井岡選手よりも先にフライ級世界チャンピオンに輝いた八重樫選手が軽量級最強、現パウンド・フォー・パウンドNO.1の、そのロマゴンを迎え撃って豪快に散ったのは記憶に新しいわけですが、八重樫選手、試合には負けたし、王座から陥落もしてしまいましたが、しかし、その「男気」は一気に上昇、一躍、「本物のチャンピオン」として認められたわけですねぇ


それに比べて…


いやね、僕は世界チャンピオンには「誠実」であって欲しいわけです


子供たちの夢と理想の姿であって欲しいわけです


だから亀田兄弟も井岡選手も嫌いなんです


井岡自身は最強路線が希望だとしても、陣営とテレビ局の意向があるのだから仕方がない…なんて擁護の声も聞こえてきますが、僕にいわせればそれも含めて世界チャンピオンなわけだし、それと「ロマゴンお金払いますので対戦勘弁してください」も別物とは言えないでしょう


子供たちに夢も理想も全部金次第…なんて思われちゃいそうだし、井岡選手の今の姿には、そんな薄気味悪さが透けて見えちゃってますねぇ


で、あまりにも強い相手が嫌ならば、お金を払えばなんとかなるのがボクシングの世界…ってのを地で行く井岡選手にもかかわらず、生中継開始前のアオリVTRで「フライ級最強を証明する」とか、のうのうと言えちゃうところが気持ち悪いし、敬遠せずにはおれない理由でもあります


勝ったらロマゴン…は嘘だったことで、ボクシング好きの評価は奈落まで落ちましたねぇ


ってことで、以下は熱くならずにぼんやり見ます(笑)


あ、ちなみにマニアで知らない人はいませんが、正規チャンピオンの井岡選手よりも格上のスーパーの位置にはエストラーダという正真正銘の超強豪世界チャンピオンが存在してますので、井岡選手は、まぁ、いうなればWBAフライ級における「準チャンピオン」といいますか、「第2チャンピオン」ってことですから…


世界的にもそういう位置づけですので、TBSの表現の仕方はちょっとごまかし気味、といいますか、とぼけているといいますか、そこも気に入らないですけれど、これは亀田兄弟のころから同じですから、もう怒るだけ無駄ですね…




…地味に井岡選手がソーサを封じ込めながら有効打を重ねる展開が続いているわけですね?


井岡選手、喰わずに当て続けて気がつけば最終ラウンド


しかし、内藤大助さんの感情豊かな庶民の奇声解説は笑えますっ


好き嫌いあるだろうけれど、僕は嫌いじゃないですよ(笑)


あぁ、判定になりました


119-109 119-109 120-108


勝者は井岡選手でした


ってことで、お疲れさまでした




…エストラーダ? ロマゴン? アムナト? 


で、どんな他団体チャンピオンの名前が出てきますかね?


最強への道はまだまだ険しいですね

御愛読感謝


つづく