今回は回復期リハビリテーション病棟での取り組みのお話です。

 

梅雨に入りジメジメした気候で、だんだんと蒸し暑くなってきましたが、6月某日、そんな暑さを吹き飛ばすような楽しいイベントが、回復期リハビリテーション病棟で行われました。


今ではすっかり当院の名物企画となっている

 

「デザートビュッフェ」 です!


今回は一足早く七夕をテーマにして、

初夏の清涼感ある4種類のデザートメニューを、

栄養士が一つひとつ丁寧に作ってくださいました。

 

もちろん、ビュッフェスタイルですので、

選び放題・食べ放題!

 

普段のお食事ではあまり食べようとしない方もパクパクと食べて私たちスタッフを驚かせたり、皆さん笑顔で楽しくお喋りしながら、リハビリの合間のホッとするひと時を過ごされました。
 


 


 
(デザートを自分で取りに行き、自分でお皿に載せているところ。ご自身で出来るところは行ってもらいます。スタッフが安全に実施できるように必要最小限の介助を行います)


 
(テーブルクロスを用意したり、ビュッフェを楽しめる環境作りは看護師が中心になって行いました)

 

 

当院のデザートビュッフェの大きな特徴としては、

嚥下障害の患者さん用のデザートも用意している所です。
 
(フルーツタルト 奥:普通食用 手前:嚥下食用)


この写真はフルーツタルトです。

奥にあるのが普通食用手前にあるのが嚥下食用です。

見た目はシンプルになりますが、フルーツソースがかかって、お菓子の生地の部分もシロップにつけて舌でつぶせるほど軟らかくして、嚥下障害の方でも美味しくいただけます!もちろん、誤嚥があってはいけないですので、言語聴覚士さんがそばについて安全に食べていただく配慮を行います。

 

食べることは、生活をしていく上での楽しみや生きがいにもなります。

デザートビュッフェは、「食」を通じて患者さんが笑顔になることができる機会であり、「食べること」の大切さを毎回認識させられます。

 

当院の言語聴覚士さんは、摂食・嚥下のリハビリを通じて、食支援の中で、その方の「楽しみ」「喜び」をできるだけ引き出すことができるように努めています。その取り組みを私たち看護師は引継ぎ、リハビリ時間以外の場でも、質の高いケアを提供できるように心がけています。

 

そのためには、言語聴覚士さんと看護師の報連相がとても大切です。

 

チーム医療の実践は患者さんの療養生活の質に大きく影響します。


デザートビュッフェに限らず、普段のお食事においても、患者さんの支援を十分にできるように今後も言語聴覚士さんや栄養士さんと力を合わせていきたいと思います。

 

 

最後に今回のデザートビュッフェで大人気だった

『七夕ゼリー』のレシピを

ご紹介させていただきます。

クックパッドに掲載していますのでこちらをご覧くださいニコニコ

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。