昨年は、
堂々と、「アメリカファースト」という大統領や、
「都民ファースト」、という都知事が、当選した。
ここ、砺波市においても、行政は
「砺波市民ファースト」
であるべきなのだろうか?
私はそうは思わない。
住民を大切に思うのは当たり前のことだが、
元気な人は、放っといてもがんばってくれる。
行政が気にすべきは、
子供年寄り女性・病気障害貧困ほか、いわゆる社会的弱者だろう。
社会ではなく、家族の中で、
当たり前にケアされている弱者なら、
社会は、その家族をケアしなければならない。
特に、
まだ有権者でもない、声を上げることもない、
それでも未来を彼らに託さざるを得ない子供たちに、
夢と自由と幸福を、保障したいと思う。
個人的な感情としてもそうだが、
それが、「全体の幸福」のために、最も効率的だから、である。
自分たちだけではない。
世界中の、まだ生まれてもいない子々孫々も含めて、
未来の人類のために、今なすべきことは何か。
それを語ることこそが、行政の役割なのではないか。
こどもがイチバン、「チルドレンファースト」
であるべきだと、私は思っている。
こどもたちのためにも、
苦労を苦労と思わないお母さんを、もっと楽にするべきだ。
年寄りの知恵を、子供たちに伝えていくべきだ。
何が起こっても未来を見失わない、人と人との信頼関係を育てたい。
どんな暴力にも、毅然と立ち向かわなければならない。
日本海と山々の恵み、となみ野のこの美しい環境を、壊してはいけない。
後世に恥ずかしくない、持続的な経済の仕組みを考えていくべきだ。
◇ ◇ ◇
市議選の投票まで20日。告示までは2週間を切った。
政策や公約は、羅列による「総花」でもいけない、
単なる現状の批判でもいけない、
「一本の幹と、そこから広がる枝葉」であるべきだと思っている。
私の一枚看板、「チルドレンファースト」なら、
多くの人の、行政への期待や願いと、重なるところが多いのではなかろうか。