今日のデモには、「一億玉砕」の旗を持って行った。

どこかの総理大臣が、
「一億総活躍社会」と言ったらしいが、その中身と、これまでの政権のやっていることをみれば
私には、「一億総玉砕社会」としか聞こえないのである。

玉砕


「一億総活躍社会」のための、新3本の矢、というのがあるそうだ。

GDP2割アップ(500兆円→600兆円)という、「希望を生み出す強い経済」は、たぶん、インフレで達成して、庶民の貯金を目減りさせるのだろう。
希望出生率1.8の、「夢をつむぐ子育て支援」には、何ら具体的な道筋が示されていない。
生まれてくる子に、大学卒業に至るまで無条件で、毎月ひとり5万円を支給すればいい、と私は思っているが、ケチな自民党はそんな金はないというだろう。だが、資本主義社会で、「子は宝」というのなら、社会として、それに見合うコストを負わなければならない。
介護離職ゼロで、「安心につながる社会保障」というが、自分が離職しなければ、介護は他人に金を払ってやってもらうしかない。施設と人件費は、自己負担か税金だろう。現場の労働力は買いたたかれ、税金は増えること、火を見るより明らかだ。

活躍せよと言われても、心配事ばかりだ。
何の活躍をしろというのか。

しかも、集団的自衛権で、自衛隊をアメリカに売り、
辺野古では、地元の反対を力でつぶし、沖縄の海まで米軍に売り渡す。

TPPでは、国内経済を巨大多国籍企業に売る。
影響の出る業界には、補助金でもばらまくのだろう。

原発事故で使い物にならなくなった福島県の広大な国土を、
除染と称する「おためごかし」でかき回す輩に、予算をつぎ込む。
東電の支援にもカネは出続ける。
何の反省もない。あろうことか、次々と再稼働を許す。

売国奴よろしく、国富を内外にばらまいた上で、
夢も希望もないところに向かって、全員がんばれ、ということ、
まさに玉砕戦略、玉砕政権である。

勘弁してくれ。