22日(月)英語の補講が終わって、文キャンの前に、クンちゃんが自転車を持って来てくれた。自転車の購入を、専門知識を持っているクンちゃんに依頼していたのだった。白の真新しい自転車に乗って、早稲田から世田谷の自宅まで帰る途中、大久保通りあたりでいきなり事故った。脇道から飛び出して来た自転車に横っ腹を突かれ、相手の前輪が僕の左足を直撃した。瞬間、激痛が走った。骨折か、脱臼か? と思った。僕が「あ~~う~~! あ、ああ足、千切れた!」とついオーバーなリアクションをしたので、相手の男性はすっかり青ざめていた。一応、後で何があるか分からないので、警察に届けておこうと思い、近くの交番まで足を運び、事情を話し、事故の事実を届けておいた。翌日は痛みも無くなり、多少の腫れも減ったので、一応一安心である。
 しかし、自転車は危ない。え? 何故、自転車を買ったのか?って? それは、ひ・み・つ! って大した理由は無いんだけどね・・・・・・・ちょっと、その辺ぶらつくのに、便利だから・・・・・・・・途中、渋谷のど真ん中を通る。しかし、渋谷って凄いね~人がわんさかいる。自転車で歩道を走れないくらい。顔に異様なメイクを施した若者達が、パラパラを踊りながら何か物を売っている。地べたに座って、アイスクリームを舐めながら、煙草を吸っている。そういう若者がわんさかいる。この国、大丈夫かな? なんてふと思う。週休2日のゆとり教育の弊害。こんなに社会は不景気なのに、ゆとりなんて言っている余裕があるのか? と首を傾げたくなる。あまりに基礎学力が無い社員が多く、会社に入ってから、毎週基礎的学力の試験をする会社も少なくないらしい。数学、いや算数は、33+18+140÷0,5×0,07=  とか、国語は、非業、帰趨、隘路、カツ(漢字出ない)目、等読みと意味を記せなど・・・会社に入ってから基礎学力をつけるために勉強するなんて、どんな社会になったのだろう?・・・・・・・・・左足を半分引き摺りながら、やっとのことで家に着いた。もう、汗びっしょり、足はジンジン、最初からこれじゃ、先が思いやられる。
 その後、学校の仲間の前期の納会を家でやった。クンちゃんが、新人の漫才師をゲストとして連れて来たので、何故か彼らとトリオになり即興でホモネタを作り、皆の前で披露した。山ちゃんにだけは、とても受けていた。若い芸人さんは粋が良くていいけど、どうして最近の若いコンビは皆同じようなボケと突っ込みをするのだろう? これも、一つの時代性なのかな~ 昔、漫才ブームだった時は、全員それぞれ特有の個性があったけどな~どんな世界にも個性的な大物がいなくなり、均質な人間だけになって行くんだろうな~~そう言えば、かの作家・大岡昇平氏が、かつて「偉大なる先人達の3代目のエリート達がいなくなった現在、全てが合理化され論理の時代が到来したなら、全ては小さく、小さくなるだろう・・・・・・・」と時代予測をした。今、その通りになった。
 さあ、今日は、行政学の試験である。さっきまで、勉強していたが、どうだろう? きっと、小さく小さく答案は小ぢんまりと纏められるのだろう・・・・・・・・・