かぶとむし鉛筆(トンボ鉛筆 MONOシリーズ) | 東あずま別邸 ~こだわり文具のこと、徒然なるままに~

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日本の伝統産品を扱うお店の店長。

GALAXY Note IIとSurfaceを持ち歩きながらも
分厚い手帳とノートとボールペンが手放せない元エンジニア
がつぶやく文具blog。

45歳までに文具店を開くつもりの輩が、
大人になった今だから気になる、欲しくなる文具を勝手に紹介。

こどもの頃、初めて対面したとき、

 「かぶとむしっぽくてかっけーなー」

と思った。


8900番の後に手にしたえんぴつ。


MONO(モノ)鉛筆。



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ひとえにMONO鉛筆といっても、

 MONO100 :日本を代表する高級製図用鉛筆

 MONO :高級製図用鉛筆の元祖にしてスタンダード

 MONO-R :高級事務用にしてエコノミーな製図用鉛筆

 MONO-J :MONOシリーズの末弟

など多くのシリーズが出ている。


そして実は前身がある。


HOMO(ホモ)鉛筆。


MONOシリーズの製造元は前回記事の8900番と同じトンボ鉛筆。

そのトンボ鉛筆が三菱鉛筆に先駆けて、1952年黒鉛の微粒子化に成功。国産初の高級鉛筆として発売された鉛筆が「HOMO」だった。


その後、1963年に現行の「MONO」へ名称を改称。

1967年、創業55周年を記念して、最高級鉛筆「MONO100」が発売されている。



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↑今でも<HOMO-GRAPH>表示がある。



この最高級鉛筆「MONO100」、

実はすごいテクノロジーが詰まっている。


紙の上に書いた鉛筆の文字が黒く見えるのは、鉛筆の黒鉛の粒子が紙の繊維のすき間に乗っているため。

書き人は鉛筆を動かしながら、黒鉛の粒子を紙に付けている訳だ。

当然、黒鉛の粒子が細かければ細かいほど、滑らかな書き味になる。


「MONO100」はどうか。


1立方ミリメートルに100億の超微粒子が凝縮した高密度構造となっているらしい。


ん?

100億?


ひゃくおくーーー!?


たった100円ちょっとの鉛筆で。


・・・すごい。


ちなみにさっき出てきた「HOMO」。

 HOMO=HOMOGENIZE

 HOMOGENIZE=均質化処理

黒鉛粒子を均質化したといった意味で名付けられている。



そして、8900番に引き続き、

デカ鉛筆削り風鉛筆立てにMONOを飾ってみた図。



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今見ると、”かぶとむし”というより”高級車”的な高級感を感じる。


で、やっぱりノートに書いてみる。



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感想も書いてみた。


最後に使った硬筆書写用鉛筆はこれ↓



東あずま別邸 ~文具のこと徒然なるままに~




<商品説明>
超微粒子MONO芯を使用し、滑らかで折れにくく、強く、濃く、トメ、ハネ、ハライが表現できる硬筆書写用鉛筆です。3mm 太芯を使用。



MONOなのにブルー。

消しゴムを彷彿させるデザインとなっている。




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