キリストの誕生日は間違っている!。ローマ法王が自ら執筆したキリストの伝記で主張

2012/11/24 00:15

 イエス・キリストの誕生年は西暦元年ではなかった-。欧米で20日発売されたローマ法王ベネディクト16世(85)執筆のキリスト伝記「ナザレのイエス」幼少期編に、キリスト生誕にまつわる様々な常識を覆(くつがえ)す内容が含まれており、物議を醸(かも)している。聖書はキリストの誕生日について記しておらず、多くの学者が論争を繰り返してきたが、欧米メディアはこの著書を機に、誕生年については西暦元年以前(紀元前)との考え方が定着すると予想している。

 21日付英紙デイリー・テレグラフや22日付米誌タイム(いずれも電子版)によると、この著書は「ナザレのイエス」3部作の最終章(176ページ)で、12歳になるまでのキリストを描いているが、既に伊のほか英、米、独、仏など50カ国で計100万部以上を販売。今後さらに20カ国語に翻訳され、72カ国で発売されるという。1部と2部は成人後のキリストが題材だった。

 まさにけた違いの影響力を誇る世界的ベストセラーだが、この著書でローマ法王は、現在のキリスト教の暦の根拠となる6世紀の修道士兼神学者、ディオニュシウス・エクシグウスの計算は誤りだと指摘。

 さらに新約聖書に収められた4つの福音書(キリストの言行録)「マタイの福音書」が、キリスト誕生年のユダヤ統治者ヘロデ大王の死亡年が紀元前4年と説明している点に触れ「キリストの誕生日は現在考えられている西暦元年より数年前だった」と主張した。

さらに、キリスト生誕の場面を描いた絵画に牛やロバなどの動物が登場するが、福音書にそれを示す根拠はないと明言。キリスト誕生に関係する内容の歌「クリスマス・キャロル」や、賛美歌が生まれた大きな理由である天使がキリスト誕生を祝う歌を歌ったとの伝説も否定した。

 衝撃的な内容だが、メディアや学者は肯定的に受け止めている。20日付ロイター通信は、著書がキリストは神の子で母マリアは処女で懐妊し彼を産んだとする「処女懐胎」について多くの項目を割いている点に言及。

 「カトリック教徒は(この著書を読んで)『処女懐胎』や彼の死からの復活といった真実を“信仰の礎(いしずえ)”とみなすべきだ。なぜなら、それらはキリストの創造的パワーの明白な兆候だからだ」と評価した。

 英オックスフォード大学オリエル・カレッジで聖書の解釈について教えるジョン・バートン教授はデイリー・テレグラフ紙に、キリストの誕生日が紀元前であるとの説が学者の間で根強かった点を踏まえ、「ほとんどの学者は法王の主張に同意している。彼の誕生日は恐らく紀元前の6年~4年だ」と明言した。

 また、宗教専門通信社のバチカン特派員アレサンドロ・スペシアル氏はCNNに「法王の狙いはキリストにまつわる伝説を覆すことではなく、彼を歴史上に実在した人物として描くことにある」と説明。

 この著書の英語版翻訳作業に携った高位聖職者、フィリップ・ウィットモア氏もCNNに「キリストの誕生を祝うクリスマスが西洋社会でなぜこれほど崇高な祝典になったか疑問に思う人々への答えがこの著書にある。法王はこの著書で、キリストの誕生がどのように(西洋の)歴史を変えたかについて説明している」と内容に太鼓判を押している。


まぁ、この本で法王が話しているのはキリストの誕生日は12月25日という説は間違っているという事と、

その誕生日は異教徒達の習慣からもってこられたものだっていう事ですね。

キリスト教徒達は聖書が正しいって頑なに信じているのかもしれないけれど。

参考になりそうな動画に字幕をつけていますので良かったらご覧下さいね。

サンタ=サタン そしてどのように全てが異教徒化されたのか