LONDONに行く君へ | 笠原秀幸オフィシャルブログ「おしゃまblog」Powered by Ameba

LONDONに行く君へ

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おしゃまweblogに出たがる俳優 勝地涼くんが

舞台”ムサシ”でLONDON公演に出発するにあたり

”どーしても僕の事を書いてくれないか?”といういう事で

今日僕は、彼に対する手紙をしたためました。


To 君

明日からLONDONに行くんだね。

君がLONDONに行くと聞いて、自分の事のように喜んだ事を僕は、昨日のように思い出します。

おしゃまくん、weblogなんて書いてる場合ではないんじゃないの?

という質問が矢継ぎ早に飛んでくるようなら僕は

アインシュタインの相対性理論と同じぐらい理解ができない質問だと、返す準備はできているんだ。

それぐらいの準備を持って書いています。


君は初めてのLONDONだね。

今回僕は、君に贈りたいものがあるんだ。


それが、この添付されている写真、なんだか分かるかな?

そう、これは僕のお気に入りの革ジャケットについている、”ファー”さ。

何で君は”ファー”を送られるのか、まだ理解できていないよね?


大丈夫いつも通り、そう、君が小学生の時から追ってる背中は今日だって振り返って

優しく君に指南するつもりなんだ。


君は知らないかもしれないけど、英国は貴族の国なんだ。

君は信じられないかもしれないけど、”ロード”であるとか、爵位がついている人がたくさんいるんだよ。


ロイヤルという文化が今も色濃く根付いているんだよ。


そしてこれは君に初めて伝える事だけど

実は僕が憧れているのは、ウィリアム王子なんだ。


これで、僕の習っている英語が、Queen's Englishな理由も理解できたと思うし

僕が普段のJAPAN生活の中で、何も臆していないというのも理解できたと思う。


そしてこれはこの手紙の中で極めて重要なファクターだけど、聞いてくれるかい?

僕はね、”サー”の爵位が欲しいのさ。


これはね、貴族でなくとも、功績を残せば、もらえる可能性があるのさ。

君の知っている人で例えるなら、マンチェスターUの監督も”サー”の称号を持っているんだよ。


どうだい?夢がでかいだろう?追いつけないだろう?


おしゃまくんは”サー”の爵位を狙っている。

これは、君の胸に秘めておいてください。(秘めちゃんのリボン)


さて、勘が鋭くなければ役者という職業はできていないはずだから、もう気づいていると思うけど

僕が君に”ファー”を送る理由が分かったね。


そう、君が英国で抱える、芝居におけるストレス以外のストレスは

いかなるものでも取り除いてあげたいということなんだ。


今日僕は、君に”ファー”の爵位をあげます。


これで君はストレスなく、英国で芝居ライフを送れる事ができると思います。

”サー”だか何だか知らないけど、俺”ファー”だし、ってね。


では、今晩君が寝静まった頃

僕はこの”ファー”をそっと君のポストに投函します。


そして、君の部屋のインターフォンを、そっとピンポンダッシュします。


20代のうちは、その持ってるクラブを思い切り振り抜けば良いと思ってます。

そして、もし君の球が、OBになりそうなら。


僕はJAPANからLONDONに向けてこう叫びます。


ファーーーーーーーーーー!


おしゃまより。