『悪いやつら』(2012)。 | NO MOVIE , NO LIFE.

『悪いやつら』(2012)。

悪いやつら [DVD]/ハ・ジョンウ,チェ・ミンシュク
¥4,104
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カチンコユン・ジョンビョン監督作品 (『ビースティ・ボーイズ』 など)。


あらすじ【1982年、釜山。賄賂でクビになった元悪徳税関職員のチェ・イクヒョン(チェ・ミンシク)は、裏社会の若きボス、チェ・ヒョンベ(ハ・ジョンウ)が遠い親戚であることに気づく。ヒョンベの信頼を得たイクヒョンは、公務員時代に培ったコネと親族の絆を利用。狡猾な交際術を駆使して裏社会でのし上がってゆく。頭脳のイクヒョンと拳のヒョンベ。公務員、ヤクザ、警察、検事など、様々な悪いやつらが跋扈(ばっこ)する中、2人は結束して一気に釜山を掌握する。だが、 1990年にノ・テウ大統領が組織犯罪を一掃する“犯罪との戦争”を宣言したことをきっかけに、2人の間には次第に亀裂が生じてゆく……。(MovieWalkerより)



今作の監督はハ・ジョンウさんを使うことが多いようですね。
前作の『ビースティ・ボーイズ』もだし 
1番新しい『群盗・民乱の時代』もですね。

税関職員という公務員職を
辞めざるを得ない状況にたたされたイクヒョンは
ある日の巡回で大量の覚せい剤を見つけ 
釜山で裏社会を仕切るヒョンベに売りつけに行く。

覚せい剤の取引時 ヒョンベのイクヒョンへの態度が雑。
馬鹿にされ屈辱を感じたイクヒョンは
ヒョンベが自分と遠い遠い親戚だと知り
それを利用し 言うことを聞かせるようにする。

ここまでの流れでイクヒョンがどういう人物かまるっと理解できます。
強欲で自分が欲するもののためなら 人の弱みに付け入り
ときには味方になり ときには敵になり 裏切りなんて朝飯前。
どんな手を使ってでも自分の思い通りに事を進めていく。

反面 ヒョンベは裏社会の人間なので杯を交わした仲なら的な
裏切りなんてもってのほかって考えの人。
次第に意見が合わなくなってきた2人の運命は?

イクヒョン演じるチェ・ミンシクさん。
そうとうイライラしました。
しゃべり方 歩き方 髪質までも 彼の全てに腹が立った。
変に要領がよくて 頭の良くて ずる賢くて・・・。
ホント ムカツク。

ハ・ジョンウさん 裏社会を仕切ってる器の大きさというか
デンと構えている 
肝が据わっている感じがすごくかっこよかったです。

そしてジョンウさん演じた
ヒョンベの右腕:チャンウ役のキム・ソンギュンさん。
いいねぇ やっぱり彼はいいですよ~。
あの独特な髪型といい 小柄なんだけど存在感あるところとか。
今後注目していきたいと思います。

他の配役も結構豪華なんですよ。
マ・ドンソクさん カク・トウォンさん チョ・ジヌンさん などなど。

日本の裏組織のボス役の方は
チェ・ミンシクさんが来日時にスカウトしたらしい。
レストラン「紅虎餃子房」などでおなじみの
際コーポレーションの中島武会長なんだとか。

この方は全然違和感なかったですけど
ヒョンベ演じるジョンウさんがイクヒョン演じるミンシクさんを
このボスに紹介するとき 日本語で「アニキさんです」って言ったのが
超おかしかった。

個人的にはもっとアクションが多く 
バイオレンスな感じなのかなぁ?って思ってたんだけど
意外にあっさりしてました。
話としては面白いんだけど もう少しドタバタあってもよかったのかなぁ?
なんて思ったりもしなくもないです。



2014.10.11