こちらのブログは経済系以外のものしか原則的に書かないが、この問題は経済も当然にからむ。ただそれほど本格的に書くつもりはないのでこちらに。
小池都知事の現在の政策スタンスは、問題の先送りではなく、むしろ都議選での勝利のための問題先送りであろう。
豊洲への移転が遅れれば遅れるほど、その間の機会費用はかさみ、わたしたち都民の税金での負担も増える。その額は数十億円規模に到達し、無視することは到底できない。
以下のように築地市場の土壌調査の結果も想定されたとおりであり、豊洲移転はさらに正当性をもつものとなっている。
小池氏正念場 築地土壌からベンゼン検出、業界団体「豊洲しか選択肢ない」 - ZAKZAK
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20170513/plt1705131530003-n1.htm
東京オリンピックでの判断の遅れも深刻だろう。これもなにか争点化して都議選に活用したいのだろうか?
都議選ファースト、つまりは都民の利害よりも自分の政治的利益の確保を目的としているのならば(そうとしかおもえないが)、単に都庁に巣食うシロアリのようなものに堕したといっていいだろう。
構造的問題はいまや彼女自身にある。