明日、X-JAPANがライヴを行うNYのホールで
本日はVAMPSがライヴを行っていたそうです。
会場にはINAちゃん等が駆け付けてたみたいで
ツイッターで写真を上げたりしていました。

ライヴの様子やお客さんの盛り上がりを知りたくて
色々周っていた所、まぁ‥某ちゃんねるに辿り着いたのですが、
K.A.Zとhideの関係がハチャメチャに書かれていまして、
コレはまぁ、憤慨というか‥正直、呆れてしまいました。

ネットで適当に文章書く人って何なのでしょうか?
ソレがソースとなってしまって、間違いが広がる。
Xやhideはそのケースも多々あるので、他人事ではありません。

せっかくなので、hideとK.A.Zの出会いを簡単に。

元々、K.A.Zは日本での活動は短く、海外で活動していたギタリストでした。
実はhideはおろかX-JAPANの事も全然知らないという
当時にしては珍しい日本人だったワケです。
(hideを初めて知ったのもロケットダイヴから(本当)
ケンロイドを向かえオブリの前身バンドを結成。
CD製作時にプロデューサーとして迎えたのがZILCHのレイでした。
その頃、メンバーも固まりオブリへと改名しています。

で、ZILCHのメンバーだったレイの紹介で
hideがオブリの面々と合う運びとなったワケです。
ソコでhideがオブリを気に入り、
当時を知ってる人は覚えていると思いますが、
誌面などでオブリの大プッシュを仕掛けます。

その甲斐もあって、オブリは着実にファンを増やしていきました。
元々、楽曲もオルタナティヴとPOPが融合していて聴き易かったですし、
楽曲や演奏陣のクオリティが高かった事も特筆すべき事ですが。

かく言う自分もこの頃にファンになった口です。
ケンロイドの妙な日本語歌詞もツボでしたが、
やはり1番心を捉えたのはK.A.Zの(hide曰く)野獣の様なギターだったと思います。
メタル系とは違い、ほぼソロは弾かないけど、
リフやカッティングで個性と凶暴性を現す独特の音。
個人的にはアリスインチェインズのジェリーの音に似ていた事も
K.A.Zのギターのファンになった理由ですね。

で、その後もコトあるゴトにK.A.Zに目を掛けていたhide。
「ちゃんと弾けて、しかもステージでカッコ良いギタリスト」と
K.A.Zをベタ褒めしていたりと本当に惚れ込んでいた様で
ついには「やんなきゃ駄目!入んなきゃ駄目!」と、
かなり無茶苦茶な理由でスプレビへの加入話を持ち掛けます。
K.A.Zは悩んだ様ですが、hideに押し切られた恰好で加入。
いきなりの仕事が曲も覚えてない状態での撮影だったりと
結構バタバタした活動ばっかりだったそうです。

一緒にいた期間がそうは長くは無かったK.A.Zの
hideへの印象は「いつも何か怒ってる感じの人」だったとか。
この時期はヂルチやスプレビの件、Xの解散、KUMA君の怪我、
その他諸々、今考えると本当に精神的に疲れたいたんだろうなと思います‥

そして、彼は去ってしまった‥

オブリから亡きhideに捧げられた曲を‥
FUTURE WOMB


その後、K.A.Zはオブリを解散。
土屋アンナやTETSU69、INAの活動、HYDEとの出会い。
オブリ再結成、VAMPSの結成。
そして、今に到ります。

hideが残したギタリスト‥と言うには実は余りにも短い二人が共有した時間。
しかし、K.A.Zは間違い無くhideやZILCHの音の遺伝子を受け継いでいますし、
生前のhideにも大きく影響を与えていたと思います。

個人的にはやはりオブリでギターを弾く彼の音が大好きだったので
早くオブリでの活動も再開して欲しいと思っています。
FAKE?も悪くは無いのですが、やっぱりケンはK.A.Zと組んでこそなんだよね‥

最後に復活したオブリの曲を
Never Ending

くぅぅ~‥やっぱりカッコ良い!!!
ホント、爽快感と凶暴性が同居している気持ちの良いギターです♪
個人的にはこの曲も収録されている現在で最新のアルバムの
ラストを飾る名曲「Microchipped」を紹介したかったのですが、
ネット上には映像がありませんでした‥残念(汗)

いつかまた、改めてオブリの解説文も書きたいと思います。
今回はこの辺で★

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