★2007/6/18 後楽園第3試合
スーパーフライ級8回戦
佐藤洋太(当時9勝2敗) 対 殿村雅史(当時8勝2敗)
【1R】
殿村はサウスポー
序盤はジャブで牽制、長い距離からの攻撃で互いにヒットなし
中盤、佐藤が打ち終わりに右ボディを数発ヒット、殿村も左右のフックを返すがガード上
終盤、佐藤が右フック2発、殿村も連打で応戦 (互角)
【2R】
佐藤がワンツーで先制、しかし積極的に出るがあと続かず
殿村がコーナーに詰めて連打を放つが、佐藤が押し返して右カウンターヒット!
その後、中央に戻って打ち合うが互いにボディワークでヒット許さず
終盤、ガードを固めて打ち合う中、佐藤が打ち終わりに右フック、右ストレートをクリーンヒット!
中間距離からの打ち合いも佐藤がカウンターをヒット! (佐藤優勢)
【3R】
殿村は好戦的に手数を出すが、佐藤のジャブをカウンターぎみにもらう
打ち合いの中、佐藤の右→左のワンツーがクリーンヒット!殿村がぐらつく所に右アッパーもヒット
完全に佐藤の距離で当たり浅いがカウンターぎみにヒット連発
くっついても、アッパー→離れ際の右でヒット連発
殿村は追うがヒット少ない (佐藤優勢)
【4R】
このラウンドも佐藤の早い右で殿村の顔を跳ね上げる
打って離れて佐藤の真骨頂、戦闘機ばりのスピードで撹乱
殿村も追い回して、右クロスをヒット
しかし佐藤はガードから打ち終わりにヒット
殿村が止まればワンツーとヒットを重ねる (佐藤優勢)
【5R】
接近戦で打ち合うが佐藤は離れ際にジャブをヒット
そこから殿村がもぐって来たところに右カウンター→左右アッパーをクリーンヒット!
殿村ダメージあるがゾンビのように追い回す、
しかしまたもや佐藤の右カウンターがクリーンヒット!、殿村ぐらつく
佐藤のペースでヒットを積み重ねるが終盤KOを狙いすぎ大振り
殿村が連打で逆襲、数発ヒットを奪う (佐藤やや優勢)
【6R】
先手は殿村だが、先制ヒットは佐藤
このラウンドもガードを叩かせて、打ち終わりに必ずヒットを奪うしたたかぶり
さらにロープに追い込み右アッパー→右左右をクリーンヒット!
その後も佐藤は合わせるようなカウンターを連発するが殿村倒れない…
異様なタフさを見せる (佐藤優勢)
【7R】
このラウンドは佐藤が先手、右ストレートで動きを止める
さらに足を使いつつ、要所で打ち合いヒットを奪う
殿村の手数が多く、カウンターを多用するが、1・2・3・4→右ボディなどコンビも冴える
終盤、佐藤の強打がヒットするが殿村やっぱり倒れない… (佐藤優勢)
【8R】
佐藤はスピード衰えず
殿村も底なしのスタミナで手数を出し続けるが佐藤は自在の出入りで殿村を翻弄
中盤、殿村がうち疲れた所へ佐藤の1・2・3・4・5・6・7がヒット、殿村グロッキー
しかし、殿村は前進を続ける、佐藤は足を使ってカウンターで応戦
何度もアゴを跳ね上げるも殿村倒れない… (佐藤優勢)
80-73
79-75
79-75
佐藤 3-0判定勝利
~総評~
手数と前進で活路を見出そうとする殿村に
スピードに乗った出入りとカウンターで迎撃する佐藤
佐藤はサウスポーのファイターを完全攻略
特に、打ち合った時の対応が佐藤の勝機を生み出している。
打たれずに打つ見本のような展開が多く見られた。
ただ、大振りになると途端に距離感を失うところは反省点
最近の試合でも終盤にクリーンヒットを奪われている。
殿村は底なしのスタミナを活かせず完敗
これだけのスピード差があっては仕方ないか…
現在は二人共に日本ランカー
殿村はフライ級の雄、金城からKOでランクを奪っている。
この試合も打たれ強さからの逆転KO、今後も粘りのボクシングに期待。
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佐藤洋太の良いところが存分に見れた試合
カウンターってこんな簡単に当たるの?
って感じにバスバス決まってました(笑
最強後楽園にエントリーしている洋太さんですが
6回戦の戦い方を間違わなければ優勝間違いないでしょう
近日、特集記事をUP予定です