★2008/10/12 後楽園セミファイナル


 53.0Kg契約8回戦

佐藤洋太(当時14勝2敗) 対 大原康明(当時8勝3敗2分)


【1R】

積極的なジャブの刺し合いはスピードで上回る佐藤有利

ジャブから右アッパー、右フックをヒット

大原は潜って左右のボディフックで攻める

佐藤はジャブからのワンツー、大原はボディ攻め (佐藤 優勢)


【2R】

序盤は佐藤がジャブでペースを作る

ジャブから1~4、1~3などでペースアップ、右フックもヒット

大原は佐藤の右ボディに合わせて右フックをカウンターぎみにヒット

その後、一貫したボディ攻めで手数豊富 (互角)


【3R】

佐藤のジャブがよく当たる、このラウンドはコンビを混ぜて多彩に攻撃

特にボディを含めたコンビが光る

大原は変わらずボディ攻め、しかし追いきれない

唯一コーナーに追い込んだ場面も、

佐藤が一瞬で体を入れ替えて右ボディをヒット (佐藤 優勢)


【4R】

佐藤がジャブから右ストレートヒット

このラウンドは見合う時間が少し多くなる

互いに単発でヒット奪い合うが手数では大原か (大原 やや優勢)


【5R】

序盤、佐藤は円を描いてジャブを放つ、大原は突進からのボディ攻め

佐藤がワンツーの右ストレートをカウンターでヒット、右ボディも追加

大原は空転、佐藤のスピードが存分に活きたラウンドに (佐藤 優勢)


【6R】

序盤、佐藤は大原の突進を右で抑える形で様子見

しかし大原が一息ついた所に左ボディをクリーンヒット!

中盤、くっついて打ち合う場面もあるが大原は追いきれず

何とかして潜り込みたいが佐藤はカウンターで迎撃

最後はアッパーも追加するが、手数は大原が多い (佐藤 やや優勢)


【7R】

いきなり佐藤が右ストレートを二つヒット

アッパーも入れるが、大原はボディ連打で応戦

中盤、佐藤が右フック→左ボディで押し込むとショート連打でさらに前へ

頭を下げる大原にボディ→アッパーで体を浮かせると

ワンツーからのコンビネーションで猛攻撃!

大原効いているが、頭を下げてがむしゃらに前へ出る

意地を見せて右フックをクリーンヒット!

しかし、最後は佐藤がワンツー連打で反撃 (佐藤 優勢)


【8R】

大原が背水の陣で前に出る

くっついてはボディの連打を繰り出し佐藤は手が出せない

有効打はないが手数多い、スタミナが切れても前進を止めない

体ごと当たりに行くが、最後は佐藤のフック連打で止められた (大原 優勢)


78-75

78-75

78-75


佐藤 3-0判定勝利


~総評~

ボクサー佐藤対ファイター大原

大原は格上佐藤の対策に、潜って左右のボディフックを活用

序盤は有効に使えたが不器用さゆえに応用が利かず動かれると空転

直線のスピードはあるが今後上を目指すなら左右のバランスが必要だろう。

佐藤は頭の低い突貫ファイターに完勝もやや歯がゆい内容

取られたラウンド2つは全て手数負け、ボディフックを簡単に打たせたのが原因か

流れ的に佐藤が負ける要素は0%だが7Rの攻撃の後にもらったフックは回避できたはず

今後、上位のファイターと戦う上で、ボディフックに合わせるパンチが欲しい。

しかし、7Rの猛攻は動きながら多彩なパンチを集めて見せ場を作った

これが出来ると出来ないとではファンの満足度が違う。

ではそのシーンの動画を見つけたので貼っておきます。


TBSガッツファイティング

http://www.tbs.co.jp/sports/boxing/moviebox/moviebox-guts.html


━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─


個人的には洋太さんの上手さが見れた試合でしたが

本人が納得していないようでしたので粗を探しながら書きました(笑


厳しい意見はご本人様のご要望です爆弾


少しの映像ですけど、気になる方はぜひ見てくださいね

サーシャの映像もありますよ。


2試合の映像をご提供くださったYさんありがとうございましたニコニコ

厚かましいですが、出来ましたら次もお願いしまっすあせる


日本スーパーフライ級10位

佐藤洋太


今後も目が離せません目