★2007/12/19 後楽園メイン


 バンタム級8回戦

石本康隆(当時10勝3敗) 対 佐藤洋太(当時11勝2敗)


【1R】

佐藤が先手でジャブからワンツー、石本は距離を取りつつ様子見

佐藤がいきなり踏み込んでワンツーの右ストレートがクリーンヒット!石本ダウン

佐藤は気負わずジャブからの攻め

終盤、体を合わせて押し合い、その中で佐藤の右ボディ→左フックがヒット (佐藤優勢)


【2R】

ジャブで煙幕を張る佐藤に石本が詰めてフック主体のコンビを浅くヒット

中盤、くっついて佐藤がフック、石本がアッパーで応戦

離れると佐藤のペースだがくっついた時の石本のショート連打が映える (石本やや優勢)


【3R】

序盤から接近戦での打ち合い、互いにボディを数発ヒット

中盤、石本がガードを割るアッパー、佐藤がショートジャブをヒット

さらに佐藤が左からの1・2・3をヒット、しかし石本も3つ返す

パンチの交換を繰り返した後、ゴング間際に佐藤の右カウンターがクリーンヒット! (佐藤優勢)


【4R】

佐藤が距離を取ってペースを握る

中盤、近距離からの打ち合いで石本が右フック、佐藤がショートワンツーをヒット

密着状態から互いに渾身のフックを繰り出すがヒットなし (互角)


【5R】

佐藤のワンツーが浅くヒット、石本も詰めてアッパーを返す

ジャブの佐藤、フックの石本の構図

互いにデフェンスを駆使してヒットを許さない (互角)


【6R】

このラウンドも佐藤がジャブでペースを握る

しかし、近距離戦は石本のボディ→アッパーのコンビが冴える

離れ際に佐藤がショートを連打でまとめるが

石本も詰めてボディ→フック→アッパーのコンビで返す

終盤、頭を付けての打ち合いは共に手数旺盛 (石本優勢)


【7R】

距離感抜群の佐藤がジャブからのワンツーをヒット

中間距離以上は石本のパンチは当たらない

終盤、互いに距離を詰めるとボディ合戦、最後はショート連打を飛ばし合う (互角)


【8R】

石本が前へ飛び出すが佐藤は足を使って裁きにかかる

その流れで佐藤の右ストレートがカウンターでヒット

石本は詰めてアッパーを放り込むが佐藤は離れ際にワンツーを返す

再度詰めて石本がショート連打をヒット

佐藤は、すかさず距離を取って激しい出入りを増やす

この出入りの間、石本は空転し佐藤のワンツーが効果的に当たる

しかし石本も負けじと詰めてショートアッパーをヒット

最後は執念の打ち合いで終了 (互角)


*試合終了後、両者抱き合って健闘を称え合う


77-76

77-75

77-75


佐藤 3-0判定勝利


~総評~

スピードに優る佐藤と、コンビネーションなどパンチの多彩さに優る石本

初回に思い切った踏み込みで打ち切った佐藤のストレートが、

石本に距離感を失わせた感じに見えた。

石本のショートパンチはランカーレベル、詰めるスピードがあればすぐにでもランクイン確実。

佐藤は8Rに見せた出入りの激しいボクシングを残り3Rくらいから出せれば、

もう少しポイントに還元出来たよう思える。

しかし、ノーランカー同士の戦いでこんなに感情の入る試合はなかなか見れない。

めちゃめちゃ面白い試合でした。


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大満足の1戦にビールも進みました


その勢いで、かなり偉そうに書いてますがお許しを(笑


もちろん今は酔ってませんよ(笑


KOゲームでなく、この試合を選んでくれたYさんに感謝 m(_ _ )m

本当にありがとうございました音譜


それでは後日、試合映像②のレポートをUPします。

佐藤洋太ファン並びにスーパーフライ級戦線が気になる方はお楽しみに~ビックリマーク