トルコGP決勝。
ウェバーとハミルトンの一騎打ちかと思いきや、ベッテル君がしたたかにハミルトンを逆転。その後は、ハミルトンに揺さぶりをかけられてましたが、ベッテル君はハミルトンをうまくコントロールしながら出来る限りタイヤを労わっていたんでしょう。中盤以降ペースupしてウェバーをオーバーテイクするところまでもっていきました。
ところが、ウェバーはラインを譲らず今年最大の接触事故となってしまいました。
F1ファンの方には知ってる人も多いと思いますが、ウェバーは幅寄せして相手をランオフエリアに追い出したり結構よくしてます。
去年のブラジルGPのオープニングラップでウェバーがライコネンに対して危険なライン取りをしたのは、今でも鮮明に覚えています。
昨日の事故もブラジルの一件も一歩間違えば、車が宙を舞って大事故につながるものです。彼には次やったらライセンス没収するとか厳しい対応を発信すべきだと思います。
しかしよく考えてみれば、レッドブルはコンストラクタータイトル獲得経験の無いチームで、ウェバーもベッテル君もチャンピオンになったことはありません。
これから産みの苦しみの旅に出発するんでしょう。
ただ、昨日のレースの組み立て方を見るとベッテル君はワールドチャンピオンの資格ありだと思います。
いかに早く流れを引き寄せるか?今回の怒りが彼を覚醒させるかに注目です。
マクラーレンはトルコは相性の良いサーキット。サーキットによって好不調の波は激しいと予想しますが、レッドブルがモタモタしてるとハミルトンかバトンにチャンピオン奪われちゃうかもしれないですね。
毎戦ダンプになればバトンが獲るかも。
ちなみに今年マクラーレンに一番相性の良いサーキットはスパ・フランコルシャンだと思います。そこはダウンフォースレベルはミディアムなんですが、ダウンフォースをうまく使う高速コーナーや難しいコーナーもあります。アクセル全開区間が非常に長いので、ミディアムということです。
フェラーリはエンジンが悪いとのことですが、それならザウバーもフェラーリエンジンなわけで、今回遅かった原因は他にもあると見たほうがいいと思います。
モナコでアロンソが酷いクラッシュしたので、スペアパーツの製作に時間を費やしたのかもしれませんが、今年のフェラーリはまだエンジニアも車をよく理解してないのではないでしょうか?
バルセロナでそれなりの速さを見せてるので、トルコもいけると思ったんですが、マシンのパフォーマンスに一貫性がない気がします。
メルセデスはシューマッハ用にロングホイールベースにしたとか言われてますが、僕が監督なら、新車が組みあがってぱっと見てそうしたほうがいいのでは?と思っただろうし、最初のテストでそうしなければと決断したと思います。
今回のメルセデスの変更はドライバーが誰であろうが関係なかったのではないでしょうか。
車の基本的なところを適切に直さなければ、開発も正常にはいかなくなって、その影響は来年以降にまで波及してしまうからです。
ルノーはこれからしばらく相性の良いサーキットが続くと思います。クビサ君に期待。ペトロフに注目。
小林選手は今年初入賞。しかし、これからはいばらの道。Q3進出は厳しくなってくるかもしれませんが、デラロサとの戦いに注目していきます。
もう一つ、地上波の実況に物申すと、今年の日本人F1ドライバーは”唯一”ではありません。山本左近選手がプラクティスに出走しています。
唯一の日本人F1”レギュラー”ドライバーが適当。