★facebook活動のメインステージをfacebookページに移すわけ | ジャーナリスト 石川秀樹

ジャーナリスト 石川秀樹

ちょっと辛口、時どきホロリ……。理性と感情満載、世の常識をうのみにせず、これはと思えばズバッと持論で直球勝負。
3本のブログとFacebook、ツイッターを駆使して情報発信するジャーナリスト。
相続に強い行政書士、「ミーツ出版」社長としても活動中。



きょう2012/10/29からfacebook投稿の主舞台を個人のタイムライン(ウォール)からfacebookページのこのページ「石川秀樹アーカイブス」に移すことにしました。
仕事にからむ投稿はfacebookページに、個人のウォールでは純粋にプライベートなつぶやきのみをします(投稿の20~30%くらいか)。
将来性を考えての決断です。


現状はこうなっています。
このページに「いいね!」してくれた人、つまり「ファン」と言われる人の数は209人。
対して、個人のウォールは友達が3184人、フィード購読519人、計3700人が直接的に僕の投稿を読んでくれる可能性があるわけです。

単純な比較ですが、200対3700。どう見ても無謀なトライです
実際に“実験”した結果でも、不利は明らかでした。
10月19日に「★卑劣な犯人に踊らされる“警察の今”でわかったこと」という記事を書きました。そろそろ投稿の舞台をfacebookページに移そうかと考えていたときです。
それでも、いきなりだと空振りする可能性が高い。
そこで、まず記事をfacebookの『ノート』にして、そのノートを個人のウォールに「シェア」する形にしました。もちろんコメントも付けて。
ウォールからリンクで、ノートに飛んで来てほしい、という計算です。
しかしいつになく動きが鈍い。
結局、不安に負けて2時間後、個人のウォールに全文を(ノートにしないで素のままの文章で)掲出し直しました。
結果は、後の投稿に120いいね! 前の投稿には68いいね! そして肝心の『ノート』には6いいね!(うち2人は家族)しか付かない、という結果でした。


facebookページ惨敗、
『こちらで読んでもらうのは無理かなぁー』とも思ったのですが、
よく考えてみると『これは、出現率の問題ではないか』と思ったのです。
友達のニュースフィードに僕の記事が出た頻度の違いですね。
個人ウォールの素のままの長い長い記事に、それでも100いいね!が付くと言うのは、従来と同じ頻度でニュースフィードに出ているのだ。
一方、「コメント+ノート」形の投稿の出現頻度は低かった。
低いうえに、ノートまで読もうと思った人はもっと少なかった。
このように分析したのです。
記事の質の問題でなく、出現率という数の問題であるなら、しばらく我慢すれば投稿の舞台を「個人」から「facebookページ」に変えることはできるのではないかと思いました。


では投稿の舞台をfacebookページ変えるメリットとデメリットはなんでしょう。


【メリット】
① facebookページは公開であり、facebookの外の人ともつながることができる
② ファンの数に制限がない
③ 検索にもヒットする(SEO対策上もfacebookページは有利)
④ 更新情報がファンのニュースフィードに表示される
⑤ ページに「いいね!」されると、その人のfb友達のニュースフィードに知らされる
⑥ コメントされると、その人のfb友達のニュースフィードにも反映される
⑦ 友達や他のfacebookページの記事をシェアすることで共感が増す(個人アカウントでももちろんできるが、情報をfacebookの外にも拡散してあげることができる)
⑧ ファン数を拡大するための手段が豊富である
   ・メールの連絡先を招待
   ・友達を招待
   ・ページをシェア
   ・広告を作成
⑨ ページを「シェア」の機能がすごい(「メッセージ」横の「歯車」をクリックするか、上記したように「ページをシェア」を使う)。シェアできる場所は――
   ・自分のタイムライン
   ・友達のタイムライン
   ・グループ(複数あっても選択できる)
   ・あなたのページ上(自分が管理者であるfacebookページのこと。複数の場合選択可)
   ・メッセージを送信(友達宛にシェアの記事ごと送信できる)
⑩ インサイトで分析できる
⑪ 「いいね!」だけでなく、表示数も見ることができる(喫感的な投稿効果が知れる)
⑫ ページのアカウントでいいね!した他のfacebookページをまとめて見られる(fbページの「ホーム」はいいね!したfbページのみのニュースフィードである)



【デメリット】
① 友達との交流が切れてしまう(fbページのファンになってくれれば問題ない)
② 「いいね!」やコメントが激減する(1からやり直しだ)
③ 友達の動向をニュースフィードで追えなくなる(個人アカウントで見られる)
④ 友達の投稿に「いいね!」やコメントできない(個人アカウントでやればいい)
⑤ 友達とメッセージのやり取りができない(個人アカウントでできる)
⑥ グループを作れない(個人アカウントでつくればいい)
⑦ タイムラインとfacebookページに同時投稿などの離れ業が使えない
⑧ facebookのいろいろなページを見るための「プラットフォーム」にならない(個人アカウントに切り替えればよい)
⑨ 個人アカウントで書き込むと右隅に飛ばされる(「ページに表示」をすればいい)



列挙してみると、切り替えることのデメリットは②の「いいね!」、コメントが激減する」くらいしかない。
一から出直しというのは確かに辛い。
しかし、初めてfacebookを始めたころに比べれば、それなりにfacebookのことがわかっている。何とかなるだろう。
それに、fbの友達というのは「数を誇る」ためにあるのではない。
交流していなければ実質的な意味はない。
これも自分の場合を例に出すと―――


>3700人の友達・フィード購読者のうち、頻繁にやりとりしている人は280人、このうち顔と名前が完全に一致している人は170人くらい。以上、きのう検証した結果です。
努力している人はもっと多いのでしょうが、僕の場合は「ほぼ300人」が投稿が届き反応を得られる範囲。最大に見積もっても500人~1000人くらいが“到達範囲”だと思えるのです。
それ以外の人たちとは「今後とも末長くよろしくお願いします」とメッセージを交わしていながら、それっきりになっているのですね。


これこそがfacebook戦略の真骨頂、ザッカーバーグがfacebookに仕組んだシステムだと思います。


「同級生、同僚、友達といった現実世界での知り合いとの交流を深め、スムーズにするためのツールになることを意図してfacebookを開発している」


だからこそ、facebookは小さなコミュニティーを作りやすいのです。
その原理はfacebookページにも当然働いていますが、facebookページの原理は個人ウォールの原理とは違う。
僕は、自分の仕事をもっと広めていくことが最終目標です。
それゆえ、オープンな性格を併せ持つfacebookページで勝負をかけたい。
それが仕事のことはfacebookページに書く理由です。



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【筆者から】
僕がfacebookのメインステージとしたのは「石川秀樹 アーカイブス」というfacebookページです。ぜひご覧になってください。そしてfacebookのアカウントを持っていらっしゃる方は、ページへの「いいね!」を押してください。更新情報があなたのニュースフィードに流れます。
このページでは、アメブロの元になる記事も書きますし、短いエッセイなども書きます。
僕がfacebookを使うのは、多くの人とのやり取りが実に簡単にできるからです。
アカウント未取得の人でもfacebookページは見られますので、一度ぜひお立ち寄りください。
そしてもし気が向いたら、facebookのアカウントを取ってください。facebookの回し者ではありません。素晴らしいソーシャルメディアだと思うのでお勧めしています。





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