八幡の武将 〜北条包囲網〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

前回まではこちら⬇️



世は群雄割拠の戦国時代

わしは北条氏康(ほうじょううじやす)です。



1525年、父・氏綱(うじつな)は扇谷上杉家(おうぎがやつうえすぎけ)との和睦を破り武蔵国の岩付城(いわつきじょう)を奪還したのです。

コアラ1度は岩付城を北条氏のものにしたのに扇谷上杉家と結んだ武田信虎(たけだのぶとら)さんに攻められ取られたんだよね。


しかし、扇谷上杉家の上杉朝興(うえすぎともおき)は再び関東管領の山内上杉家(やまのうちうえすぎけ)との連携で逆襲に転じたのです。


氏綱は忍びの小太郎(こたろう)からその報せを聞きました。

小太郎「氏綱様、上杉は武蔵国の我が城を攻め落しながら玉縄城(たまなわじょう)に迫ってきてます!」

氏綱「くっ!武田も動くかもしれん。玉縄城の様子は⁈ 」

小太郎「氏時(うじとき)様が兵を固めて来襲に備えおります。」


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玉縄城跡(玉縄城の場所は現在の神奈川県鎌倉市)


コアラ玉縄城の城主・北条氏時さんは氏綱さんの弟なんだ。


1526年には扇谷上杉朝興は山内上杉家、武田氏だけでなく、古河公方(こがくぼう)の足利氏(あしかがし)、上総国の真里谷氏(まりやつし)、小弓公方(おゆみくぼう)の足利氏、安房国の里見氏(さとみし)と結びつき北条包囲網を形成したのです。




氏綱「これは…守りを固めよ!」




この中から里見氏の里見義豊(さとみよしとよ)が三浦半島から鎌倉に入り北条軍と戦になりました。

この戦で鎌倉の鶴岡八幡宮(つるがおかはちまんぐう)が炎上したのです。

コアラ炎上した鶴岡八幡宮を氏綱さんは後に再興したんだよ。

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現在の鶴岡八幡宮


玉縄城の北条氏時は扇谷上杉家と里見義豊を撃退し氏綱は鎌倉から三浦半島一帯を守りました。


氏綱「なんとか守ったぞ。小太郎、敵は上手く連携してないようだ。それぞれの内情を調べておくのだ。」

小太郎「かしこまりました。」









戦が落ち着いた頃、わしは武術の訓練のため守役の清水吉政(しみずよしまさ)や勝千代(かつちよ)や他の小姓ら家臣とともに狩りに箱根に出たのです。

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コアラ狩りというとイノシシ狩りだね。


ドンドン!

太鼓で子のイノシシを追い詰めていました。

清水「伊豆千代丸(いずちよまる)様、狙いを定めて、矢を放つのです!」

伊豆千代丸「うむ、わかっておる!よ〜し!」




その時!!ザッ!


別の方向から大きいイノシシが現れ、わしの方に向かってきたのです。

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伊豆千代丸「うわっ!」

わしは驚き矢を大きいイノシシに放ちましたが外れたのです。


ダッダッァ!

大きいイノシシはわしに向かって走ってきました。わしは腰を抜かしその場に座り込んでしまいました。


勝千代「伊豆千代丸様!!」


声と同時にわしの前に勝千代が飛び出たのです。


次の瞬間!

勝千代「うわっぁ〜!!」



勝千代は大きいイノシシに跳ね飛ばされたのでした…。











つづく…
コアラ次回をお楽しみに〜