2010年 代表的読書
- 今日で、会社も仕事納めでした。
- 無事に1年間働けたことに感謝します。
さて、こうして年末を迎え、読書会仲間に刺激を受けたこともあり、
今年のmy読書を振り返って、お気に入りの本を紹介したいと思います。
きりよく、10冊を選ぼうとしましたが、名古屋人らしく8冊になりました。(^^;
一応、2010年を代表する意味で、今年発刊された本に絞っています。
繰り返し読んでいる良い本もありますが、今回は除外させていただきます。
それでは、はじまり、はじまり……。
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- まず、世界観を変えよ――複雑系のマネジメント/田坂 広志
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新刊というより、復刊ですけど、最初の代表本はこれです。
本の帯にあったコピーが秀逸です。
すなわち、
「分析ではない。洞察をせよ。」
分解し、分析して、要素から考えるのでなく、
全体から考えよう。
まさに、「機械論」から「生命論」へのパラダイムシフトを
促している素晴らしい本です。
個→全体に大きく視点が変わった1年でした。
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思考脳力のつくり方 仕事と人生を革新する四つの思考法 (角川oneテーマ21)/前野 隆司
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こちらも「システム思考」に関する本になります。
慶応大学の前野隆司教授の本は、2004年末に出版された
『脳はなぜ「心」を作ったのか』がやたら面白く、東京まで講演を
聴きに行ったものです。
あれから、約5年。
新書ではありますが、とても興味深く読ませていただきました。
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未来を変えるためにほんとうに必要なこと――最善の道を見出す技術/アダム・カヘン
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「愛」が大切。
それは分かるけれど、それだけでは何か足らない。
そう、だから、Power and Love
愛なき力は暴力であり、
力なき愛は無力である。
----キング牧師
そんな言葉が紹介されています。
二宮尊徳の名言、
「道徳なき経済は犯罪であり 経済なき道徳は寝言である」
にも通じるところがあるかも知れません。
それでも、最後は究極「愛」だと思います。
しかし、「愛と力」を経てからの「愛」なのではないかと思います。
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ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business .../楠木 建
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2010年の読書に関しては、ある特徴が加わりました。
それは、「読書会」に参加するようになったことです。
名古屋でもたくさんの読書会が開催されており、とても楽しいです。
そんな読書会で、課題本になった本です。
かなりの分量の本ですが、
わくわくしながら、読み進めることができました。
読書会に参加していなかったら、手に取っていない本かも知れません。
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山田ズーニーさんの本です。
これは、しびれます。刺さります。
そもそも、私がアメブロを始めたのも、ズーニーさんの
『おとなの小論文教室』を読んだのがきっかけです。
それだけ、人の心を揺さぶり、行動を変える力のある
文章を書かれます。
それは、ものすごく丁寧です。
ささいでやり過ごしてしまうような、小さな違和感を大切にします。
それを問います。
そして、丁寧に自分や読者と向き合うので、
当然内容が深くなります。深まります。
そうなると、心の琴線にふれてしまうのです。
静かだけど、熱い思いにふれてしまい、
それが伝播するのです。
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コーチングの本です。
私は、名古屋にあるコーチングスクールを修了しているくらい
コーチングに興味があります。
コーチングに関しては、色んな本が出ていますが、
この本は、独自性、内容の厚みに抜きん出ています。
まぁ、1回や2回読んだくらいでは分かりません。
著者のマイケルホールは、相当なエキスパートです。
彼が来日にした時にセミナーを受講しに行きましたが、
その豊富な情報・知識量や実践量に圧倒されました。
この本を読んでの影響は、コンテンツ→コンテキストに
視点がシフトしたことでしょうか。
これからも、何度も繰り返して読むことになりそうです。
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森博嗣さんの本です。
他にも何冊か紹介したいところですが、敢えてこの1冊に絞ります。
今回、取り上げる中で、唯一のフィクションです。
だけど、この世界観。分かるなぁ。
私も理系の大学・大学院生だったので、
かすかにその世界が想像できるような気がします。
もっとも、森先生のように優秀ではないので、
あくまで想像なのですけど。
この本を読んだら、
勉強をしたくなります。
少なくとも、明日、図書館に行きたくなるかも知れません。
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U理論――過去や偏見にとらわれず、本当に必要な「変化」を生み出す技術/C オットー シャーマー
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『出現する未来』でU理論を知って、3年強。
ようやく、翻訳本が出版されました。
実は、まだ読み終わっていないのですが、
読み応えのある、とても興味深い内容になっています。
これまでの深い体験が、どのように表現されているのか。
読み進めるのが楽しみです。
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今年、出版された本としては、この8冊が割とすんなり選べました。
もちろん、他にもたくさんの本にお世話になっています。
以前から繰り返し読んでいる本もあれば、
今年出会った、09年以前に出版された本もあります。
その中には、上記で挙げた以上にお気に入りの本もあります。
新刊でなくても、今年になって、出会えたということは、
ようやくその読者に相応しい自分に近づいたということでしょうか。
すべての本にお世話になっているのに、
それを選ぶなんておこがましいことかも知れませんが、
ある面では意味のあることだろうと思いますので、試みてみました。
お目通しいただきまして、ありがとうございます。