■補正指数について③
前回の続き
ちょうど質問があったのは今回の桜花賞でのレッドディザイアの指数の件です。
エルフィンSでの指数は82でした。そしてジェルミナルの前走が87ですので、誤差で5あります。
オープン特別で相手薄を勝ちあがったレッドディザイアとしては82は十分に高い数字です。相手関係の問題で指数的には高くなりすぎていないだけなんですが、3歳戦ではクラスをまたぐケースが非常に多いのでこのような事も多々あります。当然ですが好メンバーの重賞を使った馬の方が多少は指数が高くなります。それを上手く補っているのが補正です。
レッドディザイアに関してはまだ伸びシロのある82であるのはコメントを見てもらうと分かります。このエルフィンでのコメントは「+2/7馬群を縫うように物凄い脚を使った。クラシック路線でも面白そうな一面を見せたがちょっと次は反動が怖いので調教内容注意。」というもので、この時点でクラシックを意識したコメントを残しています。だからと言ってこれ以上指数を補正しすぎる事はできないのは、2着のワイドサファイアも高くなってしまうなどの理由が出てきますのでそういう兼ね合いからも妥当な補正になります。
予想をする際にはそこにコメント内容から伸びシロがあるという補正と展開や馬場の補正を加えると十分に上位に考えられるのでブエナビスタの対抗として浮かび上がってくるわけです。
こういったクラス間をまたぐ場合などは特にコメントは重要になってきます。
中には相手なりに走れる馬というのもいるので、クラスが上がればそのクラスに順応して相手なりに走るため指数も高くなります。出来るだけ補正でその馬が昇級しても通用しそうかどうかというのを考慮して付けていますが、まだ強い相手とやったことがない状態で過剰評価は出来ないのでよほどの内容じゃないとそういう補正はつけません。
これは勝ちあがれなかった2着馬との兼ね合いもあります。仮に勝ち馬が上のクラスでも勝ち負け出来るレベルであれば差のない競馬をした2着馬は次の同クラスでは確勝レベルの指数になってしまうので、そことの兼ね合いも出てくるので上手い具合に補正を調整しています。
つづく…
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