現在公開中のミステリー映画「インシテミル~7日間のデスゲーム」。その原作者・米澤穂信さん(東京都・32)が新宮町出身ということで、話題を呼んでいる。
米澤さんは斐太高在学中から小説を手掛け、金沢大文学部を卒業後に帰郷し、書店でアルバイトしながらインターネットで作品を発表。
その一つ『氷菓』が平成十三年の「角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門」で奨励賞を受賞し、念願の作品デビューを果たした。以来、日本推理作家協会候補作など次々と話題作を執筆し、特に若者の間で支持を得ているという。
『インシテミル』は時給十一万二千円という高額なアルバイトに参加した十人の男女が、壮絶なサバイバルを体験するという内容。映画は芸能事務所・ホリプロが五十周年を記念して企画したもので、出演者は藤原竜也、綾瀬はるか、石原さとみら、同事務所のトップスターが勢ぞろい。
文藝春秋出版局によると『インシテミル』は平成十九年に初版が発行され、累計五十万部を突破する売れ行きで「今月末に発表される、今年度の人気ランキングが楽しみ」と期待を膨らませる。
米澤さんは高山市民時報社に「ミステリーの楽しみをちょっと斜めから見た遊戯的な小説ですが、映画版が皆様にどう受け止められるか楽しみ」とコメントを寄せた。


-以上、昨日の高山市民時報より-


アルバイトをしていた書店というのが、石浦の三洋堂。
三洋堂へ行くと「当書店の店員だったミステリー作家米澤穂信コーナー」があって、手書きのポスターが掲示してあるそうです。

映画「インシテミル」ご覧ください。